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2015年灘中学校 入試問題分析 算数2日目

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更新: 2015年02月26日 公開:

総評

どこの中学を受験するときも同じですが、灘中を受験するときは特に「問題の選択」が重要です。
1日目は60分で15~16の解答欄を埋める試験です。合格するためには65%を越える11問を選択することが必要ですから、4~5問の捨て問の発見が鍵です。2枚目にも解きやすい問題がありますので、1枚目に執着しすぎると危険です。
「問題の選択」は普段の学習から意識しておくことが大切です。それに対して2日目は60分で大問5題ですから、灘中を受験できるお子さんにとって「時間切れ」ということはおきにくいでしょう。そのため、2日目で一発逆転を狙うということは難しいと考えておく方が無難です。

出題範囲と難易度

※難易度はAからEの5段階で評価し、Eの難易度が最も高いものとしています。

算数2日目
  1. 水問題(設問数3) (1)難易度B (2)-ア難易度B (2)-イ難易度C 
  2. 倍数算と消去算(設問数3) (1)難易度B (2)難易度B (3)難易度C
  3. 5で割ったあまりと場合の数(設問数4) (1)-あ難易度A (1)-い難易度A (2)難易度C (3)難易度C
  4. 直角三角形の相似(設問数3) (1)難易度D (2)難易度D (3)難易度E
  5. 積み木の2回切断(設問数3) (1)難易度D (2)難易度D (3)難易度E

受験者平均得点、合格者平均点

  2014年度
平均点
2015年度
平均点
算数1 受験者 57.2点 41.9点
合格者 73.3点 54.4点
算数2 受験者 49.7点 52.7点
合格者 63.9点 64.6点
算数計 受験者 106.9点 94.5点
合格者 137.2点 119.0点

各問の解説

1. 水問題

水そうに重りを沈める「棒入れ」問題です。
水問題は真正面から見た図を書くという、学んだとおりの解法で正解できます。

2. 倍数算と消去算

テーマは「混合液の濃さ」なのですが、実体は「和と差の文章題」です。
整理して、何が変わらず、何が変わったかを見つければ正解は難しくありません。

3. 5で割ったあまりと場合の数

3の倍数や9の倍数がテーマになりやすいのですが、本問は5の倍数です。
これも条件を整理すればそれほど難しく感じなかったことでしょう。

4. 直角三角形の相似

灘中お得意の「直角三角形相似」ですが、自分でかなりの線を書き足さなければいけない(いわゆる補助線)ので、今年一番の難問だったと思います。

5. 積み木の2回切断

凹みがあるように積み上げた積み木を切断する難問です。切断のセオリー通り、見取り図&投影図を自分で正確に書けば正解できますが、それでも(3)は厳しい問題です。試験会場ではパスしてよいでしょう。

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