もしも子どもが志望校に落ちたとき、親はどのようにフォローすべき

もしも子どもが志望校に落ちたとき、親はどのようにフォローすべき
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更新: 2021年02月22日 公開:

子どもが一生懸命取り組んだ中学受験。でも残念ながら不合格という結果が出ることもあります。
その時に親はどうフォローしたらいいのでしょうか。第一志望だけ不合格の場合、すべて不合格になってしまった場合などについて考えてみましょう。

中学受験はあくまで、人生の通過点

志望校に合格できてもそうでなくても、前向きに中学受験をがんばった経験は、決して無駄にはなりません。
とはいえ、思うような結果が出なかったら、子どもはもちろんのこと、親も落ち込んでしまうこともあるでしょう。
事実、志望校の合否に関わらず、入試結果が出たあとで無気力になってしまう子がいます。
第一志望校に落ちてやる気をなくしてしまった、第一志望校に合格したけど燃え尽きてしまったなど、理由はそれぞれです。

受験が終わった途端に無気力になってしまう子には特徴があります。
「受かれば遊べる」「今だけ我慢をすればあとで楽ができる」と思い込んで、それまでの受験勉強を乗り越えてきている子が多いのです。
でも、中学受験本来の目的は「いい中学に入って、そのあと楽に生きていくために、今だけがまんして勉強する」というものではありません。
「よりレベルの高い勉強をするために、今がんばっているんだ」ということを、親も子どもも、できれば定期的に確認しましょう。

そして「がんばっている自分が気持ちいい。昨日できなかったことができるようになるのが楽しい」と努力すること自体を楽しみ、勉強してわかる問題が増えていくことに喜びを覚える、そんな状態に子どもを導くことがいちばん大切です。
合否結果が出る前から、中学受験本来の目的を子どもによく言い聞かせて理解させてあげたいですね。

第一志望校だけ不合格の場合

それでも、子どもが「この学校に入りたい」という気持ちを抱いた第一志望校受験に不合格という結果が出た場合は、落ち込むと思います。
第二志望、第三志望の学校に対して「この学校もよさそう」という気持ちを持っている場合は「いいところに合格できてよかった」というひとことをかけることができるでしょう。

難しいのが、「どうしてもこの学校に入りたい」という第一志望校に対する気持ちがあまりにも強すぎて、第二志望、第三志望の学校に期待を持てない場合です。
かなり時間をかけて、その学校のよさを説明してあげましょう。それでも子どもは納得できないかもしれません。
その場合は、6年間かけて「この学校でよかった」と気持ちを変えさせていくしかありません。

そのためには、第二志望、第三志望の学校に入学したあと、学校の成績をよくしていくか、なにか熱中できることを見つけるまで待つしかありません。
成績が上位になったり、好きなことに熱中できる充実感を持つことで、それが自己肯定につながります。
その結果「この学校でよかったな」と思うこともあるでしょう。

すべての学校が不合格だった場合

残念ながら、第一志望、第二志望、第三志望だけでなく、それ以外の学校もすべて不合格になってしまう子が、実は全体の5分の1ほどいます。
その知らせを受けた子どもは、泣いたり、取り乱したりするかもしれません。そのときに親は一緒に取り乱さず、冷静さを保つことが大切です。

子どもは「あんなに勉強したのに不合格になって悲しい」という気持ちより、「親の期待に応えることができなかった」という罪悪感を強く抱いている場合が多いからです。
一緒に親が取り乱すと、それが子どもの心にずっと残ってしまいます。
「あんなに勉強したのに」という悔しさや悲しみはすぐに癒えますが、親への罪悪感はなかなか消えません。

それを取り除いてあげるようにしなければなりません。
「よくがんばったね。結果は残念かもしれないけど、これだけがんばったことはきっとこれから役に立つよ」
「こんなにがんばってきたことがすごい。自慢の子どもだ」
など、何度も繰り返し話してあげてください。

そして、中学校生活が楽しいという予感を持たせてあげることも大切です。
通うことになる中学校で一緒になる小学校からの友達がいるかもしれません。
楽しそうな行事もあるでしょう。そんな話をして、これからの学校生活に期待を持たせてあげましょう。

中学入試が終わり、子どもの気持ちが落ち着いたら試しに中1の数学の問題集をやらせてみてください。
それまで中学受験対策で取り組んできた問題に比べると、簡単だと感じるでしょう。
子どもは「これならやっていけそう」という前向きな気持ちを取り戻せているようでしたら、「やっぱり、これまでの勉強の成果が出ているね」と伝えてあげてください。

大人も落ち込むことがある

不合格の知らせを受けて落ち込むのは子どもだけではありません。
今まで協力、応援してきたお父さんお母さんもショックを受けることがほとんどです。
特に近い距離で一緒にがんばってきたお母さんが落ち込むことが多く、極端な例ですが、うつなどの症状が出てしまうこともあるようです。

間違っても、不合格を子どもやどちらかの親のせいにしたり「だから中学受験なんて、反対だったのに」などとなどということがないようにしたいですね。
「残念だったけど、うちの子は大丈夫。今まで本当にごくろうさま」と、お互いにがんばってきたことを認め合ってほしいと思います。

家族総力戦で取り組んできたのですから、その経験はきっと今後のお子さん、家族の成長の糧になるものと思います。

この記事を書いた人
主任相談員 西村 則康主任相談員 西村 則康西村先生に家庭教師に来てほしい方はこちら
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