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日能研上位クラス 都立が第一志望なら6年2学期からでも転塾すべき?

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公開: 最終更新日:2023年07月14日

今回の動画は、中学受験情報局に寄せられたユーザーの方からのご相談にお答えする形になっています。

ご相談の内容は「 国立 難関校に向けて 日能研 の上位クラスで対策してきましたが、第一志望を都立の中高一貫校にしたため、今からでも転塾すべきでしょうか」といったものです。

ただし、夏期講習にはすでに申し込んでいて、日能研で受講されるとのことです。

一般的には転塾のタイミングであると言える

動画では「一般的な話としては」 と断りしているのですが、ドイツを第一志望校に決めたということで、 天竺を考えるタイミングとして 夏休みの前、 あるいは 夏休みの後は適したタイミングであると言えます。

理由は動画でも説明していますが、基礎的な受験知識やテクニックなどは、6年生の前半までで全て習い きってしまっていること、日能研では上位クラスに在籍しているということで、基礎学力は十分についていると考えられることがあります。

ただしこれはあくまでも一般的に という意味で、このお子さんの場合今の塾が好きで、転塾に対して否定的な気持ちであるのが ポイントです。

無理やり転職させるより、今の環境を活かしながら都立の対策をする、という方向が現実的かもしれません。

夏期講習の過ごし方について

すでに日能研の夏期講習に申し込んでいて、 参加も予定しているとのことですので、 動画では講習の過ごし方のポイントについてお話ししています。

日能研の6年生の夏期講習は通塾日が3週間以上、拘束時間は午後2時頃から夜8時頃までと、かなりのハード スケジュールです。

そこで動画でおすすめしているのは「夏期講習は行った時だけ全力でがんばる」というスタイルです。

基礎的な学力はほぼ出来上がっており、ここからは都立に向けて志望校対策をしていきたい、そんな時期です。

夏期講習の宿題だけで、夏休み中の家庭学習の時間が埋め尽くされるのは、なんとか避けたいですね。

ぜひ少しずつ、夏の間も都立への対策を取り入れていただければと思います。

9月からの家庭学習について

もちろん転塾という選択肢も残っていますが、難しいようなら、日曜特訓だけ他塾のものに参加するという方法もあります。

日能研の授業は平日の本科のみに限定し、 学習の中心は日曜日の都立に向けた特訓に置くようにします。

都立中受験に強いことを特鳥にしている塾の日曜特訓を、検討してみるのも良いでしょう。

動画でもお話ししていますが、 もちろんこの分野に強い家庭教師や個別指導の先生に協力してもらう方法もあります。
その際は、先生選びが非常に重要になります。

また受験 学年の9月となると、 どの先生も非常に忙しくなる時期です。

個別の指導を検討されているご家庭は、早めに体験授業などを受けて良い先生に出会っておく、といったことも大切になりますね。

選択肢は様々になりますが、ぜひお子さんと相談しながら、より良い志望校対策の環境をお選びいただければと思います。

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