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女子学院の入試問題の傾向は?その特徴と対応法

女子学院の入試問題の傾向は?その特徴と対応法
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1870年創立の女子学院中学校は、キリスト教による女子教育機関の中では日本で最も歴史ある中学校のひとつです。
ここでは、その女子学院の入試問題の特徴と対応法について考えてみたいと思います。

女子学院の出題の最大の特徴〜問題量〜

その入試の最大の特徴は、試験時間に対する問題数の多さです。
たとえば算数の入試では、試験時間40分に対して、総設問数がおよそ20問から30問もあります。
単純に計算すれば1問にかけられる時間は約1分20秒から2分です。他の多くの中学校が1問あたり約3分程度が平均であることを考えると、かなり短い時間であるといえます。

そのため、その対策にも注意が必要です。問題自体の難度は低めに設定されてはいるものの、合格には必須だと言われる7割に達するためには、的確に問題を理解しスピーディーに解く「処理力」と「正確性」がもとめられています。
もちろんケアレスミスは許されません。

それをふまえると、第1問目の計算問題は反射的に解けるようにしておきたいところです。ここで時間を取ってしまうと、後の設問に割く時間がなくなってしまいます。
小数、分数混合の計算になることは必須。0.25、0.75、0.125などは瞬時に分数になおして計算する、という訓練が必要です。
解き方に迷ったり、時間がかかりそうだと思ったらいったん飛ばして他の問題から解く、といった判断をするように、お子さんにアドバイスするのも良いでしょう。

また、多くの問題は答えだけを求めるものですが、途中式を書かせる問題も出題されます。
解き方を間違えていたら減点対象になる可能性がありますので、注意したいところです。

難問・奇問は出題されないが・・・図形には注意

女子学院の入試問題では、難問・奇問は出題されませんが、短時間で標準的な問題をスピーディーに問いていくことが求められます。
算数は7割〜8割が合格点になります。テンポよく解く訓練を積んでおきたいですね。

算数では、図形問題が多く出題される傾向にあります。
図形問題が苦手なのであれば、この単元を基本の部分から徹底的に、演習を重ねる必要があるでしょう。
また、円周率絡みの問題は毎年のように出題されているため、しっかりと押さえておく必要があります。
角度に関する問題の出題もまた比較的多い傾向にあるのですが、塾の通常授業ではそれほど演習時間を取らない分野です。意識して演習する時間を与えてあげてください。

速さの問題では独特の「わかりにくさ」に慣れる

女子学院の「速さ」の問題に関して大事なのは、表現に惑わされずその筋をつかむことです。
問題の内容をしっかりつかみ、それをグラフや線分図などを用いて整理できるようになるには、過去問を解き込むのが近道でしょう。
問題の表現の分かりにくさにしっかり慣れ、その筋をつかむ訓練を重ね、本番でいつもと違うように見える問題が出たとしても素早く内容を読みとり、正確に解いていける力を身につける必要があります。

以上のように、女子学院中学校の入試問題では、読解力とスピード、的確な判断力と基礎的な知識や正確性が求められます。
スピードに関して言えば、とにかく出題傾向に慣れること、そして時間を毎回細かく計りながらの演習が効果的です。
そして、ケアレスミスがないよう徹底する必要もあります。

速いだけではなく正確で丁寧に解答するよう訓練を積むことが大切です。
他の中学校と出題傾向や問題の量などが違うので、専用の対策が必要となってきます。
塾を選ぶ際にも、女子学院の入試問題の傾向に強い塾や、それぞれの中学校ごとの傾向と対策をきちんと把握し、それに沿った指導をしてくれる塾を選ぶ必要があります。

中学受験においては、両親の存在も重要です。ケアレスミスがいかに致命的かをきちんと言って聞かせたり、一緒に時間配分を考えたりすることで、お子さんの受験を支えてあげましょう。
様々なジャンルから出題される多量の問題を、迅速かつ正確に処理をしていく能力が求められる女子学院に合格するために、標準的な問題を絶対に落とさないよう、ミスをせずに確実に解く訓練をしていきましょう。

この記事を書いた人
主任相談員 前田 昌宏 主任相談員 前田 昌宏
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