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第一志望校決定の時期と注意点について

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公開: 最終更新日:2021年10月18日

今回の動画では、小学6年生の第一志望校を決定する時期、そしてその際の注意点についてお話ししています。

受験校の最終確定は入試直前の12月になりますが、ひとまずの第一志望校として受験する学校の決定は、いつ行えばよいのでしょうか。

ぜひ動画を参考にしてください。

第一志望校の確定は11月が目安

お子さんの第一志望校を現実的に考えるとき、一体いつの時点で受験を決定すればいいのかという質問を受けることが、よくあります。
もちろん最終的な判断はご家庭がすればよいのですが、ある程度の目安として塾の模試の結果や先生のアドバイスなどを参考にすればよいかと思います。

6年生の9月から11月、塾では「●●中学校オープン模試」や「志望校判定テスト」といったテストが行われます。
これらのテストでは、合格可能性が「%」や「A〜E」などのランクで示されることが多くあります。

これらの結果を目安に第一志望校どこにするのか、受験するのかしないのか、などを決めればよいわけです。
判定の見方の目安ですが、動画でもお話ししている通り「最低ランク(20% やEランクなど)だと、かなり苦しい戦いになる」ということを知っておくとよいと思います。

この判定をもとに受験計画を立てていくのですが、具体的な計画はご家庭それぞれでよいと思います。

最終的に受験するかどうかはご家庭の判断

志望校の合格可能性を、模試である程度正確に把握できたとして、その可能性が低い場合、実際にその志望校を受験するかどうかは思案のしどころです。

「この学校を目指してがんばってきたのだから、とにかく第一志望校は譲らない」という考え方のご家庭もあるでしょう。
一方で「この可能性なら第一志望校を変更し、より可能性の高い学校を受験する」という判断もよいと思います。

志望校への思いや考え方はお子さん、ご家庭それぞれですから、一概に何が正解とは言えません。
ご家庭ごとに納得いく判断をされるとよいと思います。

危ない受験計画を立てないように

第一志望校として受験する学校を決めたとして、第二、第三志望や、いわゆる「滑り止め」の学校も受験されるご家庭も多いと思います。
「合格しなければ公立に進学する」というのも、もちろん一つの考え方です。
しかし、万一の場合もどこか私学に進学させたい、という場合はより綿密な実験計画を立てることが必要です。

受験計画の中でもいちばん怖いのが「ギリギリの学校ばかりを揃える」ということです。
お子さんの実力ギリギリの学校ばかりで受験計画を立てると、うまくいけば全部合格ですが、最悪の場合その逆もあり得るからです。

動画では「押さえの学校」という考え方をご紹介しています。

受験校の中に、お子さんが余裕を持って合格できる見通しの立つ学校、なおかつ「この学校なら進学させてもよい」とご家庭が納得できる学校を入れておくというものです。

ぜひ動画を参考に、第一志望校と受験計画の決定について考えてみてください。

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