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中学受験 子どもとのちょうどよい距離感とは。近付きすぎに注意?

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中学受験家庭に限った話ではありませんが、良好な親子関係を考えるとき「ちょうどよい距離感で」「付かず離れず、ちょっと距離をおいて子どもを見守る」といった表現がされることがあります。
子どもを「ちょっと距離を置いて見守る」というのはどういうことなのでしょうか。

ここでは、子どもとのちょうどよい距離感や、ときには距離を置くことの大切さについて考えてみました。
中学受験を考えているご家庭も、そうでないご家庭も、ぜひ参考にしていただけたらと思います。

子どもとの距離感について

一般的には「距離を近づける=甘やかす」「距離を置く=放置する」と考えられがちかもしれませんが、実際はそれほど単純なことではありません。
親子の距離感を近づけるのも、離すのも、その目的は「子どもに自信や自立心をもたせること」です。
主体は子どもであって、親の都合ありきではないことをまずは念頭に置きましょう。

子どもの様子やそのときの状態を見て、近づいたり、距離を置いたりしながら声をかけることは、子どもの自立思考力や自信の芽生えにつながります。
距離は決して一定ではなく、相手やその場の雰囲気に合わせて、調整していく必要があります。
仕事上の付き合いや友人相手にはうまくできているのに、わが子のことになるとどうもうまくいかないのは、「親の責任」や「親とはこうあるべき」をいう意識が邪魔をしているからかもしれません。

距離が近すぎることもある

中学受験をする目指す家庭の場合、親御さんのほうからどんどん距離を近づけていく傾向があります。
すると、目の前の子どもの欠点ばかりが目についてしまい、子どもへの期待の裏返しとして、次のような言い方をしがちです。

「どうしてこんな問題ができないの?」
「ほんとうにやる気があるの?」
「同じ失敗を繰り返すのはどうして?」

親御さんとしては心配や期待からつい出てしまう言葉なのですが、子どもからすると、自分を否定されているような気分になってしまいます。
また、「勉強しなさい」「早く寝なさい」など命令口調の言葉が多く出てしまう場合も同じです。
否定や命令の言葉が多くなってしまうのは、親子の距離感が近いまま固定してしまっているのかもしれません。

子どもと距離を詰めて接したほうがいいのは、落ち込んでいるときです。
やさしい言葉をかけて、安心感を与えてあげ、自信を回復させてあげましょう。

距離を置いて、自信を持たせる

逆に、子どもが遊びでも勉強でもひとつのことに夢中になっているときは、一定の距離を置いたほうがいい場合が多いようです。
集中力を養ういい機会でもあるので、親の都合や気分で「熱中している時間」を中断させないようにしましょう。

そして「私はあなたを認めている、信頼している」「ある程度のことをあなたに任せている」ということを伝えるいいタイミングでもあります。
「これまで一緒にやってきたことを、子どもに任せてみる」のもいいかもしれません。
たとえば、買い物などで子どもが自分で選んだものを「あら、それいいね。」などとほめてあげるなど、少し大人っぽく接してあげることがいい距離感につながります。
子どもに自分で選ばせる、決めさせる機会をもつことは、決断力を養う練習にもなりますね。

近づいてほめながら自信を与えたり、ちょっと大人の扱いをしながら距離を置くなど、子どもの状態や様子を見ながら距離感をうまく考えていくことで、子どもの自立思考力が育まれていきます。

ぜひ、のんびりと試してみてください。

この記事を書いた人
主任相談員 小川 大介 主任相談員 小川 大介
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