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学校名も掲載中!中学受験で人気の関東・関西の中堅校とは?

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公開: 最終更新日:2021年07月21日

「中堅校」とはどんな学校?

「中堅校」とはどんな学校?

中学受験生や保護者の選択基準として、大学への進学実績よりも、「学校の雰囲気」で選ばれる傾向が見られるのが中堅校です。
ぞくに言う、ブランド力のある「お嬢様校」には、中堅校が多いという印象があります。
中学校側としても、進学実績ではなく、その学校独自の取り組みなどを強くアピールしているのも中堅校の特徴だといえます。

関東の中堅校とは

関東では、偏差値でいうと「御三家」の次に位置する学校が中堅校に該当します。
男子校でいうと、海城中学、早稲田実業中学、早大学院、攻玉社中学、浅野中学、芝中学などが中堅校といえるでしょう。
女子校の場合は、フェリス女学院、洗足学園、吉祥女子中学、鴎友学園女子中学校あたりが中堅校と考えられます。

また、関東の中堅校は進学実績の獲得に熱心な学校が多い傾向にあります。
大学受験に対しての意識はかなり高く、生徒たちにもしっかり勉強をさせています。

関西の中堅校とは

関西では、偏差値50~55レベルの学校が中堅校といえるでしょう。
男子校で代表的な中堅校は、神戸の六甲学院中学です。
また、2017年からは男女共学校になる予定ですが、大阪の高槻中学も関西中堅校の代表格に挙げられます。
女子校で名前を挙げるとするならば、神戸女学院、海星女子学院中学、甲南女子学園です。
大阪の学校は名前が挙がりにくい実状もありますが、。共学校であれば、大阪桐蔭中学校、奈良県の帝塚山中学などが男女共学の中堅校として有名です。

中堅校の特徴

中堅校の特徴

超難関校に合格する生徒は、もちろん努力をしているものの、本当に頭がキレる、天才肌であるという要素を持ち合わせているタイプが多い傾向にあります。
一方で、中堅校に入学する生徒は、真面目でコツコツ勉強をしてきたタイプの子どもたちだといえるでしょう。
どちらかというと、手堅くしっかり勉強をする子どもが中堅校の生徒に多い印象です。

また各学年で、思い出づくりができそうなイベントや、伝統的な行事を行う学校が多いのも中堅校の特徴のひとつです。

各学校の雰囲気を知るには?

入学前に学校説明会や学校見学に行ったときに感じた雰囲気は、実際にほぼイメージ通りになってくると思ってもらっていいでしょう。
ただ、志望校を考える過程で、より具体的な学校の雰囲気をつかみたいのであれば、チェックするべき重要ポイントがあります。

よく塾の生徒には、「学校見学では、その学校の本来の姿を知ろうとするのはやめた方がいい」と話しています。
もちろん、学校見学などのイベントには行ってもらいたいですが、そこにプラスして、実際に在校生が登下校する様子を見ることを強くおすすめします。
なぜなら、学校側が主催するイベント時は、生徒が身構えてしまい普段の様子とは少し違った雰囲気になってしまうこともあるからです。
学校イベント以外は校内に入りにくいとは思いますが、できれば通常時に学校の近くまで行ってみて、生徒が実際にどんな様子かを見てみた方がいいでしょう。
やはり6年間という長い期間、子どもが通学する学校なので、受験する中学は慎重に決めるようにしてください。

スポーツで有名な中堅校について

中学受験をしようとしている家庭の中には、スポーツや部活動の充実度を基準に志望校を選びたいと考えているケースもあるでしょう。
中堅校には、たしかにスポーツで有名な学校もあります。
ただ、中学受験の学校選びでは、やはり学習面を基準とする場合が6~7割と大多数で、スポーツや部活動を基準とする場合は3割程度です。

例えば、関西には野球で有名な大阪桐蔭という学校があります。
しかし大阪桐蔭は、別途「スポーツ枠」というものを設け、生徒の募集をかけている学校です。
この事実からもわかるように、中学受験においての学校選びの選択基準として、実際にスポーツや部活動を重視される家庭はあまりありません。

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