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浜学園のかしこい使い方 攻略マニュアル

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更新: 2017年05月19日 公開:
目次

浜学園とは?

浜学園は、関西圏で復習主義のシステムを導入・定着させた名門進学塾です。

講座をV、S、Hと成績帯毎に開設し成績帯毎に異なるレベルの復習テストを行う、週1回の志望校別の特訓授業が充実しているなどの点で、志望校が明確な受験生にとって非常にモチベーションを保ち易いカリキュラムを提供しています。

浜学園に通うお子さんが体験する3つのハードル①「山積になる莫大量のテキスト・問題集」

各学年で使用するテキストのコンテンツ量は、学年が上がるにつれて増加します。

浜学園は、基本になる「一般コース」を主体に成績順位によって受講できるかどうかが決まる「特訓コース」の2本立てが基本。

平日実施の一般コースへは都合が合わず通塾できない生徒用に週1回土曜日の通塾で、「一般コース」の講義内容をそっくり受講できる土曜コース(対象:小2~小6)のクラスもあります。

また、小1・小2対象の月1回の日曜スクールも開講しています。

「復習テスト55分→授業55分→家庭学習→次の復習テスト」という独自の学習サイクルが確立されていて、公開学力テストは毎月(第2日曜)に実施されます。

「復習テスト」が毎回の授業前に行われるわけですが、前回の授業で行われた内容を「家庭学習(=宿題)」で復習し、次回の授業前に復習テストを行うというサイクルです。
これらの蓄積を毎月1回実施の公開テストで再度確認するのが浜学園のスタイルとなっています。

家庭学習による復習は100%やりきる事が理想にせよ、復習すべき問題の取捨選択は家庭で大人が協力しながら行う事が必要で、取捨選択を生徒に全て任せるのは、いかにしっかりした子供であっても、選択する問題傾向に偏りが出たり、曖昧な理解のまま類題を数多くこなしたりして、今後の成績上昇にとってマイナスになりかねません。

しかし、たとえ、家庭内での復習が70%しかできなかったとしても、復習主義の塾の良い点は大事な単元が繰り返しテストや模試で出題されるところです。

全てを1回でこなそうとせず、何回かに分けて消化していく長期的な視点は、大人及び家庭でしか持ち得ないといえます。

浜学園に通うお子さんが体験する3つのハードル②「所属クラスの固定化」

学習したすぐあとに復習することが学力の向上及び定着につながるのは、毎年の浜学園の合格実績をみれば、その効果を否定できる人はいないでしょう。

ただし、授業で膨大な量の内容を習うため、塾の授業内で全てを消化、演習するのは無理が生じ、授業内容を応用した演習はどうしても家庭学習に頼らざるを得なくなるというわけです。

ここに、演習をこなせなければ成績は上がらず、消化できれば成績は上昇する、というわかり易い図式が浮かび上がってきます。

そのため、浜学園でも、「授業前後の質問受け」「居残り強化指導」「指名補講」を行うなど、学習内容の定着状況に応じた個別の対応を目指していますが、塾生全体の割合から考えると、これの個別対応を有効に活用できるのは成績が上位から中堅くらいまでの5割前後。

それよりも下になれば、質問する前段階までの学習が十分にできていないため、個別対応を活用できない生徒が一定の割合で出てきます。

そこで、中学受験の復習主義の塾では、浜学園に限らず、その受け皿として、系列の個別指導塾が設置されているのが大半です。

浜学園で言えば、「個別エントリー HAMAX」という個別指導塾で単科から4科まで受講可能で、5つのコースが用意されています。

それぞれのコースの概要名をみれば、復習を家庭に課す際に出てくる問題点が明確に見てとれます。

5つのコースは、それぞれ

  1. 「中学受験・内部進学指導コース」=国私立中学受験を志望する、浜学園塾外生の方のためのコース
  2. 「最難関中学受験指導コース」=最難関中学受験のための科目別対策コース
  3. 「基礎学力アップコース」=中学受験ではなく高校受験で勝負させたいとお考えの方のためのコース
  4. 「基礎学力アップコース」=中学受験ではなく高校受験で勝負させたいとお考えの方のためのコース
  5. 「奈良女子大付属中対策講座」=奈良女子大附属中等教育学校の外部受験を志望する小5・6年生が対象の講座>
  6. 「洛北・西京・守山高校附属中対策講座」=洛北・西京・守山高校附属中への受験を志望される方の、「適性検査」に向けた対策講座

