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中学受験でうつにならないための予防、母親の心がけについて

中学受験でうつにならないための予防、母親の心がけについて
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中学受験は親子にとって一大事。合格という結果が出たらいいのですが、望まない結果が出た場合、うつ状態になってしまう母親もいるようです。
今回の記事では、これまでたくさんのご家庭を見てきた経験から、そうならないための予防や心がけについてお話ししたいと思います。
お子さんが現在受験生、もしくはこれから受験を考えている方の参考にしていただけたら幸いです。

1.大変な中学受験。心のケアはしっかりと

中学受験はもちろん受験生であるお子さんが主人公。
でも母親も自分が思う以上にがんばりすぎていたりプレッシャーを抱えています。
まずは、お子さんが受験することによってなぜ母親がうつになることがあるのかを考えてみましょう。

1−1.わが子のためにとがんばりすぎる

中学を受験するお子さんのフォローは、想像以上に大変なものです。
お子さんのモチベーションに配慮したり、生活リズムが変化したり、長い期間「勉強させなきゃ、合格させなきゃ」という緊張感が続くので、心身ともに疲れてしまうことが多いのです。

特に責任感の強い方ほど「母親として当たり前のことだから」と無理してしまうことがあります。
夫が高学歴だったり、祖父母が孫の教育に熱心で「中学受験に合格して当たり前」という雰囲気のご家庭は要注意です。

1−2.プレッシャーから母親がうつになることも

それでも「受験」という目標に向かっているときは感じにくいのですが、終わった瞬間に気が緩み、それまでの疲労がどっと出てきてうつになってしまう方もいます。
もしも思い通りの結果が出なかった場合は「母親である私のせいかも」と自分を責めてしまうからです。

実際に、受験のことで相談に来られるお母さんの中にはかなり思い詰めた様子だったり、泣き出してしまう方もおられます。
それぐらい母親にとってお子さんの中学受験は、精神的プレッシャーになりやすいともいえます。

2.中学受験で母親が心がけるべきこと

それでは、受験生を持つ母親としてどのようなことを心がけたらいいのでしょうか。
うつにならないためにできる対策を考えてみました。

2−1.自分の気持ちを人に話す

本来ならいちばん身近な存在である夫に相談するべきですが、仕事が忙しいという理由などで、十分にコミュニケーションの時間が取れない場合もあると思います。
でも悩みを抱え込むことがいちばん良くないので、友人などに自分の気持ちをできるだけ話すことを心がけましょう。 プレッシャーや責任感をひとりで抱え込まないように気をつけるのです。

できれば子どもが受験勉強を始めた頃から、そのことについて定期的に相談できる相手を見つけておけば安心です。
どんなに小さな悩みでもその都度解決する習慣をつけるために、自分の経験や気持ちをできるだけ他人と共有するようにしておきましょう。

どうしても他人に話すことができない場合は、日記をつけたり、匿名でもいいのでブログなどで「体験記」を綴るのもいいかもしれません。書くことによって自分を冷静に見られ、また記録が残るので自分の精神状態を理解しやすくなります。

2−2.お子さんとの程よい距離を保つ

案外難しいことかもしれませんが、自分は自分、子どもは子どもと常に意識してお互いに依存し合わないようにしましょう。
程よい距離感を保つことが大事です。
どうしても母親が対応する場面も出てくるかもしれませんが、できるだけ自分の生活リズムを保つようにしておきたいですね。

お子さんの人生はお子さん自身が切り開いていくもの。
母親はそのサポートしかできません。
距離感を保つ=お子さんをほったらかしにするという意味ではありません。
落ち込んでいる時は優しい言葉をかけてあげることが必要ですが、子ども自身がうまくいっている時は遠くから見守ってあげてください。

また、お子さんが受験生だからと母親が自分の時間や趣味を制限する必要はありません。もちろん配慮は大切ですが、心身を健やかに保つためにもある程度の自分の時間は確保して、たまには息抜きをしてくださいね。

2−3.不合格も想定しておく

もちろん「絶対合格する」という気持ちは大切です。
でももし不合格という結果が出た時に、自分がどう感じ、子どもにどう声をかけるかをシミュレーションしておきましょう。
一番ショックを受けるのはお子さんですが、実は一緒にがんばってきた母親のショックもとても大きなものです。
次の目標のことを事前に考えておいたり、気持ちを切り替えるための旅行や趣味をあらかじめ予定に入れておいてもいいかもしれません。

「もしも不合格だったら」の時のことを夫と共有しておいてもいいでしょう。お子さんの人生設計に関わってくるものだと考えると深刻になってしまいそうですが、できるだけ冷静に結果を受け止め、対応できるように心の準備をしておくことも大切です。

3.冷静に対処できるように

母親がお子さんの中学受験を自分のことのように一喜一憂することは悪いことではありません。
しかし、ふだんから冷静さを保つよう心がけることも大切です。
そのためには自分を客観視したり、自分の気持ちを他人と共有したりといった、母親の「自分ケア」が必要です。
うつ状態にならないためにも、お子さんのためにも、お母さん自身を大切になさってくださいね。

この記事を書いた人
主任相談員 西村 則康主任相談員 西村 則康
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