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お子さんを理科好きに育てよう

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更新: 2017年05月16日 公開:

「?」ができたら調べよう

お子さんに理科好きになってほしい、理系科目に強くなってほしいと考えているお父さん、お母さんは多いと思います。
将来理系に進むとは限りませんが、理科にかぎらずいろんなことに興味を持って勉強できるお子さんのほうが、勉強も楽しいはずです。

お子さんを「理科好き」にしたければ、日常生活で「?」と思うことができたときに調べる、という習慣を親がつけることです。
「わからないことは調べる」という親の姿を見て、お子さんは真似をするところから始めるのです。

一緒にお出かけをしたり、テレビを見ているときに「へ~、そうなんだ」と思うことがあると思います。
そんなときにすぐ調べたり、メモしておいて後で調べる、という習慣のあるお父さん、お母さんのお子さんは、自身も調べるという習慣がつくことが多く、理科や社会に強い子が多いのです。

インターネットで調べるときも「観察」を

インターネットとスマートフォンの普及で、「?」と思ったら場所や時間の制約なしに調べられるようになりました。
目的地の場所や気になる言葉を、外で調べた経験がある方も多いのではと思うのですが、お子さんを理系、理科好きにしたい方にとっては、さまざまな工夫が考えられる、すばらしい時代になったともいえますね。

お子さんと公園を歩いていて「この花なんだろ?」となったとき、ちょっと前までなら携帯電話のカメラで写真を撮り、帰宅して図鑑やインターネットで調べたり、知っていそうな人に会ったら尋ねるなどしたものです。
もっと前なら、形や特徴を覚えておいて、後で誰かに聞くとか、図鑑で調べるなどしていましたね。

実はこの「特徴を覚える」というのは大切なことです。
写真を撮れば、それそのものの画像がスマートフォンに記録されます。
でもそれは、その植物を1方向から見たものでしかありません。スケッチをとるには、「花の付け根はどうなっているのかな」など、一方向から見た時の視覚を補う情報を、人は自然に集めようとするのです。
別の角度から見たり、内部がどうなっているか覗いたり、表面の様子や手触りがどうか、といった情報です。

スマホやパソコンで調べるときにも、この「補足情報」を活用するということが、実はポイントなのです。
色んな角度から観察して写真を撮り、「花 1cm 赤紫」といったメモを残しておけば、あとでインターネットなどで調べるときにも、目的のものに近づきやすくなります。

1方向のみから写した写真で「画像検索」すれば同じ植物が検索できる場合もありますが、できるとしてもその作業に大きな意味はありません。
特徴や形質を確認してスケッチがわりに写真を残す、という作業を行うことで、頭の中にたくさんの情報とともに画像の記憶が残るのです。
そして時間を置いて調べることで、さらに驚きや発見があり、強く記憶に焼き付くのです。

知識が増えれば興味が出てくる

「◯◯に興味がありません」というお声をよくお聞きします。
「うちの子、植物に興味が無いんです」「星座に興味が持てなくて」といった話題です。
でも、実は知識が増えてくると興味が出てくる、ということもあるのです。

植物には興味がなかった

夏休みの自由研究に何をすればいいかわからなかったから、そのあたりの雑草を引き抜いてきて図鑑で調べてまとめる作業をやった

キク科の植物の葉は共通点があるじゃないか、ということに気づいた

さらに興味が出てきてどんどん調べ学習をするようになった

というお子さんもいます。

お子さんの知的好奇心の成長を促すことに、親の習慣はとても大きく関係しています。
ぜひご家庭に「調べる」という文化を根付かせてくださいね。
興味が出てくればさらに調べるでしょうし、調べて知識が増えると新しい疑問が出てくる、そしてそれを調べることで・・・という好循環が生まれるのです。

この記事を書いた人
主任相談員 辻 義夫主任相談員 辻 義夫
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