辻義夫の中学受験に打ち勝つ家庭学習法

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辻義夫の中学受験に打ち勝つ家庭学習法
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中学受験 「収集」が学力のもとになる!?

「塾ソムリエ」の西村則康さんと「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」主催のセミナーなどでご一緒することが多いのですが、塾に通わせ始めるのがいつがいいかということに関して、私も西村氏と同意見で、4年生の春(学校の学年では3年生の2月)がいいと思っています。
■小学校低学年までの時期、何をさせるといい?
3年生までの時期は、基本的な計算力や漢字の練習(このあたりはちょっと先取りしておいたほうがいいと思います)などをしっかりやりこんで、レゴやパズルなど楽しんでできるものをたっぷりやっておくといいでしょう。
なんでもいいのですが、没頭してできることがあるなら、そんなことをする時間も大切にしてあげてください。
集中力の基盤を作る機会になるからです。
そして、「収集癖」のあるお子さんもいることでしょう。
集める対象はいろいろ。

私たちも子どもの頃、いろいろなものを集めましたよね?
私が子どもの頃は「スーパーカーブーム」というのがあり、「スーパーカー消しゴム」を収集するのが子どもたちの間でブームでした(年令がばれますね・・・)。
もう少し若い世代なら「キン肉マン消しゴム」(いわゆる「キン消し」)。
それなどは大人から見てもまだ理解できたのではないかと思うのですが、それ以外にも
・ジュースの瓶の蓋(いわゆる王冠)
・牛乳瓶の紙キャップ
・セミの抜け殻、カマキリの卵など生物系
・土をこねて丸めて固めた団子(?)
・海や川で見つけた小石、ガラスのかけら
など、大人から見れば「ゴミ」にしか見えないものもたくさん集めていました(笑)。
■小さな◯◯が大発生!?
ミミズとナメクジをたくさん集めて入れたカンカンを目の前で開けられたときには、さすがに母も「引いた」そうです。
あるときなど、冬にとってきたカマキリの卵を机の引き出しの中に入れたまま忘れてしまって、春になって小さなカマキリが大量発生し、大騒ぎになりました。
お子さんが小学校低学年くらいまでだと、この「収集癖」に悩むお母さんも多いようです。
(もしかしたらお子さんよりもお父さんの「大人買い」による「収集」に困っているご家庭もあるかもしれませんが)
しかしお子さんの場合、「収集」から学ぶことはたくさんあるんです。
同じような種類のものに「分類」したり、似ているものどうしの「違い」を見つけたり、ならべたり、比べたり、重ねたり、組み合わせたり、積み上げたり。
自分が愛着を持って集めたものですから、いろんな方向から分析、観察します。
子どもにとって、この「物の特徴や違いを見分ける」という経験は大切です。
また、いちどにたくさん持ち帰らないよう「持ち帰るのは1つだけ」といった「ルール」を作って守らせているご家庭も多いでしょう。
ルールを守ることを学び、そしてそのルールはどうして決められているのかを理解する機会になります。
数あるものを比較検討し、自分にとっての「ベスト」を選び出す経験も、子どもにとって貴重なことです。
こうやって、ものを比べて違いや共通点を発見することは、間接的に勉強にも影響してきます。
ものを記憶するときの大きな手がかりになるのが、共通点と違いだからです。
「同じキク科のハルジオンとヒメジョオン、どうやって区別する?」
「冬場に降水量(降雪量)が多い(いずれも日本海側と思われる)2つの都市の雨温図、どう見分ける?」
そんなときに小さいときの経験が効いてくるかもしれませんね。
いずれにしても、机の上だけではできない勉強です。
まだ寒い日が多いですが、じき暖かくなります。
お子さんといっしょに出かけてみましょう。
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川越を訪れた際、購入した寒桜。部屋で満開に。部屋に春が来ました(^^)
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かしこい塾の使い方2017年03月14日21時06分
主任相談員の辻義夫
中学受験情報局『かしこい塾の使い方』の主任相談員である辻義夫が家庭学習で悩んでいる方にすぐに実践できる効果的な学習方法をお教えします。
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