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中学受験 個別指導塾の選び方

中学受験 個別指導塾の選び方
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更新: 2017年01月05日 公開:

お子さまの中学受験の対策を個別指導塾で、と考える人は多いのでしょうか?

家庭教師と違って「教室」を持つ個別指導塾は「家に来られるのはちょっと...」というご家庭がマンツーマンの指導を求める場合の選択対象になります。

近年、飛躍的にその数が増えた個別指導塾。この記事では、個別指導塾の種類、中学受験を目指すご家庭が個別指導塾を利用する場合のポイント、注意点などをご紹介したいと思います。

個別指導塾に通わせて中学受験?

子どもに中学受験をさせようと考えたとき、多くの人は塾に通わせることを考えると思います。首都圏では「四大塾」と呼ばれるサピックス、日能研、四谷大塚、早稲田アカデミーなどに代表される大手進学塾を検討される方が多いのではないでしょうか。

関西では浜学園と全国組織である日能研が実績、生徒数とも他を大きく引き離していますが、その他希学園、馬渕教室、能開センターなど、やはりまっ先に通わせることを検討するのは、合格実績があり、自宅から通うのに便利な集団塾、となる場合が多いようです。

では、中学受験の対策に個別指導塾を使うご家庭は、どのような用途で使うのでしょうか?

一般に、小学生が通う個別指導教室には、以下のようなものがあります。

①学校の授業の補習、フォローを1対1や少人数でする個別指導教室

町の個人塾レベルのものから大手のところまで、いろいろあります。そもそも土地柄的に中学受験をする子が少ない地域だと学校の補習が中心となりますし、都心部でも中学受験に対応していない個別指導塾はあります。

②中学受験に対応した内容を1対1や少人数で教える個別指導塾

中学受験に対応した内容を指導する個別指導塾です。学校の補修や中高生の指導もするが中学受験への対応も可能、といった塾もあれば、中学受験の指導を専門としている場合もあります。塾のようにカリキュラム、テキストを決めて、それに沿って指導することが多いようです。

③中学受験専門で、通っている塾のフォローをする個別指導塾

中学受験専門の個別指導で通っている塾のテキストを使い指導し、塾の成績を上げるための個別指導塾です。今通っている塾のテキストを使って指導します。

ここでは、中学受験に対応している②と③の個別指導塾について考えていきます。

中学受験に対応した内容を1対1や少人数で教える個別指導塾

ひとくちに「中学受験対応」といっても、中高生や受験しない小学生が大半といった塾から、殆どの子が中学受験する塾まで、いろいろです。このタイプの個別指導塾の場合、もっとも大きなポイントとなるのは、お子さんが受けたい学校の入試にどのくらい対応してくれるかということです。

志望校対策は、その学校の入試問題を教えればいいという単純なものではありません。出題の傾向とその対策など、どのくらいのノウハウをその塾が持っているかがポイントです。どれくらい力をつけさせれば志望校に合格できそうかは、実は得点や偏差値だけで判断できない部分があります。問題との相性、科目による出題の特性など、お子さんとのマッチングは様々なことを参照して検討する必要があります。

そのあたりが講師任せだったり、確固としたノウハウがないのは、大きな不安材料となります。

次のポイントは、その塾が
  • ①塾に通いながら個別指導塾にも通うことを前提としている
  • ②塾はやめて個別指導塾だけで受験することを前提としている

のどちらの塾であるかということです。

①のタイプの塾の場合、塾以外に勉強が増えるのかどうかがポイントです。お子さんの一週間はただでさえ忙しいのに「苦手対策」ということでさらに学習量が増えると、本末転倒になりかねません。成績不振の原因は、塾の宿題を消化しきれないとうことが多いからです。

②のタイプの塾の場合、カリキュラムが大手進学塾なみにしっかりしているか、そして志望校に関して十分なノウハウを持っているかがポイントです。

また、個別指導塾は一斉塾にくらべて1回あたりの授業料が割高であることが多く、個別指導だけで中学受験を目指すとなると、授業のコマ数(個別指導塾ではよく1回の授業枠のことを「コマ」と呼びます)も多くなり、それなりのコストがかかるということも見逃せません。

中学受験専門で、通っている塾のフォローをする個別指導塾

このタイプの塾は、どれくらいお通いの塾のカリキュラム、テキスト、テストなどに精通しているかがポイントになります。

塾のテキストにはそれぞれ個性があり、使い方があります。また授業の進め方、カリキュラムに対する考え方も塾それぞれです。お通いの塾の授業でわからなかったところを教えてもらうのは当たり前ですが、その塾で成績を上げるためには、テキストをどう使い、授業をどう受けるのが効果的なのか、現状のお子さんが取るべき講座、取らなくてもいい講座は何か、その他「塾とどう付き合うか」を熟知しているかどうかです。

塾に通っている以上、その塾のカリキュラムを最大限に活用し、効果的に使って成績を上げ、合格に近づいていくのが最短の近道です。それが可能かどうかを見極めるには、少なくとも以下のポイントをチェックする必要があります。

お子さんがお通いの塾に関して
  • ①テキスト、テストは十分に研究されているか
  • ②その塾に通う生徒が多く通っているか
  • ③その塾のカリキュラムを把握しているか
  • ④その塾の講座の特性を理解しているか
  • ⑤その塾での教え方、解法、学習方法に精通しているか

上記のポイントをしっかりチェックして、個別指導塾の良し悪しを冷静に判断するようにしましょう。この5つのポイントをすべて満たすには、必然的に授業を担当する講師も「プロ講師」でなければ務まりません。

現在は日能研ならユリウス、サピックスならプリバートといったように、大手進学塾が個別指導塾を併設している場合もありますが、併設しているからその塾のことに精通しているプロ講師が揃っていると安易に考えず、冷静な目でチェックすることが重要です。

いずれの場合も、合格実績をチェックすることは大切ですが、大手フランチャイズのチェーンなどの場合は、発表されるのはグループ全体の合計であり、その教室だけの実績ではありません。お子さんの志望校に、その教室が何人合格させているか(過去にどのくらい合格させてきたか)を確認するようにしましょう。


以上、「中学受験 個別指導塾の選び方」でした。通わせることを考えているなら、十分に資料を集めて冷静に検討、決定したいですね。

この記事を書いた人
主任相談員 小川 大介主任相談員 小川 大介
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