1は、浜学園に通う気持ちはないけれど、浜学園で使っている教材には興味がある方向けのようです。
志望校レベルがそれほど高くない方で、基礎学力は地元の塾で固めつつ、応用問題を強化したい人に向いていると思われます。

2は、難度の高い問題に取り組むコースですので、基本的には浜学園に通っているお子さんでないと効果が出にくいと思われます。
また、最難関の指導については講師の質が重要になってきますので、当たりはずれがあることは避けられないでしょう。

3は、小学校内容をしっかりと習得しておきたい方向けのコースです。
小学校だけでは不安だけれど家庭で学習を強化する時間的余裕がない方には良いのかもしれません。

4は、「日々の学習によって積み重ねられてきた思考力を基に、自分の考えや意見を論理立てて説明する力」が要求される点で、他の私立中学受験と一線を画す同校の適性検査にどれくらい対応しているかで、評価が分かれそうです。

5は、中高一貫公立校の、自分の考えや意見を論理立てて説明する必要がある「適性検査」にどれくらい対応しているかによって評価がわかれます。

本来の復習主義のサイクルであれば、集団授業で授業を受け、家庭で復習を行うことが基本です。
そして、どうしてもうまく学習サイクルが築けない場合、苦手・弱点克服に個別指導を利用するのが理想でしょう。
準備されているコースがその目的に合うのかどうか、しっかりと判断することが大切です。

もし、この復習主義のサイクルに乗り損ねてしまうと、カリキュラムは次々に進行するにも関わらず生徒本人の必要な学習が行われない、宿題消化に必死といった事態に陥り、現在の所属クラスからのクラスアップが全くできないという状態になってしまいます。

浜学園に通うお子さんが体験する3つのハードル③「オプション講座選択の難しさ」

3年生ぐらいの低学年から学年が上がるたびにかなりハードなカリキュラム・宿題になり、ご家庭で消化していくのが大変になります。

よほど図抜けた能力を持っていないと、生徒一人で宿題消化・定着を進めていくことが中々できないようです。

そして、一般コースとは別に「最高レベル特訓」、「選択社会」、「コース別各種特訓」、「トップレベル講座」、「サンドウィッチ特訓」とオプション講座が目白押しで、今どの授業を選べばよいのか分かりにくいという声を良く聞きます。

浜学園内においても相談する先生によって勧められる講座もバラバラなので、保護者は迷ってしまうことが多いようです。

勧められるままに全て受講してしまうと、家庭学習=宿題を行う時間がなくなり、結果的に学習サイクルやモチベーションが破綻するケースが非常に多いのも特徴です。

担当講師は大学生のアルバイト講師が中心(特に低学年)であるため受験技術指導に偏りがちで、生徒・保護者のメンタル部分への配慮を過大に期待して進路相談を行うと、講師とご家庭の間に軋轢を生じてしまう事もままあるようです。

合理的・総合的な指導計画よりは、とにかく解きまくれば良いという勢いだけで指導している傾向の強い講師が多い事も否めません。

最高レベル特訓などは難関校受験者には必須との宣伝がなされていますが、最レテキストの改訂があまり頻繁になされておらず、現状の入試にそぐわない面もあります。

浜学園3つのハードルの解決策

クラスの再編成は2ヶ月に1回で、教材は非常に多くの独自教材が与えられますが、教材内には全クラスの生徒に対応するべく非常に広範なレベルの問題が含まれており、 多くの生徒にとって全てを消化するのは時間的に不可能なので、担当講師や家庭教師等のアドバイス・問題選択による効率的な家庭学習をする必要があります。

また、オプション講座の選択に関しては、本当に信頼の出来る、お子さんの事を良く知る講師に伺って決定するか、全く別の機関(家庭教師やHAMAXではない個別指導教室)に適切な講座の選択を相談する事で、浜学園の強みを最大限に生かすことのできる学習サイクルを創り出すことが重要です。

方針としては、基幹授業となる一般コース+宿題(家庭学習)+復習テストのサイクルを乱さないこと、短期間の目標設定を明確にする事、オプション講座はサイクルの確立と目標設定が明確な状態から、ベストの講座選択を行う事です。

公開学力テストや合否判定学力テストなどの大テストは、関西圏で多くの生徒が受験する事から浜学園が多くの受験者データを保有する事になり、かなり正確な偏差値を知る事ができます。

このテストでの成績に一喜一憂するのではなく、科学的に分析を行い成績向上・クラスアップの計画を立てるようにしましょう。

浜学園の攻略方法「Vクラスの方」

1.科目バランスを確認しましょう
浜学園のお子さんによくあるのが、突出してある科目だけがよく出来るという状態です。
もちろん他の科目が壊滅的にできないのであれば他の科目を何とかしようと当然のように考えますが、そんなに悪くはないけど良くもない科目があるときに、得意科目があるから大丈夫という考えになってしまいがちです。

