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【保存版】必見!中学受験の8大手塾を「選び方」も交えて徹底比較!合格実績・授業料・カリキュラム・評判など

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更新: 2017年11月24日 公開:

中学受験で効率的に合格を勝ち取るには、通塾が必要と一般的に言われますが、そのために検討すべき情報は多岐にわたります。

一度塾選びに失敗すると多大な労力と費用が無駄になり、その後の転塾も労力とコストが要ります

さらに、お子様の性格に合わない塾に通い続けてしまうと、勉強が苦痛になり後々、中学受験自体を断念することにもなりかねません。

我が子の中学受験に際して、どの塾を選べばよいか、あなたもお悩みではありませんか?

そこで、中学受験情報局では、中学受験をする際の「我が子にあった塾の選び方の基準」をお伝えすると共に、大手塾ごとの合格実績やカリキュラムや授業料などを比較検討しやすいようにまとめてみました。ぜひお役立てください。

中学受験の8大手塾を「選び方」も交えて徹底比較!

1. 中学受験で合格するために、なぜ塾に入る必要があるのか?

現在の中学受験を取り巻く環境を考えた場合、現実的な選択肢として進学塾に通わせることは一般的に必須と言われています。

なぜ進学塾への通塾が必須と言われているのか? 以下でその理由を見ていきます。


1-1. 通塾がおすすめな理由① 受験までのカリキュラムの充実

その理由の1つ目は、受験までのカリキュラムがしっかり組まれていることです。

中学受験に必要な勉強量の総量は(受験する中学校のレベルやタイプによっても変わりますが)だいたい決まっています。

サピックス、日能研、四谷大塚、早稲田アカデミー、浜学園などの大手進学塾のカリキュラムには、その総量がだいたい含まれています。

このカリキュラムの内容をご家庭だけで入手するのは膨大な労力を伴いますし、必要な内容だけを入手できるとは限らず無駄も多くなってしまいます。

また、学習計画を立てて、そのとおりに学習していくことも、中学受験が初めてのご家庭にとってはあまり現実的とは言えないでしょう。


1-2. 通塾がおすすめな理由② 定期的で計画的なテストの仕組み

そして、2つ目の理由は、定期的で計画的なテストの仕組みがあることです。

お子さんにどれくらい学力がついているかを、定期的に判断する材料となるテストがあるのは、大手進学塾の大きな魅力です。

授業の内容が理解できているかのチェックテスト、そして一定期間ごとに習ったことの理解と定着を判断する実力テストなど、大手進学塾のテストシステムはスケジューリングも含めて緻密に設計されています。

これをご家庭だけで実施するのは現実的には難しく、これらはお子さんの学力の定着を図り学習意欲を促すために必要不可欠なものですので、やはり通塾するのが賢明と言えます。


1-3. 通塾がおすすめな理由③ 志望校に関する情報が豊富

最後に、3つ目の理由は、志望校に関する情報が豊富にあることです。

お子さんが志望する学校によって、入試問題の出題傾向や難度などはまったく異なります。

それらの情報やノウハウが大手進学塾には豊富に蓄積されています。これは、大手進学塾の最大の魅力と言っていいでしょう。

志望校向けの特別授業なしに受験本番を迎えることは、他の受験生と比べて圧倒的に不利になってしまうため、やはり通塾をおすすめしています。



以上、中学受験をするには進学塾を活用するのが必須と言われている理由3つを説明しました。

ではどのようにお子さんにあった進学塾を見つけたらよいのでしょうか?

