中学受験情報局『かしこい塾の使い方』 -> 受験準備と対策 -> 6年生 4月の過ごし方

6年生 4月の過ごし方

このエントリーをはてなブックマークに追加
更新: 2017年05月25日 公開:

塾では2月から新学期が始まりますが、4月には学校でも新学期になります。
新学期といえば、クラス替えがあり、担任の先生もかわり、クラスメートもかわります。

小学校、そしてお子さんにもよりますが、環境が大きく変化するので、慣れるのに時間がかかることもあるでしょう。
学年がかわれば、学校の授業時間や学校での役割なども変わります。
特に6年生は、登下校や行事、生徒会活動などすべての面において下級生のお手本的な扱われ方になりますから、運動会などでも役割がこれまでになく多くなります。

また、塾以外の習いごとをしている場合、その習いごとに通う曜日が変わるなど、一週間のサイクルが変化する場合もあります。

テストが「高学年向け」に

塾で行われるテストは、2月からすでに新学年の表記に変わるところがほとんどです。
しかし一般に公開募集しているテストでは、問題作成者は塾生以外の一般受験生を意識していますから、新学年の表記になっていても2月、3月は「前の学年向け」、そして4月からの公開テストなどが本格的に「新学年向け」になります。

サピックスの6年生は4月にサピックスオープン、そして四谷大塚系の塾でも第一回の合不合判定テストが行われ、6年生は本格的に受験モードに入っていきます。そして四谷大塚系の塾ではこの月の下旬に組分けテストもありますね。日能研では、はじめて「志望校」という言葉を名前に冠したテスト「志望校選定テスト」が5月から始まり、関西の浜学園でも合否判定テストが4月末に行われますね。

このように、6年生は4月以降、大きな模試がどんどん続きます。
サピックスオープンは4月に始まり6月、9月、11月と続き、四谷大塚系の塾でも、四谷の合不合判定テストが4月以降、7月、9月、10月と続いていきます。

もちろん授業も「6年生向け」に

塾によって若干の違いはあるものの、おおむね進学塾での6年生の位置づけは「まとめと発展・実戦の学習」と位置づけられます。サピックスは「スパイラル方式」と呼ばれる学習システムで、らせん状に同じ単元を何度も繰り返して学習するシステム。学年が上がれば新しい単元も出てきますが、社会の公民を除けば、おおむね5年生まででほとんどの単元の学習を終えるカリキュラムです。

四谷大塚も2012年にカリキュラムを一新し、6年生は総復習と志望校対策の1年と位置づけるようになっています。日能研は少し遅く、6年生の後期から本格的な受験対策の時期になっていきます。

程度は違っても、各塾とも6年生は復習して理解を深め、実戦力をつける時期と位置づけていて、5年生までと同じ単元を学習する場合でも、1段階レベルの高い学習、より入試問題に近い問題の演習などになります。特に入試対策が本格的になる後期には、志望校別特訓の開始など、さらに勉強の負担は大きくなります。夏休みになるまでに、負担が大きくなる学習に慣れておかなければなりませんね。

秋に受験校決定でブレないために、春のうちに決めておくべきこと

3月末から4月にかけての春期講習は、2月~3月に塾で学習してきたことをしっかり復習できる機会で、それを終えた4月は、夏に向けてさらに知識や学力をつけていくスタートです。
ゴールデンウィークまで、まとまった復習の機会はありません。

毎週の塾での学習単元を、もれなく身につけることを最大の目標とし、授業の復習と、理解しづらかった単元のフォロー体制を春のうちにしっかり組んでおくことが大切です。

わからなかったところは、塾の先生に質問して解決することができるのか、家庭教師や個別指導教室などを利用するのかも、夏が近づくまでに考えておきましょう。
特に6年生の夏休みは「大忙し」となりますから、時間の面でも気持ちの面でも余裕がある春のうちに、こういったことをじっくり検討、決定しておくことが有効なのです。

6年生の夏を過ぎて後期に入ると、本格的に志望校を確定すべき時期に入っていきます。
その際、どの時期のテストを最終的な志望校決定の判断材料にするかなども、春のうちに考えておくのがいいでしょう。
秋からは重要な模試が目白押しです。
その時期になって焦らないよう、あらかじめ方針決定をどのテストの結果で行うか決めておけば、ブレずに判断することができそうですね。

この記事を書いた人
主任相談員 西村 則康主任相談員 西村 則康
メルマガ会員限定特典メルマガ会員限定特典
Copyright (c) 2008- 中学受験情報局『かしこい塾の使い方』 All rights reserved.