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中学受験で後悔しない「学校情報と選び方」

お子さんに中学受験をさせるとなると、気になるのが志望校です。
志望校ありきで中学受験を決めたというご家庭もあれば、中学受験させるということが前提で、その上で志望校を決めるというご家庭もあるかと思います。
ここでは、志望校選びのポイントについて考えてみたいと思います。

志望校選びの基準を決める

基準を決めて志望校選ぶ

現在、首都圏には約300校の私立中学校があります。
その中から、お子さんにぴったりの志望校を選ぶには、どうすればいいでしょうか。
まず、ざっくりとしたものでいいので、基準を決めることをお勧めします。
たとえば
「偏差値50以下の学校には進学させない」
「通学に1時間以上かかる学校には行かせない」
「男女共学校から志望校を決める」
といった具合です。

その他、志望校選びの視点には以下のようなこともあります。

  • 6年一貫校(大学受験あり)か、大学併設校(大学受験なし)か
  • 宗教教育のあるなし
  • しっかり勉強させる学校か、自由な校風の学校か
  • 規律や礼儀作法に厳しい学校か、そうでない学校か

しっかり親子で話し合い、いろいろな面から検討しましょう。

学校の真の姿を知る

学校の雰囲気を自分の目で確かめる

志望校選びの「基準」は、ご家庭それぞれ。
世間の噂や評判、イメージに振り回されず、学校の真の姿を知る努力をする必要があります。
またお父さん、お母さんが受験した頃とは大きく校風や進学実績などが変わっている学校もあります。

代表的なのは広尾学園。
もとは女子校として運営していましたが(順心女子学園)、生徒数が激減。
廃校の危機とまで言われました。
それが、共学化するとともに学校名を広尾学園に変更、今や都内屈指の人気校に。
2017年の入試では倍率が12倍(1回)にもなっています。

世間で持たれているイメージと実態にズレがある学校もたくさんありますから、以下の様なことに気をつけて情報を集めましょう。

まずは学校説明会です。
学校説明会は、多くの学校で5月くらいから行われ始めます。
数校が集まる形で会場を借りて行われる場合と、その学校単体で行われる場合があります。
お勧めは、学校単体で行われるもの。
学校の校舎や雰囲気なども体感できます。

「説明会などでは『いいこと』ばかりしか言わないから」と考える方もいますが、やはり先生たちの生の話を聞くと、「熱」は感じられるものです。
また校舎や備品などの様子から、生徒たちがどんな様子で普段の学校生活を送っているかも感じることができるでしょう。

よりリアルな学校の姿が知りたければ、実際の通学時間帯に通学路を観察するのもいいでしょう。
学校説明会や文化祭は「特別な日」なので、生徒たちも「よそ行き」の姿であることが多いものです。
普段通学している姿から、より学校の雰囲気をリアルに感じられます。

志望校選びはいつから?いつまでに?

志望校はいつまでに決める

大まかな志望校選びは、中学受験をすると決めたときからでOKです。
この時点では「高望み」と思われる学校でも大丈夫です。
学年が上がり、学力の伸びが具体的になってくるにつれ、志望校を見直す機会をとっていけばいいのです。

最終的な受験校は、6年生の秋、9月~11月くらいにかけて決めていけばいいでしょう。

たとえばサピックスでは9月から11月にかけて「学校別サピックスオープン」が、日能研では9月から12月に「合格判定テスト」が行われますから、その結果などから最終的な志望校の調整を行うご家庭が多いようです。

志望校選びは柔軟に

危険なのは、親子とも「◯◯中学校に合格できなければ、受験勉強してきたことが無駄になる」といった狭い視野になってしまうこと。
もちろん家庭の方針として「◯◯中学校に合格できなければ公立中学校に進学」とすることには何の問題もありません。

しかし、ある中学校に合格できなかったら受験勉強そのものが無駄、というふうな考えに陥ってしまうと、中学受験自体がとてもつらい経験になってしまう可能性があります。
そうなると、中学、高校以降のお子さんの学習に対する取り組みにも影響が出かねません。

志望校選びは、一定の基準のもと、ある程度の「幅」の中で、変更の可能性も含めて柔軟に行うのがいいでしょう。

もちろんお子さん本人の希望もありますが、志望校選びは家庭の方針でもあります。
親子でしっかり話をして、納得のいく志望校選びをしたいですね。

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