そこで、以下では、中学受験塾の選び方・決め方について見ていきたいと思います。


2. 中学受験塾の選び方・決め方5つのポイント

ここでは中学受験塾を選ぶ時、決める時に意識しておきたい5つのポイントをご説明します。


2-1. ポイント① 合格実績

まずみなさんが一番気になるのが①の合格実績かもしれません。

「開成中◯◯名合格」といった難関校合格の実績には惹かれると思いますが、ここで2点注意が必要です。

(1)お子さんの志望校にどれくらいの人数の合格者が出ているかということと、
(2)その合格者は通わせようとしている校舎から何名出ているか、

ということです。

塾全体で合格者が多くても通う予定の校舎が今一つでは、魅力に欠けると言わざるを得ません


2-2. ポイント② 塾のタイプが我が子にあっているか

検討している進学塾の塾風が我が子に合っているかどうか、は非常に大事なポイントです。

例えば、競争環境では萎縮してしまうタイプのお子さんが、サピックス(SAPIX)や日能研のような競争の激しい塾に入ってしまうと、多くの場合ミスマッチが生じて、中学受験期間そのものが苦しい時間になってしまったりもします。

ですので、大手塾ありきで通塾を検討することも重要ですが、ここで何より大切なことは、あなたのお子さんにとってその塾はベストかどうか?という視点です。

その上で、最寄りの教室がお子さんに合うかどうか、まで含めて検討できればベストです。

体験学習時に塾に出入りする子ども達の表情や会話に注意を払えば、わが子がその中でやっていけそうかどうか、1つの判断材料になるでしょう。


2-3. ポイント③ カリキュラムとその進度

どのような内容のカリキュラムがどれくらいのスピードで進んでいくのか、一週間でどのくらいの量をこなさなければならないのか、などをチェックしておかないと、入塾してから「とてもこなせる量でなかった」という結果になる可能性が高くなります。

少なくともテキストなど現物を見せてもらって、一週間にやるべきことがどれくらいあるかを入塾前に確認した方がよいでしょう。

その際、お子さんの性格や体力・気力などを勘案して、検討しましょう。


2-4. ポイント④ 家からの距離、通いやすさ

次の基準は、家からの距離や通いやすさです。

通塾時間があまりに長いと、通塾だけで疲れてしまいます。

また通塾手段も関係してきます。家から自転車で通える塾と満員電車に20分乗って通う塾では、行ってからの集中が違います。

また通塾路や塾近辺の安全も気になるところです。

子どもは大人よりも視野が狭く、集中するとまわりが見えなくなったりするので、夕方の通塾環境の確認は重要です。

お母さんが問合せに出かけるのは昼間が多いようですが、実際にお子さんが通塾するのは夕方だからです。

また、実際に通塾する時間の塾近辺の様子も見学しておきたいポイントです。


2-5. ポイント⑤ 月謝などの費用

最後に、多くの親御さんにとって、中学受験で総額いくら使うのか、また年間どのくらい使うのか、は非常に関心が高い内容でしょう。

【下方で詳しく解説しているので、以下もぜひチェックしてみてください。】


5. 中学受験では、どのくらい授業料がかかり、その費用はどの程度なのか?

3. 関東の大手塾4校の特徴を、合格実績や費用、評判などで比較しました

4. 関西の大手塾4校の特徴を、合格実績や費用、評判などで比較しました


3. 関東の大手塾4校の特徴を、合格実績や費用、評判などで比較しました

中学受験で通塾を検討する上で大切なことは、お子さんが通っている塾、あるいは通わせようと考えている塾の特徴を把握することです。

以下では、関東の大手塾4校の特徴を、合格実績や費用そして評判などの観点で比較しました。


3-1. SAPIX(サピックス)

首都圏と関西に展開する中学受験の大手塾で、「御三家」を始めとする難関校への高い合格実績を誇ります。講師の質にも定評があります。

上位校を志望する生徒が集まり高いレベルを目指せる環境で、そのカリキュラムは良くも悪くも「ムダ」が少なく、「繰り返し学習」が少ないのが特徴です。

サピックスでは、1回1回の授業を完全に理解して、自分なりに細かな復習サイクルを組んで進んでいかないと、「マンスリーテスト(範囲がある)では点が取れるが、組分けテスト(範囲がない、または非常に広い)では点が取れない」ということになっていきます。

