辻義夫の中学受験に打ち勝つ家庭学習法

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辻義夫の中学受験に打ち勝つ家庭学習法

「調べ物」のススメ

■「痒いところに手が届く」あるものを作っています
今、あるものを作っています。具体的な内容はまだ書けないのですが、理科に関するものです。来月にはみなさんにお披露目できると思います。中学受験の理科の勉強をしているお子さんにとっては「痒いところに手が届く」という内容になっていますので、ぜひ楽しみにしていただければと思います。
作っていく中で改めて感じたのですが、「痒いところに手が届く」という受験向けの理科に関するものってあまりないんだな、ということです。
■「習ってないのにテストに出るんです」「そんなもんですよ」
4年生のお子さんのお母さんからときどき受けるご相談に、以下のようなものがあります。
「塾のテキストを毎回完璧にやっているのに、理科の実力テストでは習っていないことが出て、困っているんです」
そんなご相談に、私が「そんなもんですよ」とさらっと答えると、非常に驚かれるお母さんも多いのですが、実際そうなのです。授業の復習テスト、確認テストのレベルなら、テキストの中に出てきたような問題そのままのものが出題される事が多いですが、いわゆる実力テストではそうはいきません。「これまで習ってきたことから考えると・・・」と応用をきかせなければ解けない問題が1問や2問は出てくるのが普通です。
そんなとき私がお願いしているのは「あんまり、満点を目指して塾の宿題を完璧にやらせるのに、時間をかけすぎないでくださいね。」ということ。
今回制作しているものには、実は「実力テストに出る」タイプの事柄がたくさん出てくるのですが、「これで実力テストの対策をしてください」という意味で作っているのではないのです。
「テキストに載っていないことが実力テストに出た」
ではそんな「ネタ」は、どこに転がっているのでしょう?
それは、テレビのニュースだったり、特集番組だったり、塾の理科の先生の「余談」だったり、不思議に思ってお母さんといっしょに図鑑やインターネットで調べたことだったりします。
つまり、「理科の『アンテナ』がちゃんと立ってますか?」という問題作成者からのメッセージなわけです。
■生活の中に「調べ物」の時間を
塾の宿題を何度も「完璧」になるまで繰り返しているなら、その時間をちょっと「調べ物」に使う時間に回してみませんか?「調べ物」をするには、その前に「疑問」がなければならないですよね?そんな「疑問」を見つけ出す、生活の中での余裕が、特に低学年のお子さんにはすごく重要なんです。
「なんで空は青いの?」
「なんで夕方の太陽は赤いの?」
「なんで海は青いのに、すくった水には色がついてないの?」
「なんで夏は暑いの?」
「なんで猫の目は黒目の形が変わるの?」
などなど、あげればキリがないくらい、子どもたちの周りは不思議で溢れているはずです。
そんな疑問に付き合ってあげる時間、そしてお子さんが一人「不思議だなぁ」と思い、考える時間があると、高学年になってかなり高い確率で「伸びる子」になります。
よく考えてみれば、私たち大人の周りだって、自分の専門外のことは「疑問」だらけですよね。さっきあげた子どもたちの5つの「?」の中にも、すぐには答えられないことがあるかもしれませんね。
調べてみませんか?
そして夕食の話題にでも、出してみません?
きっと盛り上がりますよ(^^)