浜学園を使って志望校に合格するためには、志望校別特訓で希望コースに入ることが前提になります。
認定基準偏差値が比較的緩めのため、志望校に合格するならコースに入れて当然という状況でもあるからです。

その際、科目バランスが悪ければ、基準ぎりぎりになってしまう場合もあります。
余裕を持って合格を勝ち取るために、少し苦手な科目があるという状況を脱して、バランスよく必要科目で得点できる力を養うように取り組んで下さい。

2.解く速度と正確さの両方を鍛えましょう
宿題で大切なことは、できていないことは何かを見極めること、そしてどうやったら正解していたのかを理解することです。

できていないことを見極めるというのは、どこを間違ったのかを自分で見つけられるようにするということです。
間違った問題をはじめから全部解き直しさせるのではなく、あと少しで解けていた問題と、正答率が志望校のレベルに照らし合わせると解けておきたいレベルだったものを集中的に行うようにしてみてください。

志望校の偏差値が例えば70だったなら、100-70=30から、正答率30%の問題までは全問正解出来るように取組むなどのおおまかな基準を設けてみてください。

3.春休みや夏休み等の長期の休みにまとめて弱点補強しようと考えないで下さい
このことはやらなければならない内容が莫大となる6年生の方にはぜひ知っておいていただきたいことです。

講習会中は長時間の授業を受けるわけですから、必然的にやらなければならないことも増えることになります。
やらなければならないことが増えるわけですから、長期の休みといっても、実はそれほど時間的な余裕が持てるわけではありません。
積み残したものを一気にこなすことはできないというのが現状です。

9月になると、思うように計画が進まなかったというご相談が多くなるのはこのためです。
週に一日は、積み残しを解消する日を計画的に設けてください。
そうすることで、長期の休みには本当に必要なことだけを復習できるようになります。

浜学園の攻略方法「Vクラス以外の方」

1.「なんとかなりそう」という予感を育てましょう

浜学園に通っていて、なかなか成績が上がらないというお子さんは、
「この問題、解けそう」
「こうやれば何とかなりそう」
といったできそうな予感を感じることが少ないお子さんが多いようです。

まじめに取り組むお子さんにも多いのですが、塾でもご家庭でも、
「あっそうか!」
と腑に落ちるような感覚を覚えることなく、与えられた宿題やテスト直しなどを黙々と進めてしまうことが、なかなか成績向上につながらない一因となっているようです。

「あっそうか!」
という感覚につなげるためには、その前の段階で
「何とかなりそう」
という予感が必要です。
難問に時間をかけるのではなく、あと少しで解けそうという問題に絞って学習を進めるなどの工夫をしてみましょう。

2.塾が楽しい、の理由を知りましょう

浜学園のように、講師の授業スキルが高い進学塾でよくあることが、
「塾が楽しい!」
というお子さんの言葉です。

塾で学ぶことを楽しめていることは非常に大切なことなのですが、楽しんで取り組んでいるはずなのに成績が上がらない状況なのであれば、少し注意が必要です。

基本的に授業中は生徒全員のモチベーションを上げて、理解を深める授業を行うため、授業そのものが面白く無いということにはなりにくいという事実があります。
ということは、授業の受け方、理解の深め方、家庭学習の方法、問題の取捨選択など、何かお子さんの学習サイクルの中に、成績向上を阻害している要因があるはずです。

まずはその要因をはっきりさせるところから取り組んでみましょう。
テストの答案用紙や問題用紙に残された考えた過程や、普段のノートの取り方などをしっかりと見て、改善するポイントの洗い出しをする必要があると考えて下さい。
ご家庭で洗い出しが難しければ、家庭教師や個別指導教室などの第三者のプロ講師に分析を依頼するのもオススメです。

3.まずは復テ

復テは出題範囲が前回授業の学習内容ですので、学習サイクルを確立すれば比較的得点しやすいといえます。
そのために、授業内で良く解らなかった問題の類題を家庭学習(=宿題)でしっかりと演習し、自分でできるようになりましょう。

また、正解していたからと言って安心してしまわず、「なぜこの答えなのか」を説明させて見て下さい。
時間がかかるかもしれませんが、とにかく自分でできるようになるまで、じっくりと取り組んでいくようにします。
まずは復テで得点できるようになれば、学力の基盤と学習サイクルが固まってきた証拠です。

