辻義夫の中学受験に打ち勝つ家庭学習法

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辻義夫の中学受験に打ち勝つ家庭学習法

過去問は「実物」を確認しておこう

■過去問集は「現物」ではない
三が日が過ぎ、いよいよ6年生は受験直前、気持ちも引き締まっていることと思います。
関西は兵庫、大阪の統一入試日が14日ですから、来週の週末には多くのお子さんが第一志望校の入試を受けることになります。
この時期はもう志望校の過去問もやりきった感があるかもしれませんが、今一度「実物を見たことがあるか」確認しておきたいですね。
過去問集といえば関西では「赤本」と呼ばれる英駿社から出版されているもの、そして関東では声の教育社が出版しているものを思い浮かべる方が多いと思いますが、もちろん過去問集は「実物」ではありません。過去問を、本の体裁に合うよう調整して掲載しているのです。付属している解答用紙も、ページに合うよう出版社が作ったものです。
問題、解答用紙とも、形式、体裁は学校によって様々です。B4サイズを縦に使う学校もあれば、横に使って数枚重ねて谷折りにし、冊子のようにしている学校もあります。注意書きがその「表紙」の部分にまとめられている学校もよく見かけます。裏表印刷なのかそうでないのか、といった違いもあります。
自分の受ける学校の入試問題が、実際にどのような体裁なのかを知っておくことは、意外に重要なのです。
■過去問「実物」で確認しておきたいこと
算数の問題だと、円周率に関する注意書きを見落としてしまうと「命取り」になりかねません。大問ごとに表記されている学校だと見落としにくいですが、表紙のみに1箇所注意書きがあって、それがもしも3.14以外だったりしたら大変です(実際に「3.1」や「22/7」といった指定が過去にあります)。
もしもまだ現物を見たことがないという場合、急いで入手しましょう。お通いの塾に主な学校のものはあると思います。ホームページで公開している学校もありますね。四谷大塚のホームページでは、多くの学校の入試問題(現物をコピーしたもの)を手に入れられるようです。現物を見て、計算やメモを書き込むスペースはどれくらいあるか、解答用紙のスペースはどれくらいかなど、しっかりイメージしておくと当日むやみに焦ることがありません。
また漢字指定など採点基準に関しても、情報を入手しておきたいところです。もちろん社会の人名・地名などで漢字指定があるにも関わらずひらがな回答はNGですが、理科の語句などはどうかなど、できる限り確認しておきたいですね。不明な場合はあくまでも常識の範囲内で、小学校で習うくらいの語句は漢字を使う、といった基準で回答すればいいと思います。
穏やかな気温のお正月でしたが、また冷え込みもありそうです。体調に注意して乗り切っていきましょう。

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お子さんの志望校の入試問題、どんな体裁でしょうか?

理科 / 過去問2017年01月04日12時21分
主任相談員の辻義夫
中学受験情報局『かしこい塾の使い方』の主任相談員である辻義夫が家庭学習で悩んでいる方にすぐに実践できる効果的な学習方法をお教えします。
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