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子どもの自信を育む親の上手なほめ方

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中学受験2019年10月29日12時00分

こんにちは! 小川大介です。

母:「お母さん、今日は仕事で帰りが遅くなるから、宿題は一人でやっておいてね」

子:「え〜、お母さんが帰ってからじゃダメなの?」

母:「宿題くらい一人でできなきゃ、もう4年生でしょ?」

子:「できないよ〜。だって、算数難しいもん」

やればできるはずなのに、自分一人でやろうとしない。
いつも自分に自信がなさそう・・・・・・。

なにかと自分を頼ってくるわが子の姿を見て、
「もう少し自分に自信を持って欲しいんですけど・・・」
「少しは自分からやってもらわないと困るんですよね」
という親御さんの嘆きをよく耳にします。

たしかにわが子の将来を考えたとき、
自信を持って社会に出ていってほしいと願うのは、
親なら誰しも同じです。

では、そもそも自信とは何でしょうか? 

自信とはまさに「自分を信じること」だから、
結局は本人次第なのではないかと考える親御さんもいるでしょう。
特に50代より上の世代で、
自分自身がこれまで努力して成果を上げてきた方は、
「本人次第」と感じる傾向が多いようです。

日本全体がまだ成長していた時代に社会に出た世代の多くは、
与えられた場で一生懸命頑張れば努力は報われる
という体験を持っているためです。

何をすればいいかがはっきりしている場では、
「できるかできないか」は「やるかやらないか」と
ほぼイコールの関係になりますから、
「やればできる」「できるから自信が育つ」
という思考でやってこられたのですね。

しかし、日本は低成長期に入り、
AIの発達やグローバル化などで
世の中の動きの変化も以前より激しくなりました。

ネット社会となり、情報も人生の進路も選択肢が増えています。
選択肢が増えるということは裏返せば、
迷いが増えるということです。

いまの子どもたちは、「やればできる」と
言い切れない不確実さの中で育っていっているのです。

一歩踏み出せるかどうかは自信の有無に関わってきますが、
その自信をどう育てるのかについては、
今の時代に合わせた工夫が必要だろうと私は考えています。

「やればできる」に基づく自信は、
いわば「根拠のある自信」です。

それに対し、不透明感のある今の時代では、
「根拠のない自信」こそが大切だと思うのです。
「自分は大丈夫」という思いです。

そもそも、自信とは思い込みです。
「あなたは自信を持っていいですよ」
などといった証明書はどこからも発行されません。
発行できるとしたら、唯一、自分自身だけです。

ただ、そう思わせてくれる存在は必要です。

「あなたはいつもおもしろいことを考えるわね」
「あなたは本番に強いものね」
「あなたのまわりにはいつも人がいて楽しそうね」

そうやって自分のいいところを伝えてくれる人がいると、

「へぇ〜、僕の考えることっておもしろいんだぁ〜。
だったら、もっとおもしろいことを考えて、お母さんを驚かせてみよう」

「そうか、僕は本番に強いのだな。
だったら、入試でも緊張しないで解けるに違いない」

と思い込むことができます。

「自分はこういう人なのだ」「こういうところがすごいのだな」
と思い込みが強い人ほど自信が崩れません。
ということはつまり、わが子の自信を育てるには、
本人の思い込みを手伝ってあげればいいということです。

「ほめる」というのは、
子どもに自信を与えるためには絶対に必要な行為です。

子どもが自分に自信を持ち、
自立して行動できるようになるには、
親からどれだけ「ほめ言葉」を渡されたかがものを言います

「うちの子にはほめるところが何もない」
とおっしゃる親御さんは少なくありませんが、
それはお子さんの「すごいところ」だけを見つけようとしているから。

まずは、お子さんをじっくり観察してみましょう。

この時に、誰かと比べたり、
この歳ならこのくらいのことはできるだろう
と決めつけたりするのはNGです。

もし、比べるのであれば、
1年前のお子さんと比べてみてください
そうすれば、小さな成長にも気づけるでしょう。

そうやって、日々お子さん自身の姿を見て、
小さな成長やちょっとしたがんばりを見つけようと意識していると、
自然と褒め上手になっていきます

自分のできているところ、
自分が認められているところを知るたびに、
それが子どもにとって「自信の種」になっていきます。

親御さんの観察次第で、
お子さんの自信の種をたくさんまくことができて、
お子さんの自信もグングン伸ばしていけるのです。

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中学受験2019年10月29日12時00分
主任相談員の小川大介
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