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【中学受験】子どもが4年生の時に、お父さんができること

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公開: 最終更新日:2022年06月27日

中学受験のための塾に通い始めると子どもは忙しくなりますが、それでも4年生のうちは比較的時間に余裕があります。
ここでは、5年生以降の勉強のために、そして親子で楽しい時間を過ごすためにも4年生のうちにお父さんができることについて考えてみたいと思います。

4年生のうちは勉強をやらせすぎないこと

4年生の間は、塾と学校の宿題をしっかりやっていれば、まだ大丈夫な時期です。
忙しくなる5年生以降は、夏休みや冬休みも遠出がしづらくなるので、帰省や旅行は4年生のうちに機会を作りましょう。
とにかく「勉強をさせすぎないこと」を念頭に置いて過ごすぐらいがいいのかもしれません。

頭の中に「はてなマーク」をたくさん作っておく

例えば、真っ青な空を見て「今日は空が青いね。なんで今日はこんなに色が濃いのかな」とお父さんが言ったとします。
するとそれを聞いた子どもは「ほんとだ、なんで青いのかな?」と疑問を言葉にすることができるかもしれません。

大きくなるにつれて、自分で自然に疑問が出てくるようになりますが、4年生のうちはまだ親の声かけが大事な時期です。
「この花、おもしろい形をしているね」「どうして野菜は炒めると小さくなるんだろうね」などと声をかけ、それを一緒に調べたり考えたりするようにしましょう。

そうすることで子どもは「世の中にはたくさん不思議があるんだな」「知ることは楽しいな」という実感を積み重ねていくことができます。
4年生のうちにできるだけ多く「はてなマーク」を作っておきましょう。

「はてなマーク」について調べる

子どもと一緒に「はてなマーク」を見つけることができたら、今度はそれについて知り、調べることを楽しむようにしましょう。

今はスマホで気軽に調べることができますが、時間があるときはあえて図鑑などを子どもと一緒にめくってみてください。
家族が揃うリビングに図鑑や辞書、地図などを置いておくと、子どもも自然に「はてなマーク」を自分で調べるようになります。

外出先などではもちろんスマホでもかまいません。
その場で調べてもいいですし、動物や植物の「はてなマーク」なら、スマホで撮影して記録しておくと、あとで調べるときにより詳細がわかることがあります。

これが実は5年生以降の勉強でも役に立ちます。
理科や社会で習うことの点と点が線でつながる瞬間があり、その中に自分が実際に見たり触れたり体験したものがあると、記憶も定着しやすいからです。
自分の手で調べたことは忘れません。
お父さんと一緒に楽しく調べた思い出があると、勉強がより楽しくなるかもしれません。

お出かけ先ではお父さん自身がおもしろがること

博物館や美術館、動物園など子どもの外出先では、お父さん自身がおもしろがるようにしましょう。
子どもがなにかを見ている間にスマホを見たり別のことをするのは論外です。
そういう意味では、お父さん自身が興味関心ある場所を外出先に選べば、自然にお父さんも楽しめ、そういう姿を見て子どももわくわくすると思います。

できれば、出かける前にウェブサイトで下調べを一緒にしておき、「これは絶対に見たいね」「このコーナーはじっくり見よう」と意識を高めておくとよいでしょう。
実際に訪れた時には、気になる展示物の説明を子どもと一緒に読んでみたり、おもしがって見るようにしましょう。
おおげさなくらいがちょうどいいかもしれません。

ただ、子どもが興味を持つかどうかは、好みやタイミング、その日のコンディションなどあらゆる要素が左右することになるので、過度に期待せず、お父さん自身が楽しむ気持ちを忘れずに。
その時はあまり子どもの反応がなかったとしても、あとで「お父さんと見たあの展示、おもしろかったな」と思い出すかもしれません。
また、受験勉強の中で「あ、これ、お父さんと一緒に見たやつだ!」と思い出すこともあると思います。

旅行は事前準備と帰った後も楽しむ

子どもの印象に残る・残らない、興味を持つ・持たないは、ちょっとした親の関わり方によって変わることもあります。

旅行に行く時は、可能な限りルートづくりやスケジューリングを子どもと一緒に考えてみましょう。
そこで何をして、何を食べるのか、どんなところに泊まるのか。そういう話の中で子どもの意外な興味がわかることもあるし、何よりわくわく度が上がります。
大人が決めたルートで大人の後をついていくだけの旅行は、子ども自身が受け身のまま終わってしまいます。また旅行は、予定通りにいかないことを経験するいい機会にもなります。

そして、旅行に行ったあとに一緒に写真を見ながら、思い出を語ることも大切です。
子どもの頭の中に楽しい思い出が残り、ふとした瞬間にそれを思い出すことがあります。
それが勉強で役に立つこともあるので、写真はたくさん撮っておきましょう。

都会暮らしの子には帰省も貴重な体験

お正月などの田舎への帰省も、子どもにとっては貴重な体験です。
普段都会のマンション暮らしをしている子にとってはなおさらです。

例えば、お正月におばあちゃんちなどでたこ揚げをする事もあると思います。
ところでなぜ、たこ揚げが冬の風物詩なのでしょうか。
それは冬の季節風が強いからです。等圧線の間隔が狭いと風邪が強いのですが、冬の天気図の特徴のひとつに等圧線の間隔の狭さがあります。

では、もし夏にたこ揚げをするとどうなるでしょうか。
実際に冬と夏で子どもが実験したらおもしろかもしれないのですが、夏は風が少ないのでたくさん走らないとたこが揚がりません。冬ならちょっと走っただけでたこが揚がったのに…という経験があると、それが天気図の等圧線の知識に体験としてつながり、忘れることはないでしょう。

また、田舎の夜空を見上げて、星がたくさん瞬いていることに驚くかもしれません。
都会で見える星の数とはまったくちがっていて、星の動きの観察もしやすいと思います。
一緒に星座を見つけたり、望遠鏡を覗いてみるとそれは子どもにとって忘れられない体験になります。

学びの入り口はあちこちにあります。
お出かけ先だけでなく、近所の公園や家の台所にもたくさんありますが、お父さんだからこそ、日常生活では味わえない体験を子どもと一緒に楽しめたらいいですね。

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