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記述に強くなるには、まずは親子の会話から

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中学受験2019年04月30日12時00分

こんにちは! 小川大介です。

国語のテストの記述が苦手という子がいます。

よく親御さんからも
「感想をあれこれしゃべるのは好きなのに、
書いてまとめるのが苦手・・・・・・。
どうしたら、記述が得意になるのでしょうか?」
というご相談を受けます。

でも、そういうお子さんは、
親御さんのちょっとした声かけで、
すぐに記述が得意になります。

なぜなら、記述は「話すこと」に慣れさせることで
克服できるからです。
しゃべることもあまり得意でない、
体験したことを順序立てて説明するのが苦手という場合は、
まずは「しゃべること」に慣れさせることから始めてみましょう。

「記述対策なのに話す?」
と不思議に思われた方もいるかもしれませんね。
子どもの説明というのは、唐突だったり、
まわりくどかったり、順番がめちゃくちゃだったりと、
「一体、何が言いたいのかわからない」ということが多いものです。

例えば、子どもは「今日、Aくんがすごくおかしかったんだよ」
といきなり話を始めます。
子どもとしては一番印象に残ったところから話しているのですが、
その前後がわからないと、聞いているほうは「?」となりますよね。

こういうときに、「あら、そう」「ふーん」と適当に流さず、
「A くんは何でおかしかったの?」
「どこでおもしろいことがあったの?」
「その時に誰が一緒にいたの?」など、
質問を投げかけてあげましょう。

子どもの話に興味を持って、
「お母さんはその話がもっと聞きたいの」という姿勢を見せると、
張り切って説明してくれるでしょう。

そのときに親御さんが上手に話の筋道が通るように
質問を投げかけてあげると、
話をまとめるのがうまくなっていきます。

はじめから理路整然と話せる子はいません。
でも、親御さんが根気よく付き合ってあげることで、
「人に伝える力=説明力」が身についていきます。

説明する力というのは、
相手の「聞き方」次第でいくらでも上手になるのです。
うまく説明ができるようになれば、
それを文章にまとめることも必ずできるようになります。
つまり、親の「質問力」が大きなカギを握るのです。

書く力を伸ばすには、書くことに慣れることも大事です。
おすすめは「一行日記」です。
一行日記は子どもにとって「書くことのハードル」が低く、
取り組みやすいからです。

一行日記といえば、
今日の出来事を一行でまとめるというのが一般的ですが、
それだと「今日は○○があった。楽しかった」
といったようにワンパターンになりがちです。

そこで、「今日は○○をテーマに書いてみよう」
「もし○○になったらどうする?」などお題を出してあげると、
子どもはおもしろがって取り組みます。

はじめからあまり難しいテーマを与えてしまうと、
勉強のように感じてしまうので、
「GWにやりたいことを書いてみよう」など、
子どもがワクワクすることを書かせてみるといいでしょう。
そうやって、毎日書き続けることで、書くことに慣れさせます。

もう少しレベルが上がってきたら、
「好きな文章を書き写す」ということをさせるのもいいでしょう。
素材はどんなジャンルのものでもいいけれど、
受験対策を意識するなら、
主語述語がはっきりした論理的な文章がおすすめです。

例えば「朝日小学生新聞」の「天声こども語」という短いコラムなどがいいですね。

国語の記述問題の模範解答をそのまま書き写すのもいいと思います。
「記述問題はこういう組み立て方をすると、こういう要素がすべて揃う」
ということが、身体で理解できるからです。

口頭で説明をさせると内容は十分に揃っているのに、
指定された文字数にうまくおさまらないという場合などには有効です。

文字数がオーバーしてしまうときは、
「この言葉を別の言葉に言い換えることで文章を短くすることができる」
という方法を知っておくと、語彙を覚えるときにも、
「あ、この言葉はこうやって言い換えることもできるんだな」
と結びつけて覚えようとするようになります。

こうやって、記述力を鍛えることができるのです。

いかがでしょうか? どれもご家庭でできそうなことですよね。

「記述」というと、なんだか難しそう・・・・・・
と身構えてしまう子は少なくありませんが、
実はご家庭で簡単に鍛えることができるのです。

日頃は仕事で忙しく、あまりお子さんと話ができないというご家庭は、
このGWにぜひたっぷりお子さんと会話を楽しみましょう。

まずは、おしゃべりから始めてみることです。

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中学受験2019年04月30日12時00分
主任相談員の小川大介
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