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予習シリーズを上手に使う

中学受験2014年03月06日19時31分
まだ寒い日もありますが、日差しは春のそれになってきましたね。

ひと月もすると、桜が咲き乱れる季節がやってきます。

楽しみに待ちましょう。





四谷大塚「予習シリーズ」の6年生用が改訂になり、

これで4年~6年すべてのテキストが新版になりました。

理科に関してのトピックは、単元の配列が大きく変わったことです。

ただし、難易度や問題数は大きく変わってはいません。



ということは、予習シリーズの持つ長所、短所とも

以前のままということになります。



四谷系の塾のお通いでなくても、サブ教材として

お使いになる方も多い予習シリーズ。

今一度、その長所と短所をまとめておきましょう。



理科の予習シリーズの長所は、カラー写真がふんだんに

使われていて、動植物の単元などではちょっとした図鑑がわりに

使えるようなところです。

また、計算分野などでは、例題の解説が懇切丁寧で、

非常に助かりますね。



一方気をつけるべきところですが、

予習シリーズは問題集ではなく教科書といった位置づけだと

理解しておかなければならないことです。



単体では演習問題数が少なく、

補助教材である「実力完成問題集」などの

演習用教材が必要です。



そして、これは日能研なども同じなのですが、

問題が「実戦的ではない」とうことです。

実戦的でないというのはどういう意味かというと、

今習っている単元の問題しか出てこない、ということです。



こういう言い方をすると、「そりゃそうでしょうよ。」

という返答が返ってきそうですが、

たとえば、植物の「花と実」という単元を学習しているとき、

当然テキストでは種子や茎、葉に関する問題は

あまり出てきません。



しかし、入試問題では花と実だけが単独で出てくることは少なく、

植物に限らず動物のことも、といった複合問題が出てくるんです。



だから、一般に必修教材だけでの学習では、

知識が断片的なものになり、つながりが学習しにくいのです。



この「単元同士のつながりがある勉強」に役立つのが、テストです。

週例テスト⇒月例テスト⇒合不合判定と大きなテストになるほど、

複合問題がよく出題されます。

これは、大テストは入試問題をベースに改題した問題が

扱われることが多いからでもあります。



ですから新しい学年になった今、「テストから学ぶ」という学習を、

しっかり身につけておくことは効果的です。



テストから学ぶというのは、

テストの受け方、直し方を工夫することです。



受け方に関しては、

「大きなテストでは、習ったことだけが出るとは限らない」

という意識で臨むことですね。



「習ってないことを出されたら、誰もできないんじゃないか」

と思われるかもしれませんが、そんなことはありません。



今まで習ったことを組み合わせて、応用して

全く見たことがない問題、習っていない問題に取り組む。

そして、なんとかして解決にたどり着く。



この練習は、予習シリーズだけではできません。

テストを上手に利用しましょう。

6年生になると、その年実施された入試問題の中でも

「良問」とされるものが、頻繁にテストに出るようになります。



解くときも、なおすときも、しっかり考えて、

その問題の最大のポイントは何だったのかを

必ず考えるようにしてください。

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町中の公園にも春が来ていました。
中学受験2014年03月06日19時31分
主任相談員の辻義夫
中学受験情報局『かしこい塾の使い方』の主任相談員である辻義夫が家庭学習で悩んでいる方にすぐに実践できる効果的な学習方法をお教えします。
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