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夏にやってはいけない3つのNG行動

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更新: 2017年05月17日 公開:

夏休み。
数十日の間、学校がお休みになり、ふだんできないことがたくさんできる、大きなチャンスです。
できればこの数十日の休みを、お子さんの成績アップに繋げたいものですね。
このコラムでは、そんな夏休みに絶対やってはいけないNG行動について3つご紹介します。

NG行動① 成績が伸び悩んでいるのに「イベント講座」に行く

もしも塾で成績が伸び悩んでいるなら、塾が主催する「イベント講座」は避けるのが基本。理由は2つです。

【理由1】成績の伸び悩みには原因があり、それを見つけ出して解決しておくのが先決

成績の伸び悩みには必ず原因があります。夏はその原因を特定し、解決するチャンスの時期です。
学校もお休みで、塾の学習内容は復習が中心。このチャンスを活かさない手はありません。

他のコラムでもお伝えしたとおり、一見時間があるように見えても、けっこうバタバタ忙しいのが進学塾の夏期講習です。貴重な空き時間をイベント講座に費やしてしまうのはもったいないものです。

【理由2】イベント講座のほとんどは「演習型」

ほとんどのイベント講座は「演習型」の講座です。
「演習型」というのは、問題演習が中心で、解いた結果間違ったところや覚えてなかった事項、忘れてしまっていたことを覚え直し、解き方を覚える講座です。

この「演習型」の講座は「今おおむねできている」ことが前提で、数少ない「抜け漏れ」を見つけ出して解決するタイプのものです。
「抜け漏れ」が多いお子さんや、その科目、単元を苦手としているお子さんにとっては身に付けられるものが少ないタイプの講座なのです。

以上2点の理由から、成績が伸び悩んでいるなら、まずすべきことは弱点の補強、勉強の仕方の見直しなどです。イベント講座に出たからといって問題が解決するわけではありません。

まだ4年生、5年生なのに「勉強一色」にしてしまう

「夏は受験の天王山」ということで、親御さんにも力が入ります。

「お盆は塾が休みだけど、割合の復習をさせたいし」
「塾の宿題でやり切れなかったものを、空き日にやらせなくちゃ」

確かにいろいろやらせたいことはあります。しかし他のコラムでもお伝えしているとおり、夏の期間は時間がありそうに思えても、塾の進度がふだんより早くなることから、けっこう忙しいものです。

だからあまり欲ばらず、絶対に解決しておきたいこといくつかにとどめ、塾の宿題にも「完璧」を求め過ぎないことです。

たとえばお子さんが、算数があまり得意でないなら、夏期講習で習った問題の中でも「今絶対に解決しておかなければならない問題」と「将来的に解決したい問題」があるはずです。
また逆に得意なら「たくさんの問題をこなさなくても、もう大丈夫な単元」もあるでしょう。

つまりやるべきことに優先順位をつけることが大切で、その中にはいくらか「遊び」「息抜き」があるほうが、結果的に身につけられるものが多くなるはずなのです。5年生までなら、お出かけや旅行もいいですね。

6年生になる前にモチベーションが下がってしまわないように、バランスを意識して過ごすのがポイントです。

ダメだダメだと思いつつ、最後まで方針転換をしない

「ああ、宿題をこなしているだけになっているな」

そう感じながら、結局は最後までその調子で夏を終えてしまうという例は多いものです。
夏は学習サイクルが早くなりますから、上記のような状態になってしまうことはじゅうぶんに考えられます。
ふだんは週あたり1単元しか習わないのがふつうですが、夏期講習になると(復習単元とはいえ)3~4単元学習することになるからです。

特に成績不振の状態にあるお子さん、その科目が苦手なお子さん、今学習がうまくいっていないお子さんほど、「頑張っているけど身につかない」というサイクルに陥りがちです。
これは別にお子さんが悪いのでもサボっているのでもなく、カリキュラムの進度がふだんより速いのが原因のすべてです。

だから、ダメなサイクルに入っているなと感じた時には、迅速に対処することが大切です。
学習の見直しをするポイントを決めておき、そこで方針の転換が必要と感じたら、思い切って塾を休ませて他の方法を考えるなど、行動することです。

以上、「夏にやってはいけないの3つ行動」について説明しました。
夏休みは過ごし方によっては弱点克服、成績アップの大きなチャンスになります。
ぜひ良い形に長期の休暇期間を活用しましょう。

この記事を書いた人
主任相談員 前田 昌宏主任相談員 前田 昌宏
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