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2015年甲陽学院中学校 入試問題分析 国語1日目

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総評

2014年度と比べ、1日目は受験者平均点がほぼ同等、2日目がやや下がりました。1日目は、熟語の問題など出題傾向がかわった部分と例年通りの部分が混在しています。論説文がやや易しく、物語文の難度が高かったので、大問2が合否に影響した可能性があります。

出題範囲と難易度

※難易度はAからEの5段階で評価し、Eの難易度が最も高いものとしています。

国語1日目
  1. (1)論説文 難易度C  (2)小問6題 難易度B
  2. (1)物語文 難易度D  (2)小問6題 難易度C

受験者平均得点、合格者平均点

  2014年度
平均点
2015年度
平均点
国語1 受験者 63.1点 62.0点
合格者
国語2 受験者 69.5点 62.1点
合格者
国語計 受験者 132.6点 111.3点
合格者 138.1点 117.7点

各問の解説

1 (1)論説文、(2)小問6題

(1)具体例が多く、詩が引用されているので、初見では戸惑った受験生も多いかと思います。
(2)小問6題の中で、記述問題が4題、抜き出し問題が1題、知識問題が1題の構成です。
記述問題は、自分で言葉を補うタイプの設問が中心です。理由説明の問題が出題されていない点は、例年と傾向が異なります。
問1.具体例の中での筆者の心情を捉える必要があります。ここでも、例年と傾向が変わったのかと思う受験生がいたかもしれませんが、傾向はほぼ変わっていません。
問2.抜き出し問題です。対比内容を掴み、具体例を探します。得点しなければならない問題です。
問3.対比されている言葉を掴んでから、その言葉の入っている内容を把握し、それと対比する形で記述を行う必要があります。
問4.本文の文章を使いながら記述をするタイプの問題です。得点したい問題です。
問5.具体例の内容を自分で抽象化する力が必要です。
問6.熟語の問題です。2段構成になっていて、1つ目の問題で出題された漢字を使って、別の熟語を作るという問題です。これまでに出題されたことの無い形式ですが、難易度は低いので、8割以上の正答率を狙いたい問題です。

2 (1)物語文、(2)小問6題

(1)例年通りです。登場人物や出来事などを把握し易い文章です。
(2)小問6題の中で、記述問題が4題、記号問題が1題、知識問題が1題です。
問1.副詞の言葉を入れる記号問題です。過去問にも高い頻度で出題されていますし、難易度は低いので、全問正解すべき問題です。
問2.言動理由を説明する記述問題です。言動理由は、毎年、出題されています。
問3.性格を説明する記述問題です。甲陽では珍しいタイプの設問なので、対策は取っていなかったと思います。毎回の読解演習で、性格を把握しながら読む習慣が付いていなければ、解答に時間が掛かったかもしれません。
問4.比喩内容を説明する問題です。前後の文脈から解答を導き出せます。難易度は低いです。
問5.記述問題です。心情変化のきっかけを掴む必要があります。
問6.熟語の問題です。これまでに出題されたことの無い形式です。小学生にとっては難しい問題も含まれています。

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