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ケアレスミス解消法

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更新: 2017年05月24日 公開:

年度替わりの成績変動

塾の学年が変わると、公開テストなどの内容もぐっと難しくなり、成績が一時的に下がってしまうことがあります。もしも満足いく点数が取れていない場合は、対策が必要ですね。

  1. (1)足りないものは何か?
  2. (2)修正が必要なものは何か?
  3. (3)なくしてしまうべきものは何か?

問題点をこの3種類に分類して、それぞれ具体的に手立てを講じていくのが効果的です。この中で(3)の代表選手としては、多くの方が「ケアレスミス」を挙げるのではないでしょうか。

中学受験をする人であれば、気にならない人はいないと言っても過言ではないでしょう。それぐらい、「ケアレスミス」という言葉は頻繁に耳にします。

でも、「ケアレスミス」とは何なのでしょう?
どんな原因があるのでしょう?
どうすれば解消できるのでしょう?

おそらく、自信を持って答えられる人はあまりいないのではないでしょうか。そこでここでは、ケアレスミスというものを真正面から研究して、テストで「あと10点」を守りきる術を考えていきたいと思います。

それって本当に「ケアレスミス」ですか?

「この計算間違いさえなかったら、あと5点あったのに・・・」
「ここで問題の読み飛ばしがなかったら、合格ラインに乗っていたのに・・・」
「どうして最後の最後で写し間違いなんてするの!」

と、日々頭を抱え、時にはお子さんを叱りつけているご家庭は、とても多いですね。受験勉強をしているお子さんのほとんどは、「ケアレスミス」さえなければ5点や10点、すぐに変わってくるものです。

ところが困ったことに、この「ケアレスミス」というものは、なかなか減らせるものではありません。

本気で「ケアレスミス」をなくしたいのであれば、なぜミスをしてしまうのか、その原因を正確につかむことから始めなければならないのです。

何が起きているのかを間違ってとらえてしまえば、対策も間違ったものを選んでしまいますから、問題が修正されるどころか、むしろ悪化することだってあります。正確な原因分析が重要なのですね。

ミスの分析法

「ケアレスミス」といえば、計算ミス。計算ミスを起こす原因というのは大きく分けて二つあります。

まず一つ、数字が縦横にそろっていない。

テストの問題用紙を見てみると、全くの計画性もなく、用紙の中の空きスペースを見つけたら向きもお構いなしに計算を書いていく子がいますね。

こういう子の書く式や数字は位置取りがばらばらなので数字がたて横ともにそろわず、ケタをそろえて見ていく上でも、数字を見比べる上でも、目の焦点をどこに合わせればいいのかが分かりません。その結果、計算間違いが非常に多い傾向にあります。

では、数字を縦横にそろえて書かせるには、どうすればいいかというと、実は鉛筆の持ち方を正しくさせると効果があることが多いのです。

正しく鉛筆を持っていないと、自分の書いている字がじゅうぶんに見えていないことがあります。だから、自分の書いている字を確認するために、たて横をずらして書いてしまったりするのです。

鉛筆の持ち方を注意してみてあげてください。

数字が入れ替わる

二つ目は、数字を見る時に頭の中で数字が入れ替わる、つまり内容を確認していないことが原因で起こるミスです。

例えば、集団塾で算数の授業を見ていると、数字をノートに写す時に、パッと見た画像の印象をそのままノートに写す子が多いのです。すると、目で見た数字を頭の中で写し取ってそれをノートに書く場合に、頭の中で無意識に数字が入れ替わるといったことが起きてしまう。

そういう子は、数字そのものを理解して写すのではなく、その形や前後との空間の空き具合などから、なんとなく数字を見ているからです。

ですから、「8」と見ていたはずが、手元では「6」と書いてみたり、
「72」が「112」になってしまったり、ということが起きてしまいます。

見える化トレーニングの実施

ではどのようにすれば、頭の中で数字が書き換わるのを阻止できるのかというと、「今見ている数字は何なのかを、頭の中で見える化する」ということです。

自分がいま見た数字は「8」だ、そして自分の頭の中で意識している数字も「8」だ、という確認を行うようにするのです。このように、数字を頭の中で見える形にしながら訓練するには「数字を小さな声でブツブツと言わせて、たとえば『23』とか言わせてそれをノートに写し取る。」

そういう訓練をやっていけばいいのです。ごくシンプルな方法ですが、かなり早期に直すことができます。

このように、「子どもの意識の問題」にせず、じっくり観察して対策を打てば、ケアレスミスをなくしていくことはできます。

ぜひチャレンジしてみてください。

この記事を書いた人
主任相談員 小川 大介主任相談員 小川 大介
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