カリキュラムに「ムダ」が少ない一方で、学習量は多く、優秀で精神年齢が成熟している子は塾での学習だけで伸びていきますが、そうでない子は家庭学習で家族の必死のサポートが必要になります

そういう点では、サピックスは子どもの能力次第で家族の負担度に大きく差のつく塾と言えます。

 
開校地域 東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、大阪府、兵庫県
開校数 47校
合格実績 (2016年度):〈首都圏〉筑波大附属駒場(86名)/開成(251名)/麻布(174名)/桜蔭(163名)/女子学院(129名)/〈関西〉灘(27名)/西大和学園(69名)他
学習スタイル 集団塾
参考月謝 (6年生)56,700円(税込)その他特別講習費等要

参考:御三家に強い中学受験塾【SAPIX(サピックス)】の評判とは?

参考:【保存版】サピックスの対策マニュアル -16カ条-


3-2. 早稲田アカデミー

首都圏を中心に展開する大手進学塾で、志望校別のカリキュラムが豊富に用意されています。「体育会系」というイメージが強い塾でもあります。

早稲田アカデミーは、解いて覚える学習方法で方針がシンプルなので、親にとっては管理が楽な面もありますが、大人の目が無いとさぼるタイプの子には向きません。

他塾より宿題の量がとにかく多く、実施状況の確認もシビアな塾です。

繰り返し解かせるケースが多いため、もし宿題の量が多くて回らない場合は、塾に伝えて量の調節をしてもらうことも検討しましょう。

そのことを知らずに夜遅くまでムダの多い勉強を続けている受験生も多いので、注意が必要です。

早稲田アカデミーは、低学年から通塾し始めると学習リズムがつかめますが、4年生以降は宿題の量が多過ぎてこなすだけで精一杯になる可能性もあります。

また、理解を伴わない「丸暗記学習」の勉強グセがつきやすく、5年生の半ばから成績に伸び悩む受験生が増える傾向にあります

早慶を狙うなら対応可能ですが、御三家を狙うならサピックス(SAPIX)へ通う方がよいかも知れません。

 
開校地域 東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、茨城県
開校数 149校
合格実績 (2016年度):開成(87名)/麻布(52名)/女子学院(55名)/早稲田(146名)/慶應中等部(63名)他
学習スタイル 集団塾
参考月謝 (6年生 私国立受験コース・4科)40,700円(税込)その他特別講習費等要

参考:熱い講師が多い!?【早稲田アカデミー】の中学受験の評判とは?

参考:早稲アカのかしこい使い方 攻略マニュアル


3-3. 四谷大塚

関東を中心に展開する大手塾。小規模の準拠塾が多数あるので、母集団にはトップレベルの学力の上位層から中堅・下位層まで幅広く在籍しています。

四谷大塚の自社ブランドのテキスト「予習シリーズ」は完成度が高く、従来は中堅から下位層でも質の高い学習ができていたが、近年のカリキュラムの改訂により難易度と進行スピードが大幅にアップしたため、上位層でなければ、学習の質の高さが維持できなくなっています。

サピックス(SAPIX)などと比べたら、四谷大塚は、親が教える必要はあまりなく、共働きの家族には向いているかもしれません

ただし、早稲田アカデミーと同様で、大人が厳しく管理しないと勉強をさぼるタイプの子にはあまり向きません。

真面目にコツコツと取り組める子であれば、仕事を終えてからのチェックで、ある程度の学習成果を導いてあげることができるでしょう。

6年生には週一回の志望校別コースも設けられ、入試対策・学校別対策を行うカリキュラムになっています。

 
開校地域 東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県
開校数 25校
合格実績 (2016年度):開成(92名)/麻布(57名)/桜蔭(53名)/早稲田(146名)/海城(92名)他
学習スタイル 集団塾
参考月謝 (6年生 4教科コース)51,840円(税込)その他入会金、教材費等要

参考:老舗の中学受験塾【四谷大塚】の評判や予習シリーズ活用法とは?