1ヶ月ほどで、徐々にできると言う実感がついていきます。
気になるオプション講座があっても、手を広げないと決めておきましょう。

浜学園をかしこく使って合格を目指す「灘中」編

浜学園 灘中「国語」対策

灘中の国語は2日間に渡って実施されます。
1日目は語句知識を重点的に問う構成で、40分間80点満点。
2日目は読解力と表現力を重点的に問う構成で、70分間120点満点です。

合格には、1日目と2日目を合わせて135点を取っておきたいところですが、どこで得点するのかをよく考えておきたいですね。

実際問題として、2日目で7割以上の得点を狙うにはかなりの国語力が必要とされます。
国語の記述力によほどの自信がある人以外は、まず語句知識を強化して1日目の得点を高めていくことが鉄則です。

漢字も語句も標準的な難度のものが多く出題されていますので、基本的なことから確実に知識を増やしていけば、得点アップが期待できます。

ただし、外来語が問われたり、日常会話の間違い直しが出題されたりと、求められる語句知識は非常に幅広いものとなっています。

市販の問題集を1~2冊やったぐらいで対応できるものではありません。
中学受験用に限定せず、言葉の知識を日常的に増やす意識を持ちたいですね。

また、俳句の問題は得点差がつきやすいので、季語の知識、有名な俳句の知識を増やしていきましょう。

2日目は、長文2題(論説文、随筆、物語のいずれか)と自由詩1題という構成です。文章レベルはかなり高いので、中高生以上向けの文章に日頃から触れておきたいですね。

また、問題が何を求めているのかが分からず、不十分な記述をしてしまう危険があります。記述題は他人に添削してもらい、間違いの指摘を受ける方が良いでしょう。

灘中国語を大きく特徴づけているのは、詩の問題が毎年出されることです。
根本的な対策は、解説文付きの詩集を読みこむことです。

そこまでの時間が取れない人は、記号問題やぬき出し問題などに絞って問題練習を重ねておくと良いでしょう。
灘中に合格するためには、V1以上であることが必須です。

できればV0クラスに入っておきたいところですが、全教科V0というのは至難の技ですから、どれか1科目だけでもV0に在籍していれば良しとしましょう。
たとえば算数がV0であれば、国語はV1でも大丈夫です。

小6の10月までの間にどの科目も1度もV0に入れないようなら、灘の合格はかなり厳しいとみておいた方が良いでしょう。

浜学園の平常テキストはかなり親切な作りになっていて、国語の学習は行いやすいのですが、灘を目指す人にとっては文章レベルがかなり低めです。

小5から最高レベル特訓を受講するか、難関校の入試過去問を使って自己学習を重ねておく必要があります。

ラ・サール、白陵、東大寺、愛光、西大和、栄光、フェリス女学院などが取り組むには良い素材です。

このうち、関西の東大寺、西大和は併願校対策で日曜志望校別特訓などで扱う可能性があるので、それ以外の学校の問題を優先的に使うことをお勧めします。

小6になると、「灘中入試練習」「12耐特訓」などの特訓イベントが立て続けに実施されます。

夏休みには「三冠本」という、難関校の入試問題をかき集めた問題集に毎日取り組むことになります。

そして夏休みが明ければ、「三冠本」の続編とともに、「撃て!跳べ!」という灘中に特化した語句と詩の問題集が配布されます。
1つ1つを丁寧に取り組めば莫大な学習量になりますので、いかに安定して学習し続けるかがポイントと言えるでしょう。

浜学園から灘中に合格するための一番のポイントは、テスト直しを確実に行うことです。
語句知識はその場で覚え、書けなかった記述は内容の理解と表現の記憶を進めていくことが有効です。

浜学園 灘中「算数」対策

灘中の500点満点における「合格者最低点-受験者平均点」を、算数の200点満点に換算すると、受験者平均レベルのお子さんが、あと何点取れば合格できたかを算出することができます。

  • 平成22年度は、16点→1教科(200点満点)あたり6点
  • 平成23年度は、22点→1教科(200点満点)あたり9点
  • 平成24年度は、21点→1教科(200点満点)あたり8点
  • 平成25年度は、18点→1教科(200点満点)あたり7点
  • 平成26年度は、20点→1教科(200点満点)あたり8点

です。

これを問題数に置き換えると、1日あたりの正解数の差は、1個程度です。
つまり、算数においては、合格するために必要な力は「受験者の平均者+1問の力」とも言えそうです。

1日目は約70点、2日目は約75点が合格者平均点なので、各日とも約10個の正解ですから、ぎりぎりの低空飛行の場合、合格に関する正解数は「九当八落(!)」となります。

