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幼児期から小学3年生までの時期に身につけること〜豊富な生活体験〜

幼児期から小学3年生までの時期に身につけること〜豊富な生活体験〜
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幼児期から小学3年生までの間に、子どもの学びの土台をつくるためにどのようなことをさせてあげればいいのでしょうか。
今回はその中でも、子どもがキッチンでできる大切な経験や「感情が動く」ことの大切さについて考えてみました。

キッチンで伸ばす子どもの学力

子どもの幼児期から小学3年生までのあいだの経験で得た身体感覚は、その後の学習にも関わってきます。
たとえば、同じ大きさのダンボールでも、中身が本だとずっしりと重いけど、洋服が詰まっていると軽い。大人になるとこれは当たり前ですが、子どもが小さいうちは意識的に「同じ大きさの箱なのに、重さがぜんぜんちがうね」と話してあげてください。
それにお子さんが興味を持ったなら、同じ容量のペットボトルに水とトマトジュースを入れて大きさを比べてみるのもいいと思います。

キッチンは、こうした子どもの興味や身体感覚を育むのにぴったりの場所です。野菜を切ってその断面の色や形を観察したり、種だけを取り出して観察してみる、塩をふってしばらくおくと野菜から汁が出てきてしんなりするなど、いくらでも学べることがあります。

生活経験が乏しい子どもが多い

普段、中学受験を目指す子どもたちと接していると、「え、こんなことも知らないの」という場面にしばしば出くわします。
稲がどんなものか見たことない、という子は珍しくありません。それを図鑑で見たことがあっても、自分たちが毎日食べているお米と結びついていないのです。

また、算数で「お店の利益」といってもピンとこない子も多いです。仕入れ金額と売値のちがいや、なぜちがうかが根本的にわからないのです。
でももし、幼児期に一緒に買い物に行ったときに「お店にたくさん並んでいるこの品物はどこから来たんだろうね」という話をしていれば、自然に「お店は問屋などから品物を仕入れて、そこに利益を乗せて売っている」ということがわかるでしょう。

子どもの興味や好奇心の芽を見逃さない

子どもと一緒にいるときに、できるだけ好奇心を育てるような言葉をかけてあげましょう。
テレビを見ているときや、買い物に行くときにでも、子どもが興味を持つことはたくさんあります。子どもの興味や好奇心の芽を見逃さずに、それを育てて広げてほしいのです。

また、そのときに親御さんも一緒に喜んだりしてみてください。
たとえば恐竜が好きな子どもなら、一緒に図鑑を見て楽しみ、「せっかくだから実物を見に行こう」と博物館に誘って、子どもと一緒にその大きさに驚きましょう。
子どもは、大人が思っている以上に親を見ています。親の感情が動くと、一緒に感情が動きます。そうした経験が子どもの知的好奇心や身体感覚につながっていきます。

小学校4年生までは「できる子」でもそのあとが続かない

お父さん、お母さんに横についてもらいながら家庭教師の授業をしていると、親が楽しんで授業を聞いていると、子どもも楽しんで聞いていることがわかります。
そういう家庭の子どもは短期間で伸びます。これは何年生でも同じです。

そうした環境で育った子どもは、中学入試でもうまくいきます。
幼児期から知的好奇心や身体感覚があり、生活の知識が自然に身についていて、小学校以降の基本的な「読み、書き、そろばん」の訓練ができている子は、小学校4年生からの受験勉強もスムーズに進みます。

幼児期の経験が「学ぶ楽しさ」につながる

幼児期から家庭でさまざまな経験をしてきた子どもは、実際に学校や塾の勉強で習ったとき「あれはこういうことだったのか」という気づきがあります。
遊び感覚で子どもの好奇心や身体感覚をどんどん増やしてあげてください。きっとそれは中学受験でも役立つはずです。

この記事を書いた人
主任相談員 辻 義夫 主任相談員 辻 義夫
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