参考:四谷大塚のかしこい使い方 攻略マニュアル


3-4. 日能研

首都圏を中心に全国規模で展開する中学受験の大手塾で、成績上位の子に限らず、どんな学力の子でも入塾できる間口の広さが特徴。特に中堅校に強い

日能研では、中学受験に必要な知識を一通り、一定のペースで進めていきます。

宿題は比較的少なく、同じ問題も繰り返しじっくり解かせるので、落ちこぼれる子が少ない一方で、面白みが少なくモチベーションが出にくい子も出ます。

日能研は、4、5年生の入塾後の早い段階で、一週間の学習のリズムを確立できると、親の負担は減る傾向にあります。

6年生になるとテストの回数が増えるため、一夜漬けの傾向があり学習リズムが確立できていない子だと、毎週の勉強が全く回らなくなってしまう場合もあり、その際は親の負担が膨らみます。

真面目にコツコツと学習して、過去に学習したことを定着させられる子に向いている塾です。

日能研では、毎週あるいは隔週で実施されるテストの結果によってクラスと席順が決まるため、成績上位の生徒は前の席で授業に集中できる一方、後ろの席になると授業を聞かない場合などもあるようです。

 
開校地域 北海道、首都圏、東海、関西、中国、四国、九州、沖縄
開校数 145校
合格実績 (2016年度):開成(56名)/麻布(68名)/桜蔭(36名)/芝(103名)/城北(136名)他
学習スタイル 集団塾
参考月謝 (6年生 G・Rコース・4科)40,824円(税込)その他入会金、教材費等要

参考:関西・関東の中学受験塾【日能研】の評判とは?塾の実情を公開!

参考:日能研のかしこい使い方 攻略マニュアル


★関東の大手塾についての詳細な特徴は、以下の記事もぜひチェックしてみてください。

【保存版】中学受験塾の選び方 大手塾 徹底比較2017 関東編


4. 関西の大手塾4校の特徴を、合格実績や費用、評判などで比較しました

続いて、以下では、関西の大手塾4校の特徴を、合格実績や費用そして評判などの観点で比較しました。


4-1. 浜学園

大阪、兵庫を中心に展開する中学受験塾です。

浜学園は、関西各府県最難関校への群を抜いた合格実績を誇り、講師陣の指導力にも定評があります。頻繁なテストでクラス分けが行われ、実力に応じたレベルでの授業が受けられる一方、常に高いレベルでの学習意欲や競争心が求められます。

首都圏では駿台・浜学園として5校展開されています。

 
開校地域 大阪府、兵庫県、京都府、滋賀県、奈良県、和歌山県、岡山県、愛知県
開校数 37校
合格実績 (2016年度):灘(83名)/甲陽学院(81)/四天王寺(106名)/大阪星光学院(85名)/洛星(64名)/東大寺学園(100名)他
学習スタイル 集団塾
参考月謝 不詳

参考:12年連続で灘中学校の合格者数トップ!【浜学園】の評判とは?

参考:浜学園のかしこい使い方 攻略マニュアル


4-2. 希学園

関西及び首都圏に教室を持つ進学塾。

希学園は、難関中学への受験に特化した進学塾で経営規模は大きくないですが、関西最難関校への高い合格実績があります。また、首都圏の難関校受験にも対応し、合格実績を上げています。

中学入試の総合的な力を付けるためのベーシックコースに加え、低学年から最難関校受験を視野に入れた、教科別の特訓コースが設けられています。

 
開校地域 大阪府、兵庫県、京都府、奈良県、東京都、神奈川県
開校数 15校
合格実績 (2016年度):〈関西〉灘(45名)/四天王寺(45名)/洛南附属(56名)/東大寺学園(34名)/〈首都圏〉筑波大附属駒場(5名)/開成(10名)他
学習スタイル 集団塾
参考月謝 (6年生 ベーシック・3教科)52,920円(税込)その他入会金、教材費等要

参考:中学受験塾【希学園】の評判とは?面倒見がいい塾って本当!?