試験時間は1日目50分、2日目60分なので、10問正解させる場合、1問あたり5~6分です。

もし、全問取り組むならば、1日目は13題15問なので「ひとつの思考の流れにかける時間=3分」、2日目は大問5題(小問が3問程度)ですから、「ひとつのまとまった思考の流れにかける時間=12分」です。

これらのことから、灘中の算数をぎりぎりクリアするために必要な力は、算数の力に加え、
1日目は、

  1. ① 解ける問題かどうかの「問題判断力」
  2. ② 正解する問題10問を発見する「問題選択力」
  3. ③ 1問を5分以内に解く「スピ-ド」

が必要です。

2日目は、大問というひとつのまとまった思考をもとに考える大問形式ですから、主として、

  1. ① 解ける問題かどうかの「問題判断力」
  2. ② 正解する問題10問を発見する「問題選択力」

が必要です。

また、1日目と2日目の「合格者平均-受験者平均」が、

  • 平成22年度は、1日目15点+2日目14点
  • 平成23年度は、1日目14点+2日目19点
  • 平成24年度は、1日目13点+2日目15点
  • 平成25年度は、1日目14点+2日目15点
  • 平成20年度は、1日目16点+2日目14点

と、ほぼ同じ点数差であることから、1日目についた差と同じ差が2日目につくということが考えられます。

言い換えると、1日目に力を出せない受験生は、2日目に挽回することができない可能性が高いということです。

これらのことから、灘中算数攻略に必要な算数力以外の力は、

  • ① 1問を5分以内に解く「スピ-ド」
  • ② 正解する問題10問を発見する「問題選択力」
  • ③ 解ける問題かどうかの「問題判断力」

の順になるといえそうです。

これらの力を育み、強化するのに適した講座、教材が何かを中心に、各進学塾の使い方を検討しましょう。

2008年入試終了時点において、10年連続合格者数日本一と過去29回合格者数日本一という記録を合格者実績に掲げるように、チラシにも「灘中に一番近い塾」を標榜する学習塾です。

かつては小学4年生以上にしか設置されていなかった「最高レベル特訓 算数」も現在は小学校1年生から、「灘中合格特訓 算数」は小学校1年生から設置され、その他に「灘中~」、「男子最難関~」と名の付くイベント、模擬テストには学年を問わず、事欠きません。

何年生から浜学園に入塾するかにもよりますが、灘中受験圏内に入るためには、小学校6年生段階で、一般コース(平常授業)はV1クラス以上、最高レベル特訓は1組、灘中合格特訓1組であることが必要です。

一般コースは「算数力」を強化するものですから、小学校6年生の宿題の場合、B問題とC問題の学習が必要となります。

最高レベル特訓の第1講座は、「問題判断力」の育成用です。
「これでもか!」という難問を毎週学びます。その問題を通して、このような問題は類似した問題でない限り、「そう簡単には解けないぞ。」ということを知ります。
入試本番で手をつけると危険な問題を教わるのです。

最高レベル特訓の第2講座は、「問題選択力」の育成用です。
特に夏前までは、「この問題は灘中レベルでは常識だ。」という上級問題を学びます。
これを通して、一般コースで強化された「算数力」が、通用するのかどうかの確かめが可能になります。

一方、隔週で行われる灘中合格特訓は、公開学力テスト男女総合50位以内という受講資格が示すように、すでに灘中に合格する可能性が高い子様を、より合格を確実にし、さらにトップ合格を狙えるようにするための特訓といえるでしょう。

7月以降は、灘中合格特訓は一旦、日曜志望校別特訓の男子最難関コースに吸収されます。ここからは受講資格が偏差値に変わるため、受講可能者数も大幅に増え、その目的も灘中の傾向対策と出題傾向に慣れる訓練と変わります。

その後9月からは灘コースとして独立、11月からは灘中受験者専用教材を用います。また、この他に灘中入試演習という名称のイベントも行われ、秋以降は講座のほとんどが灘中一色に染まっていきますので、それまでに灘中受験者圏内に入っておくことが必要となるでしょう。

残された「1問を5分以内に解くスピード」の訓練は、各講座の復習テスト(=宿題の範囲内から出題される数値替中心のテスト)や実戦テスト(=試験範囲のない実力テスト)で行われます。

30分前後の時間で解答数20~25問の問題に取り組み、短時間で多くの解答を作成する訓練を受けることになります。

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この記事を書いた人
主任相談員 西村 則康 主任相談員 西村 則康 西村先生に家庭教師に来てほしい方はこちら
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