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中学受験 4年生までは順調だったのに、5年生の今、限界を感じている・・・

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中学受験2018年12月25日12時00分

こんにちは! 小川大介です。

先日、中学受験セミナーの後の相談会で、
5年生のお母さんからこんな悩みを打ち明けられました。

【5年生のお母さんの悩み】
「3年生の2月からサピックスに通っています。
4年生までは、私がきっちり計画を立てて勉強を進めてきたけれど、
5年生の今、限界を感じています。

今はまだα1にいますが、
このままジリジリと成績が下がっていきそうで怖いです・・・」
(小5男子の母)

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4年生の時は成績が良かったのに、
5年生になって成績が下がってしまう子は、実はとても多いのです。

それは、学年ごとの塾のカリキュラムの意味が
理解できていないからだと感じています。

中学受験の勉強は4年生〜6年生まで3年間かけて進めていきます。

そのスタート年となる4年生は、
計算力を高め、言葉の力を増やす年。
つまり、基礎知識を身につける一年になります。

4年生のうちは、算数の問題は公式に当てはめれば、
苦労なく解ける内容になっています。
そのため、こなすだけの勉強をしていても、
点がとれてしまうのです。

でも、ここで大事なのが、「理解」と「納得」です。
何も考えなくても、
公式に当てはめれば答えを出すことはできますが、
この時から考え方を意識しながら解くことが、
この先に伸びにつながっていきます。

これって、どんな意味だっけ?
なんでこの式を使うのだろう?
あれ? 何が違うのだろう?

そうやって、一つひとつ考え方を意識して解いていくのです。

でも、4年生のうちは、考え方を意識してもしなくても、
両者の成績には違いは出ません。

ところが、5年生になると、
両者の違いがじわりじわりと出始めてきます。

大手中学受験塾では、
5年生で中学受験に必要な範囲をおおよそ終わらせます
(社会の公民と歴史の一部を除く)。

そのため、5年生になると、
4年生の1.5倍の勉強量に増えます。
また、扱う内容の難易度が上がり、
応用問題が中心になります。

そうなってくると、4年生の時のように、
ただ公式に当てはめるだけでは解けなくなってしまうのです。
それが、先ほどお伝えした両者の違いです。

5年生になると、なぜその式を使うのかを考えながら、
効率よく解いていく力が求められるようになります。
効率よく解くのに大切なのが、授業の聞き方です。

5年生の勉強量はとにかく多いので、
授業をなんとなく聞いて、あとは家でやればいいや、
というのが通用できなくなります。

そこで、授業中にいかに集中して聞けるかがポイントになります。

先生の説明をメモし、
どこが分かって、どこが理解できなかったか、
理解度によって○△×印をつける。

理解できているところは、より早く正確に解く練習をし、
理解できていないところは、納得の理解ができるまで復習をする。
そのとき、全部やろうとすると大変なので、△を中心に取り組む。

(この"○△×学習法"についてより詳しく知りたい方は、
同じく主任相談員の西村則康先生の著書やブログをぜひお読みください)

つまり、授業中に理解することが効率化につながるというわけです

また、テスト直しも重要です。
テスト直しといえば、
もう一度解き直して正解になればOKと思いがちですが、
それでは本当の理解にはなりません。

テスト直しをする時は、間違えたところを見て、
どこで考え方が間違えていたのか?
という見方で振り返ることが大事です。

どこまでできていて、
どこで間違えてしまったのかを点検していきます。
そうやって修正力を上げていくことが、
成績向上へとつながっていきます。

6年生になると、これまで培ってきた知識を使って、
応用訓練をします。
入試に向けて、得点力を上げるための1年と思ってください。

6年生の9月以降は模試が増え、
過去問にも取り組まなければならず、
やることは山積みになります。
テストを振り返っている時間さえないほどです。

そこで、さらにやるべき内容を絞る必要があります。
大問の中でも正答率が高い問題は必ず解けるようにする。
余裕があれば、少し頑張ればできそうな問題も取り組む。
そうやって少しでも得点力を上げる勉強をしていきます。

中学受験のゴールは合格発表の日ですが、
中間ゴールは6年生の9月です。
この時までにどこまでできているかで、
志望校の選択も変わってくることでしょう。

そこで、中学受験の勉強は、
6年生の9月がゴールであるということを意識し、
そこから逆算して今何をすべきかを考えていきます。

そうやって、各学年の位置づけを理解しておくことが大事なのです。

12月の今は小6生にとってはいよいよ入試本番が迫る直前期。
しかし、小4、小5のお子さんとご家族にとっては
この一年の学習を振り返り、
来年度の学習スタイルを整え直す絶好の切り替え時期です。

この一週間を一年の総括にあて、
2019年をお子さんの力が発揮できる一年にしていきましょう。

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中学受験2018年12月25日12時00分
主任相談員の小川大介
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