参考:【希学園でぐんぐん偏差値UP!】希学園の攻略マニュアル 8カ条


4-3. 馬渕教室

馬渕教室は、元々高校受験指導で実績を残してきた塾ですが、現在は京阪神地域で中学受験の指導でも定評のある塾です。最難関指導のスキルとそのプログラム構築により、近年、難関校の合格者数を伸ばしています

教室により異なるが、志望校別のカリキュラムとして、基本はN(灘中志望生徒向け)、K(甲陽学院志望生徒向け)、KJ(神戸女学院志望生徒向け)、その他T、Fクラスがあり、公開模擬テストや到達テストなどの成績で決まります。

馬渕教室では、各クラスに担任が1人おり、個人懇談や保護者会を行っています。

指導の特徴は、授業中に行う小テストの結果次第で居残り補習を実施するなど、学習内容の理解・定着を徹底しており、「わかるまで帰さない」をモットーに、積極的に授業時間以外でも質問や指導に応じるスタイルを重視しています。

 
開校地域 大阪府、京都府、兵庫県、奈良県、東京
開校数 32校
合格実績 (2016年度):〈関西〉灘(35名)/四天王寺(77名)/洛南附属(37名)/東大寺学園(107名)/〈首都圏〉開成(1名)他
学習スタイル 集団塾
参考月謝 (6年生 通常授業・3教科)36,900円(税別)その他入会金、教材費等要

4-4. 能開センター

能開センターは、南大阪や和歌山方面の受験指導で成功した塾です。

近年では、ターゲット校を大阪星光、東大寺学園に広げ、一定数の合格数の確保に成功し、ここ数年は灘中合格実績も伸びています。

能開センターの大きな特徴は、徹底した反復演習による基礎定着で、授業はオリジナルテキストを使って行われます。

カリキュラムの進度は、他塾に比べると比較的緩やかなので、反復で理解が深まりやすいお子さんに向いています。

 
開校地域 大阪府、兵庫県、奈良県、京都府、滋賀県、和歌山県
開校数 31校
合格実績 (2016年度):〈関西〉灘(13名)/四天王寺(77名)/洛南附属(21名)/東大寺学園(44名)
学習スタイル 集団塾
参考月謝 不詳

★関西の大手塾についての詳細な特徴は、以下の記事もぜひチェックしてみてください。

【保存版】中学受験塾の選び方 大手塾 徹底比較2017 関西編


5. 中学受験では、どのくらい授業料がかかり、その費用はどの程度なのか?

本ページの冒頭で、中学受験をするには、大手進学塾に通わせるのが一般的に必須だとお伝えしました。

では、それを実現するためには一体費用はいくらかかるのか?という疑問が沸くかもしれません。

そこでここでは、大手塾の「塾代(授業料など)」について紹介します。

主に、私立中学受験を目指す場合、小学3年生の2月に始まる小4クラスから3年間通う家庭が多いので、ここでは、それを念頭に中学受験全体で必要となる塾代の「総額」を概算で算出してみました。


5-1. 中学受験の塾代。総額でいくら用意しておけばよいか

塾の費用と一口にいっても、内訳は、「授業料」「教材費」「定例テスト代」「模試」「季節講習」「対策講座」など多岐にわたります。

各塾の資料をもとに、塾や受験生の親への取材を行い、シミュレーションした内容が以下です。

※基本授業と、塾に進められる各種講習を受講した典型例として総額を算出。


★中学受験の塾代の総額 (ここではモデルケースを記載。各塾の概算は下方にて掲載)

3年間通わせた場合の合計額は、約230万円前後

※ 入会金、授業料(月謝)、教材費、塾内定期テスト代、模試代、季節ごとの講習代が含む。

中学受験で3年間塾に通わせる場合は、塾代の総額として、このくらいを想定しておいてください。


★学年ごとの費用の内訳 (モデルケース)

