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中学受験 直前期は"捨てる"学習を

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中学受験2019年01月08日12時00分

こんにちは! 小川大介です。

年が明け、いよいよ受験本番まで1カ月を切りました。
これまでお子さんの受験をサポートしてきた親御さんにとっては、
もっとも不安が募る時期かと思います。

そんなときは、
"わが子のできないこと"に目が行きがちです。

過去の模試でできなかった問題、
志望校の過去問で解けなかった問題、
いつまでも克服できない苦手単元など、
やらせたいことがたくさんあることでしょう。

しかし、今ここであれもこれも全部やろうとすると、
知識の定着が曖昧になり、
肝心の「本番得点力」につながりません。

ラスト1カ月の学習のキーワードは「絞り込み」です。

入試で満点を取る必要はありません。
過去問を冷静に検討すれば分かるのですが、
正解率が低い難解な問題まで
正解しようとがんばる必要はないのです。

その学校を目指す層の子たちにとって、
比較的平易な問題や標準的な問題で得点を積み上げていけば、
合格点に届くようになっています。

得意な科目があれば、
そこでもう少し上乗せできるとさらに安心です。

この時期の学習は、
志望校の合格ラインを超えることを目標に、
合格のための勉強に絞ることが大事です。

"あと何問解けるだけでいい"と考えると、
学習の方針も具体的になりますし、
気持ちもぐっとラクになります。

でも、実際、学習すべきものと
そうでないものの選択は難しいですよね。
そういうときは、
第一志望の模試の判定で方針を決めるのも一つの手です。

合格判定30%のお子さんは、
まだもう少し知識の総量を上げていきたいところです。

志望校で出題頻度が高く、
本人にとって伸びしろがありそうな単元の問題を解く
"攻めの勉強"を5割、
これまで解けている問題の解法の確認や知識のおさらいをする
"守りの勉強"を5割にしてみましょう。

この学力レベルのお子さんは、
追い上げることが目標となりますので、
入試までの1カ月間は自信を持たせることが
大きな原動力となります。

できなかったものについては
「ひとまず覚えて次にいこう!」と気持ちの切り替えをして、
できたことを褒めてください。

「今日はこれができるようになった」と
できたことを実感させることが大事です。

合格判定50%の場合も"攻めの学習"と
"守りの学習"は5:5で進めていきましょう。
攻めについては、過去問を見て、
「あと1問ここで取りたい」という問題を選び、
塾に類題を出してもらうといいでしょう。

合格判定70%以上の場合は、
攻め4:守り6で、
攻めの割合を落としすぎないことがポイントです。
攻めの学習の割合を減らしすぎてしまうと、
どうしても守りの気持ちが強くなってしまいます。

見たことのある問題で得点しようと、
記憶に頼る姿勢が出てきてしまうため、
初めて見るタイプの問題に向き合う攻めの力が
うまく発揮できなくなりやすいのです。

一方で、過去1年間間違えていないような
「楽勝」問題も要注意です。
解き慣れていて、
ほとんど解法を意識しなくても解けてきた問題は、
無意識にこなしてきているからです。

そうした問題には、
いざ本番でいつもと違った精神状態になった時に、
無意識が上手く動いてくれず、
かといって意識しようにも解法が思い出せなくなってしまう
というリスクが潜んでいるのです。

ですから、「楽勝」と思っている単元や問題についても、
短時間で結構ですから、
解き方や考え方、基本の知識について
ざっとおさらいしておくことをオススメします。

守りの勉強をしていると、
以前できたはずのものを間違えてしまうこともありますね。
でも、入試直前期の今は、
そこを責めてはいけません。

「本番じゃなくて、今気づけてよかったね」

「この問題は間違えてしまったけれど、
こっちの問題はできていたから大丈夫だよ」

「今ここで失敗しておけば本番は繰り返さないから、
一つ安心が増えたね」

とポジティブな声かけをしてあげてください。

私事ですが、受験生真っ只中のわが子も
ここ2週間であれこれとポカを重ねておりまして、
私も妻も、絶賛「ポジティブな声かけ」実行中です(笑)

ラスト1カ月に大事なのは、
合格するための「絞り込み学習」と、
親御さんの前向きな声かけです。

これをしっかり押さえることで、
合否がひっくり返るのは、
中学受験ではよくあることです。

最後までお子さんの力を信じて、応援してあげましょう!

応援する言葉と心は、
子どもをハラハラと見守る親の私たち自身も励ましてくれますよ!!

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詳しくはこちらの記事もご覧ください。
プレジデントファミリー冬号 特集『合格親になる直前セミナー』(P94-97)




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中学受験2019年01月08日12時00分
主任相談員の小川大介
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