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2023年11月 各塾の4・5年生の算数のポイントを一挙解説

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公開: 最終更新日:2023年10月13日

今回の動画では、サピックス・四谷大塚・日能研・早稲アカ・浜学園の4年生、5年生の算数の11月の勉強のポイントについて、ダイジェストでお伝えしています。

サピックス4年生・5年生の11月の算数のポイント

5年生は速さの文章題がポイントです。

流水算は「上りの速さ・下りの速さ・静水上の速さ・流速」を書き出してから解き始めるのがポイント。
また通過算は必須の作業として「図を書く」ということがということがあげられます。

これらの作業は「できればやる」のではなく、必ず「必須の作業」として行うことが大切です。詳細は動画で確認してくださいね。

4年生は「円とおうぎ形」の3.14計算がポイントです。

3.14の計算に関しては、習熟すると「1×3.14」〜「9×3.14」を覚えてしまうお子さんが出てくるのですが、最近では語呂合わせなどで「丸暗記」させてしまう塾の先生もいるようです。。。

日能研4年生・5年生の11月の算数のポイント

5年生は速さの基本から応用までを学習します。

速さの単位換算でつまずいているお子さんは5年生でも多いのですが、多くは「速さの概念理解」でつまずいています。

お子さんが「単位の変換でつまずいている」と感じている場合は、ぜひ動画を参考に「速さの基本的な概念理解」をお子さんに促してみてください。

4年生は「進行グラフ」を学習します。他塾では「ダイヤグラム」と呼んでいるものですね。

ダイヤグラムを読み取れる、書けるというのは重要なのですが、ほんとうに重要なのは「この問題はなぜダイヤグラムを書くと解きやすいのか」を理解することです。

今後の学習においても重要になることですので、ぜひお子さんに「どうしてダイヤグラムを書くと解きやすいの?」と質問してあげてください。

四谷大塚・早稲アカ4年生・5年生の11月の算数のポイント

5年生は仕事算、水深の変化と比などを学習しますが、この2つの単元は全く異なるように見えて、実は解くときのアプローチは似通っています。

つまり比の考え方を使って、全体量や1部の量(1日にする仕事量や1分に入れる水の量)を比の数字で表して「整数」で処理するところですね。

これまでは小数や分数を使って考えていたものが、大幅に楽に、ミスなく解けることになります。

4年生はサピックスと同じく「円とおうぎ形」です。

「×3.14」の計算をお子さんがどのようにやっているか、ぜひ注意してみてあげてください。

浜学園4年生・5年生の11月の算数のポイント

5年生は「立体図形の1ヶ月」となります。
特に体積や表面積の計算では「考え方、手順は正しいのに答えが合わない」というケースが起こりがち。

考え方や解き方は正しいのに、計算が正確でないために答えが合わず、果ては「立体図形は苦手」となってしまうお子さんが多いのです。

動画では辻がお子さんによくおすすめする「マシンになって計算する」という方法を紹介しています。
まるで自分が機械になったつもりで集中して計算する、1つのマインドセットの方法です。

ぜひ参考にしてください。

4年生は「小数と分数」を学ぶ1ヶ月です。
地味に感じるかもしれませんが、非常に重要な1ヶ月です。

1/4=0.25 1/8=0.125 ですが、このことを「丸覚え」してはいけません。

ぜひ動画を参考に、物語のように小数と分数を理解することにチャレンジしてみてください。

各塾、学習内容も佳境に入ってくる11月。

ぜひ動画を参考にしてくださいね。

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