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夏休み 旅行には行くべき?行かない方がいい?

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更新: 2017年05月23日 公開:

体感して疑問から解決へ 考える力を育てる夏休み

夏休みが近づき、家族旅行など計画はどうすべきか悩むところですね。
旅行はお子さんの気持ちを和らげて、普段できない経験をする機会として非常に大切だと思います。

科学館や博物館、歴史的建造物を巡ることで理科や社会への興味が高まり理解を深めることができるでしょう。特に理科や社会に関しては、興味のあるなしで成績が非常に左右されることがあるので、ぜひ親子で旅して体験してみてください。ほかにも全国の大学が開催している小学生向けの夏休み教室に連れて行くのもよいでしょう。

話が旅行から離れますが、塾のテストでは偏差値の高い子が、中学受験では思うような結果を残せないことが増えています。
理由のひとつは試験問題の変化です。暗記中心で公式を当てはめる問題から、自分で考えて答えを導き出す問題へと移っていると考えていいでしょう。つまり中学校が「自分でものを考えることができる子」を求めているのです。

考える力は、「なぜ?」「どうして?」という疑問を感じる気持ちがなければ生まれません。パソコンで写真、動画から疑似体験をすることはできても、自然とのふれあいがなくなり、視覚・聴覚・触覚・嗅覚といった五感が刺激されることが少なくなっています。「体感して疑問を感じて解決する」という、お子さんの才能の芽吹かせるためにも、旅は重要な要素かもしれません。

親の学ぶ姿勢を示して子どもの知的好奇心を

夏休みに塾の掛け持ちをお考えになる親御さんもおられると思います。けれど解法パターンを暗記するだけでは、伸びる脳を作るために有効とはいえません。
覚えた知識をお子さんのものにするには、より「強く印象に残す」ことが重要です。したがって実物を見せることは非常によい方法です。
家族で知的好奇心のアンテナが動くような体験をしましょう。家族でと申し上げたのは、お子さんだけではなく親子で一緒に学んでいただきたいからです。

新しい発見をしたときに「これは、どうしてだろう? ママもパパも知らないから一緒に調べてみようね」と、親の『学びたい』という姿勢を見せてほしいのです。子どもに学んでほしいと思うならば、学ぶ姿を見せ、パパやママの知的好奇心を示していただくのが、いちばんです。

日常では仕事や家事に追われていて、ままならないかもしれませんが、夏休みならば一緒に行動することができるので非常によいタイミングだといえます。パパやママの興味で、お子さんの伸びる脳が、よりよく触発されるでしょう。

計画的に有意義なイベント 絆を深めて新たな気持ちで

最後に夏休みの学習ポイントをご紹介しましょう。

4年生、5年生の場合...

1学期の復習をします。さらに模擬テストでの結果を確認して、できなかった問題の見直しを行いましょう。6年生になると受験モードにシフトするので、学校説明会などに参加してモチベーションアップにつなげるのもいいでしょう。

6年生の場合...

志望校の絞り込みを行い、志望校に合わせた受験勉強にシフトしましょう。塾の夏期講習などで総復習をしていくことになります。つまり学力をつける時期が終了して中学校入試において得点力を高める学習が始まるということです。
けれど6年生からハードな受験勉強に挑んだ場合には、体調不良などをうったえるお子さんもいるので、ペースを考えて進めていきましょう。

受験勉強に不安はつきものですが、ママやパパの不安は以心伝心、お子さんのメンタルにも響いてきます。したがって夏休みにおける親子のリフレッシュは非常に大切です。計画的に有意義な旅行やイベントの計画を組み込んでください。連泊する必要はなく、1泊でも日帰りでも構いません。気持ちを新たに受験に向かえるよう、親子の絆を強めて参りましょう。
そのうえで、「夏休み明けにはいいことがありそうだね」と期待を持って、希望の光が見えるような励ましをお願いします。

この記事を書いた人
主任相談員 西村 則康主任相談員 西村 則康
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