中学受験情報局『かしこい塾の使い方』

【5年生向】1月にクラスアップを達成するご家庭の12月の使い方 組分けテストで失敗してしまう学習方法に注意!

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こんにちは。
中学受験情報局 主任相談員の西村則康です。

あっという間に12月です。
1年を振り返ってみて、今年のお子さんの学習は上手く行ったでしょうか。

コロナをきっかけに、成績が上がり始めたご家庭もあれば、成績が下がったというご家庭もあり、例年とは異なった学習相談も多く寄せられ、我々中学受験情報局の相談員も会議を重ね、最新の成績を上げる方法をアップデートし続けています。

今成績が伸び悩んでいるご家庭はもちろんのこと、成績が上がっているご家庭にとっても『1月の組分けテスト』は、今後の学習を大きく左右することになることはご存知のとおりです。

特に現5年生は、最終学年である6年生のクラスが決まってしまうわけですから、全塾とも、1月の組分けテストは最重要と言っても過言はないでしょう。

どうすれば、1月の組分けテストで良い成績を取れるのか?

非常に重要な1月のテストなのですが、実は毎年多くのご家庭が「まちがった対策」をとってしまい、クラスアップができないだけでなく、クラスダウンをしてしまうことをご存知でしょうか。

1月の組分けテストで成績が振るわなくなってしまう学習方法。
それは、「今学習している単元に集中してしまいがち」ということです。

例を挙げて紹介していきましょう。
1月の組分けテストにおいて、特に注意が必要な単元が『社会』です。

1月の組分けテストは基本的には範囲無制限で、今学年に学んだ全ての単元から問題が出題されます。

5年生の社会では1学期が終わってからずっと「歴史」の授業を受けてきました。
最後に「地理」の授業を受けてから、ずいぶん時間がたっているはずです。

ところが1月の組分けテストでは、「地理」からも多くの問題が出題されます。

例年「歴史」の復習に集中してしまうあまり、「地理」の対策ができておらず、組分けテストでの得点につながらないご家庭が多く見られるのです。

わかりやすい例として「社会」を挙げましたが、これは全ての教科に共通して言えることになります。

現在取り組んでいる学習に集中するあまり、出題範囲の多くの部分を締める過去単元の復習に中々手を回すことができず、1月の組分けテストで思ったように得点ができなくなってしまいがちです。

では、具体的にどのような対策を取っていくべきか?
簡単に解説していきます。

1.冬期講習の学習状況をしっかりと確認する

サピックスをのぞいて、各塾では、冬期講習でこれまでの復習が行われます。
この機会を有効活用しましょう。

冬期講習を受ける中で、できていないことを重点的に復習することは、1月の組分けテストに対して非常に有効です。

日能研においては全ての授業が復習となるため、冬期講習の内容でわからないことを、しっかりと補強することに専念しましょう。

早稲アカと四谷においては、復習と予習が半々で行われるため、お母さんとお父さんによるバランス取りが大切です。

サピックスにおいては、冬期講習での復習がなく、新しい単元を進めていくことになるため、講習会の授業のフォローアップに大きく時間を割くことになりますが、ご家庭で冬期講習前から復習を始めたり、問題集を使って少しずつでも過去の単元の復習をする時間をみつけましょう。

サピックスで一番気をつけていただきたいことは、講習会の授業に忙しくなってしまい、復習をする時間が一切取れなくなってしまうことです。

冬期講習を最大限効率的に使うにはどうすればいいか?
続けてお話していきます。

2.冬期講習までに過去のテスト結果を再分析する

冬期講習が始まる前に、過去のテスト結果を分析しておくことを強くおすすめします。

過去のテスト結果の中で、正答率が50%を超えている問題をまちがっている箇所があれば、関連する単元の復習が必要です。

冬期講習内で、上記に該当する単元を取り扱う場合は、簡易的にでも家庭で予習をしてから授業に臨むとよいでしょう。

「復習内容の授業の予習」というと少し変に聞こえるかもしれませんが、冬期講習の効率を最大化し、組分けテストでクラスアップを狙いたいなら、ぜひ取り組んでいただきたいです。

せっかく苦手単元を再度学習できる機会になりますので、過去のテスト結果を見て、苦手単元の授業にはしっかりと準備をしてのぞめるようにしておきましょう。

あまり予習の時間が取れないという場合でも、授業までに「どんな内容だったか?」を軽く思い出す時間を取ってあげることと、

そして「今日の授業で先生は何が大切と言ってたか、帰ってきたらお母さんに教えてね。」と送り出してあげることが効果的です。

たった、それだけのことでお子さんは授業の要点を集中して探せるようになります。

サピックスに通うお子さんは冬期講習前からの時間も含めて、家庭学習でコツコツ復習していく時間を設けていくとよいでしょう。

その際には、同様に過去の学習テストを指針として、ご家庭で「解説がしっかりと載った問題集」を使用して復習を行うことをおすすめしています。

3.【教科別】1月テストに向けて強化すべき過去単元一覧

1月の組分けまでに、過去の苦手分野を全て克服しておく…

確かに、これは理想的な状態ですが、今からでは全ての苦手単元の復習をする時間はないというご家庭の方が多いでしょう。

いつもお話しています、「もう少しやれば、できそう」な単元から取り組むという取捨選択も大事ですが、教科ごとに特に復習をしておいた方が良い単元があります。

それが下記のとおりです。

1月組分けテストに向けて強化すべき単元

■ 国語

漢字・語句(丸覚えではなく意味や成り立ちとともに覚えることができているか)読解
論説文:対比の関係をつかんで読んでいるか、
物語文:登場人物の人間関係をつかんで読めているか

■ 算数

比、割合、速さ、
比や割合と速さ・図形などの複合

■ 理科

力学(てこ・ばね)、化学(水溶液・溶解度・燃焼など)、
暗記分野(因果関係を軸に記憶しているか)

■ 社会

地理の復習ができているか(1月の組分けテストには出題される可能性が高い)
歴史(流れを軸に記憶しているかのチェック)

細かい解説は省略いたしますが、例年出題されやすいものはもちろん、複合的に他の単元や教科(国語の漢字/読解・算数の割合/グラフの見方)などの単元を主に挙げています。

課題の取捨選択が難しい場合は、上記の単元を重点的に復習するとよいでしょう。

いかがでしたでしょうか。
5年生最後の1月の組分けテストで、例年クラスアップをするご家庭が気をつけて取り組んでいることを簡単にまとめてみました。

この記事をきっかけにして、まずは過去のテスト結果をお父さん・お母さんで見直していただければ嬉しいです。

6年生の学習のスタートダッシュを決められるように、ぜひ今日から対策を始めていきましょう。

この記事を書いた人
主任相談員 西村 則康 主任相談員 西村 則康
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