3年間の塾代の内訳を見ると、以下のようになります。

入会金 約21,600円
4年生 約43万円
5年生 約65万円
6年生 約120万円

※ 学年が上がるにつれ金額が上がるのは、授業料自体が高くなることと通塾日数が増えることもありますが、一番の違いは各種選択講習の有無です。

6年生の受験直前期は、志望校対策の選択講習や季節講習などが多く、そのための出費が重なり高額になります。大手塾はどこも同じ傾向あり


★ 【参考】6年生の年間費用の概算を塾別に掲載

塾名 年間費用(概算)
SAPIX (サピックス) 120万円
早稲田アカデミー 120万円
日能研105万円
四谷大塚 105万円
栄光ゼミナール 95万円
市進学院90万円

5-2. 4年から塾に通わない中学受験という選択肢は?

中学受験は、高校受験や大学受験と比べて、実は一番費用が必要です。

そのため、どのようにコストパフォーマンスを上げるかは、どの家庭でも重要課題となっています。

そこで思い浮かぶのが、4年生からは塾に通わせないという選択肢があるかもしれません。

しかし、中学受験情報局では、大手進学塾の場合は小4か、遅くとも小5から行くのがベターだと考えています。

中学受験は、その後の高校・大学受験とは2つの点で異なるためです。

一つ目に、「学校で習っていない内容を学ぶこと」、二つ目に「メンタルが未熟な小学生には負担が大きいこと」です。

ですので、学年ごとに行うことが変わってきます。

  • ・4年生・・・徐々に受験につながっていくきっかけを探しつつ勉強の習慣を身につける
  • ・5年生・・・入試に必要な知識を一通り覚える
  • ・6年生・・・その知識で問題を解くトレーニングをする。

このような段階が必要なのです。

これをいきなり小学6年生から始めると、これら全てを1年間でやることになり、補習のための講習や家庭教師、個別指導塾なども使うことになり、お子様の負担が増えるだけでなく、結果的に高くついてしまいます


5-3. 低学年で通い始めると、中学受験では有利なのか?その時の費用は?

最近は、中学受験開始の低学年化が進んでおり、多くの塾で1ー3年生向けのカリキュラムを用意しています。

では、低学年で通塾を開始すると中学受験では有利なのでしょうか?

実は、低学年向けの中学受験コースは、入試を準備する内容を先取り学習させるのではなく、勉強を習慣づけさせたり学習対象に興味を持たせたりするのがメインで、受験への土台作りの位置づけです。

ですので、この時期は、授業料も月額1万~2万円と手軽なので、親も子供の成績や順位に一喜一憂せず、勉強習慣が少しでも身につけばよしとすべきでしょう。


5-4. 3年間通塾する場合、費用を抑えるためにできることは?

小4から3年間、通塾する場合、かかる費用を節約することはできないのでしょうか。

もし上述の表の金額から節約するとしたら、選択講座季節講習でしょう。

例えば、開成中学や灘中学といった個別の学校名がついた「志望校別特訓」は出題傾向を知れるので参加をおすすめしますが、それ以外の講座、「弱点補強講座」や「有名私立中コース」といった特訓は必要がない場合が多いので、その場合は参加しなくても大丈夫です

小4、小5の季節講習も休むことが可能ですので、これで15万円程度の節約につながります。


5-5. 中小塾や、地域密着型の小規模塾の費用感は?

中学受験塾には、中小塾や、地域に密着した小規模塾もあります。

中規模塾は、小6生で月謝7万円台、年間では、選択講習や模試を含めて100万円近くになります。

一方、小規模な塾は、月謝3万円、年間でも約60万円と大手塾の半額ほどのところもある状況です。

ただ、大手塾と中小の塾との一番の違いは、「カリキュラム」や「テキスト」の充実度。

大手には教材開発や情報提供をする専門家がおり、3年間で約230万円の支出は決して少なくないですが、我々としては大手塾をおすすめしています。


6. 玉石混淆でハズれも多い「中小塾」の選び方4つのポイント

上述しましたとおり、中学受験塾には、多くの教室を持つ大手塾と地域密着の小さな中小塾とがあります。

大手塾には「受験に対してのノウハウ」や「立地が良い」など、中小塾は「地元に強く」「きめ細かい指導を受けられ易い」「大手塾と比較して授業料がリーズナブル」という特徴があります。

