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塾の選び方

お子さんに中学受験をさせようと決めたとき、まずみなさん通わせる塾はどこがいいだろうかと考えるのではないでしょうか。
ここでは、塾ごとの特色や塾の選び方について考えてみたいと思います。

中学受験に塾は必須!?

中学受験に塾は必須

現在の中学受験を取り巻く環境を考えた場合、進学塾に通わせることは必須です。
そして、できることなら大手進学塾と呼ばれるところに通わせるのがいいでしょう。

その理由の1つ目は、受験までのカリキュラムがしっかり組まれていることです。
中学受験に必要な勉強量の総量は(受験する中学校のレベルやタイプによっても変わりますが)だいたい決まっています。
サピックス、日能研、四谷大塚、早稲田アカデミー、浜学園などの大手進学塾のカリキュラムには、その総量がだいたい含まれています。

これを家庭で把握してスケジュールを立て、そのとおりにこなしていくのは、並大抵のことではありません。

そして中学受験に塾が必須である2つ目の理由は、定期的で計画的なテストの仕組みがあることです。
お子さんにどれくらい学力がついているかを、定期的に判断する材料となるテストがあるのは、大手進学塾の大きな魅力です。

前回の授業の内容が理解できているかのチェックテスト、そして長期的には過去に習ったことがわかっているかを判断する実力テストなど、大手進学塾のテストシステムはよくできています。

最後、進学塾が必須である3つ目の理由は、志望校に関する情報があることです。
学校により、入試問題の出題傾向や難度などまったく違います。
その情報が過去からのノウハウの積み上げにより豊富にあることは進学塾の最大の魅力と言っていいでしょう。

塾の選び方で中学受験は大きく変わる

塾の選び方で中学受験は大きく変わる

塾を選ぶときの基準としては、以下のようなものがあります。

  1. ①合格実績
  2. ②家からの距離、通いやすさ
  3. ③通っている子のレベル
  4. ④テキストやテストのつくりや仕組み
  5. ⑤面倒見のよさ
  6. ⑥月謝など

他にもいろいろありますが、まずみなさんが一番気になるのが①の合格実績かもしれません。
「開成中◯◯名合格」といった響きには惹かれると思いますが、ここでいくつか注意が必要です。
お子さんの志望校にどれくらいの人数合格者が出ているかということと、その合格者は通わせようとしている校舎から何名出ているかということです。
塾全体で合格者が多くても通う予定の校舎が今一つでは、魅力に欠けると言わざるを得ません。

塾選びの2つ目の基準は、家からの距離、通いやすさです。
通塾時間があまりに長いと、通塾だけで疲れてしまいます。
また通塾手段も関係してきます。
家から自転車で通える塾と満員電車に20分乗って通う塾では、行ってからの集中が違います。

また通塾路の安全性も気になるところです。
子どもは大人よりも視野が狭く、集中するとまわりが見えなくなったりするものです。
お母さんが問合せに出かけるのは昼間ですが、お子さんが通うのは夕方です。
実際に通塾する時間の塾近辺の様子も見学しておきたいですね。

③~⑥も大切なのですが、なにより大きいのはカリキュラムの進度です。
どれくらいのスピードでカリキュラムが進んでいくのか、一週間でどのくらいの量をこなさなければならないのかをチェックしておかないと、入塾してから「とてもこなせる量でなかった」という結果になる可能性もあります。
少なくともテキストなど現物を見せてもらって、一週間にやるべきことがどれくらいあるかを入塾前に確認すべきです。

大切なのは「塾の使い方」

大切なのは「塾の使い方」

まず、お子さんが通っている塾、あるいは通わせようと考えている塾の特徴を把握することが大切です。

たとえばサピックスは首都圏で随一の難関校の実績を誇る大手塾ですが、そのカリキュラムは良くも悪くも「ムダ」がありません。
つまり「繰り返し」が少ないということです。
1回1回の授業を完全に理解して、自分なりに細かな復習サイクルを組んで進んでいかないと、「マンスリーテスト(範囲がある)では点が取れるが組分けテスト(範囲がない、または非常に広い)では点が取れない」ということになっていきます。

四谷大塚は、数回の授業のあと「総合回」という復習の週があり、その週に大きなテストがあります。
その数週間のサイクルで復習サイクルを組めばいいことがカリキュラムからわかります。
ただし数年前にテキスト「予習シリーズ」の改訂があり、特に算数の進度に大きな変化があってハードになったことを知っておいたほうがいいでしょう。

早稲田アカデミーは宿題が多く、「体育会系」というイメージがあります。
四谷大塚のカリキュラムに準拠しながら独自のテキストも併用するため、非常に量が多いのです。
言い換えれば「もうわかりきっている問題も宿題に多く含まれている」ということになります。
量が多くて回らないと感じたら、塾に申し出れば量の調節などに応じてくれることも多いのですが、そのことを知らずに、夜遅くまでムダの多い勉強を続けている場合も多いので、注意が必要です。

中学受験に塾は必須ですが「塾に入れたから大丈夫」「塾の言うとおりに宿題をしていれば成績が上がって実力がつく」と無条件には思わないことです。
塾の性質と我が子の性格によって、塾の使い方を考えなければならないのです。

通わせている塾、検討している塾の性質を知り、上手に活用して中学受験を上手に乗り切りましょう。

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