中学受験情報局『かしこい塾の使い方』 -> 主任相談員の中学受験ブログ -> 小川大介の中学受験合格を実現する逆算受験術 -> 中学受験 ->受験生を気持ち良く勉強に向かわせる学習環境

受験生を気持ち良く勉強に向かわせる学習環境

このエントリーをはてなブックマークに追加
中学受験2019年04月16日12時00分

こんにちは! 小川大介です。

中学受験の勉強が始まると、
家中に塾のプリントやテスト類が散在し、
片付けては散らかりの繰り返しになりがちです。

何度も言い聞かせているのに、
いい加減な片付けしかできないお子さんに
イライラしてしまうこともあるでしょう。

でも、それは大人目線の要求で、
小学生の子どもにしてみればハードルが高いかもしれません。

そんなことで日々バトルを繰り返し、
お子さんの勉強意欲を削いでしまうようであれば、
受験生にとって勉強しやすい学習環境や片付けの方法を
親子で一緒に考えてみてはいかがでしょうか。

わが家は今春、一人息子が中学受験を終え、
希望の中学に進学しました。
もちろん、わが家も初めは学習環境が定まらず、
親子バトルもありました。

でも、親子で話し合い少しずつ改善し、
本人にとっての理想の学習環境を整えていきました。

中学受験における理想の学習環境とは、
「子どもが気持ち良く勉強ができるかどうか」だと思います。
わが家で実践してきた「5つのポイント」をご紹介しましょう。

「集中できるスペース」を確保する
「学び」にはドリルや塾の宿題のように知識を積み上げていくものと、
体験や調べ学習などから考え方を広げていくものと、
2つのタイプがあります。どちらも大切ですが、
中学受験で必要不可欠となるのは、まずは前者です。

計算や漢字練習、知識の定着をはかる問題集などは、
正確かつスピーディーに取り組めるよう、
勉強に集中できる環境が望ましいでしょう。

近年、リビング学習が注目されていますが、
リビングにはテレビがあるし、
下のきょうだいが遊んでいるというご家庭もあると思います。
生活音が気になって、勉強に集中できないのであれば、
こうした学習は子ども部屋など、
静かな場所で取り組むとよいでしょう。

②思考の整理ができる「ざっくり収納」
子どもは集中して問題に向かっているときや、
調べ学習に没頭しているときは、
テキストや問題集、図鑑などを広げたままにします。

それを見て、「もう少し片付けてよね」
と言ってしまう親御さんがいますが、
勉強に集中しているときは、そっとしてあげてください。
一段落してから、片付けをすればいいだけ話です。

また、そのとき、片付けのハードルはできるだけ低くしてあげましょう。
棚や引き出し、カゴなどを上手に使って、
「ここに○○を戻すだけ」くらいのざっくりとした収納のほうが、
後々まで習慣化されやすいからです。

収納にカラーボックスを使うのなら、
一つのマスに一つの教科を入れるようにしておくと、
勉強が始まる前に「○○がない」「○○はどこに入れたっけ?」
と探す手間が省け、スムーズにスタートが切れます。

③学習は「机の上だけ」と決めつけない
「勉強は自分の部屋の机でしなさい」
「いや、リビング学習がいいそうよ」
などアレコレ言われていますが、
私は「家の中のどこでも学びの空間として使える」と思っています。

例えばその日の学習内容や気分によって部屋を替えてもいいし、
「暗記ものは階段に座ってやるほうが覚えやすい」というのなら、
それでいいと思います。

子どもは一人になりたいと思うときもあれば、
お母さんと一緒にいるほうが安心するというときもあります。

そのときの「やりやすさ」や「心地よさ」を優先し、
子どもに学習空間を選ばせるといいでしょう。
大事なのは、子どもが気持ち良く勉強に向かえるかどうかです。

④テスト類は「とっておく理由」が大事
塾のプリントやテスト類を「いつか見返すかもしれないから」と、
なんとなくとっているという家庭は多いと思います。
しかし、明白な理由がなく保存しているだけなら、
処分したほうがいいでしょう。

復習テストやミニテストのすべてをとっておく必要はありません。
「解き直すために残しておきたい」というのであれば、
「いつ・何を」解き直すのか明確にしておくことが大事です。

「いつ」をはっきりさせようとすると、
たいてい「そんな時間は取れないよね。すっぱり諦めよう!」となります。
他の家庭も同じことで悩んでいますから、
捨ててしまっても心配ありません(笑)

「きれいに片付ける」をゴールにしない
これまで指導してきた生徒の中でも
「突き抜けて頭がいい子」ほど、部屋が散らかっていました。
片付ける時間を惜しんで、勉強に集中しているからです。

だからといって、部屋が散らかったままでいいかといえば、
それはまた別問題。
やはり、家族の一員である以上、
最低限の片付けはするべきですし、
片付けできる力も育てる必要はありますね。

ポイントは、完璧である必要はないということ。
片付けというのは、見た目をよくすることよりも
「使いやすくする」「動きやすくする」ことが大事
であることを念頭に入れ、
ストレスにならない程度に整えていきましょう。

以上が、わが家で実践してきた子どもの学習環境の整え方です。
もちろん、家族のカタチはさまざまなので、
これにこだわる必要はありません。

冒頭でもお伝えしましたが、
大事なのは「子どもが気持ち良く勉強に向かえるかどうか」です。
お子さんにとっての環境を考える際の、
ひとつの参照事例として読んでいただければと思います。

受験生の学習環境については、
詳しくは『AERA with Kids 2019春号』でも紹介しています。
特集内では、お笑いコンビ「クワバタオハラ」のくわばたりえさんのお悩み
「リビング学習をどうしたらストレスなくできますか?」にも答えています。
ぜひ、ご参考にしてみてください。

1281682047_o.jpg

このエントリーをはてなブックマークに追加
中学受験2019年04月16日12時00分
主任相談員の小川大介
中学受験情報局『かしこい塾の使い方』の主任相談員である小川大介が中学受験に関するご家庭でのお悩み解決を中心に様々な情報をお届けします。
Copyright (c) 2008- 中学受験情報局『かしこい塾の使い方』 All rights reserved.