どちらのタイプにもメリットとデメリットが混在していますが、ここでは、玉石混淆ではずれも多いと言われる「中小塾」を選ぶ際の4つのポイントについて説明します。

ぜひ塾選びの参考にしてみてください。


6-1. オリジナルのカリキュラムを強く推すかどうか

大手塾の提供するシステム教材を使用するのでなければ、オリジナルのカリキュラムや教材を提供するのは、経営資源が乏しい中小塾では現実的にかなり難しいと言えます。

ですので、もしオリジナルのカリキュラムを強く推す中小塾へ通塾される場合は、そこを慎重に見極めなければなりません

もし「オリジナルのカリキュラムや教材」を推すのであれば、カリキュラムは事前に明示されるべきでしょう。


6-2. 過去数年分の合格実績と業歴があるか

直近の合格実績がよい場合、これをそのまま塾の実力と考えることは賢明ではありません。

例えば、大手塾の上位クラスから転塾してきた優秀な生徒がたまたまいて、その生徒が1人で最難関校など3〜4の有名校の合格実績をつくる場合があるからです。

小規模塾であれば、過去数年分の合格実績を平均して検討してみるとよいでしょう

また、塾長(講師)の実力を見極める方法として、塾の設立からの年数が講師の力量の1つの目安になります。

最低でも5年以上の業歴があり、ある程度安定して合格実績が出ているなら、それは塾長の腕前の客観的証拠といえるでしょう。


6-3. 大手塾と同じ拡大戦略を打ち出していないか

営利事業体としての側面を優先するのであれば拡大戦略は当然ですが、当然その一方で、教育の質を担保するという点では、拡大するにつれて、難しくなります。

ですので、中小塾がむやみに拡大戦略をとっている場合は、慎重に検討する必要があります

塾生が増えてきて、もう1つ教室をオープンするらしい、などという評判は、教育機関としてはいいこととは限りません。

もしそのような中小塾を検討している場合は、経営基盤の脆弱な大手塾に通うようなものなので、普通に大手塾に通うことをおすすめします。


6-4. 親と塾のコミュニケーションはどうか

中学受験では、受験生と親、そして塾は一丸になる必要があり、コミュニケーションの質がそのまま受験の成否に影響します

ですので「受験生と塾」「受験生と親」の関係に加えて、「親と塾」の関係がしっかり結べていないと、一丸にはなりえません。

受験生である子供の疑問に答え、そして親の疑問にも誠心誠意、的確に答えることができて初めて、真の塾といえます。

「親と塾」の大人同士のコミュニケーションが拙い塾講師が、受験生の疑問に的確に答えられるはずがないためです。


7. まとめ

いかがでしたでしょうか? 

今回は、中学受験に必須の「塾選びのための基準」や「塾の情報」を様々な角度からお伝えしました。

中学受験に塾は必須ですが「塾に入れたから大丈夫」「塾の言うとおりに宿題をしていれば成績が上がって実力がつく」と無条件には思わないことです。

少し難しい表現になりますが、塾を選ぶということは、学習サイクルを子供の生活サイクルとして取り入れるということです。

しっかり自分の軸を持ち、「塾ありき」ではなく「わが子ありき」の中学受験塾選びを目指していただけたら幸いです。

既に塾に通わせている場合は、塾の性質を知ることで、上手く塾を活用することにつなげて頂けたらと思います。

もし今現在、塾での状況が芳しくないのであれば、タイミング次第では、転塾もひとつの選択肢になり得ます。

ぜひ本ページの情報をお役立てください。

あなたとお子さんの受験成功を心より願っています。

参考:転塾を考えるときの5つのポイント

この記事を書いた人
中学受験情報局 編集部 中学受験情報局 編集部
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