中学受験情報局『かしこい塾の使い方』 -> 親の関わり方 -> 子供が勝手に勉強するようになる!リビングに置くべき「三種の神器」とは? 後編

子供が勝手に勉強するようになる!リビングに置くべき「三種の神器」とは? 後編

子供が勝手に勉強するようになる!リビングに置くべき「三種の神器」とは? 後編
このエントリーをはてなブックマークに追加
更新: 2017年01月05日 公開:

わが子がゼロ歳からでも揃えたい、リビングに置くべき図鑑、地図、辞書の『三種の神器』。
今回は、より具体的な活用法や、選び方を教えていただきました。

引き続き話を伺ったのは、これまで延べ1万人以上の生徒を志望中学校、難関中学校に合格させてきた、中学受験 個別指導のSS-1(https://www.ss-1.net)代表、小川大介氏。オススメの図鑑や地図、辞書も参考になるので、ぜひご覧ください。

まずは聞きたい!「図鑑」選びのポイントとは!?

【かしこい塾の使い方編集部】(以下塾使編集部):「図鑑」を選ぶ際のポイントはあるんでしょうか?

【小川】
まず大前提として、親の感覚で「いる・いらない」を決めないようにしてください。
女の子が昆虫に興味を持っているのに、お母さんが「気持ち悪いから却下!」というのはもってのほか!
確かに昆虫に興味を持つ女の子は珍しいかもしれませんが、図鑑のメリットはいろんな派生情報が盛り込まれていることです。昆虫を入り口に美しいデザインや海外の文化に興味が派生してゆく可能性だって大いにあるのです。

【塾使編集部】:子供の興味がはっきりと分からない場合はどうすれば?

【小川】
そんな時は図書館に行って出来るだけたくさんの図鑑を見せるといいでしょう。
動物・乗り物・星座...etc。わが子は何に興味を示しているのか?注意深く観察してみてください。
「子供の心が動いた!」⇒「図鑑を放り込む」
というタイミングを見逃さないようにしましょう。

【塾使編集部】:ちなみに、先生オススメの図鑑はありますか?

【小川】
1~2歳など、まだ子供が小さい場合は、絵本のように楽しめる図鑑がたくさんあります。
例えば、『1,2,3どうぶつえんへ』(偕成社)は、数の概念や足し算を学べる絵本です。

私の子供はこの本で数字好きになりました。
また『ふしぎいっぱい写真絵本』シリーズ(ポプラ社)は写真がどれもユニークです。
解説本ではなく物語的に構成されているため、読んでも眺めても飽きません。

まずは親御さんが一緒に読んであげるといいでしょう。
「あまり読んだことがない」という親御さんもいるかもしれませんが、悩む必要はありません。
一緒に眺めて「いっぱいあるね!」「あなたはどれが好き?」と思ったことを口にするだけで、子供は好奇心を刺激され積極的に知識を増やしていくでしょう。

「地図」選びのポイントとは!?

【塾使編集部】:次に「地図」の選び方ですが、これはどうすればいいでしょう?

【小川】
まずはシンプルな県名が書かれた地図を部屋の壁に貼りましょう。
各県が色分けされている『学習ポスター日本地図』(くもん出版)や『なるほどkidsはっておぼえるにっぽんちず』(昭文社)のようなお風呂に貼れるタイプのものもあります。
このときのポイントはしっかりと子供の目線に入る場所に貼ることです。

【塾使編集部】:いつも目に入る位置に貼って、慣れさせるということですね!

【小川】
はい。
ただ、それだけでは風景になってしまう可能性があるので、地図を見ずにはいられない仕掛けを用意しましょう。
具体的には子供との会話の中に地名や地域を入れながら「夏休みは○○ちゃんがいる新潟に行こうね!」とか、スポーツ好きな子供には「広島カープの本拠地はここだよ!」というような、ちょっとした工夫です。
親が話し方を少し工夫するだけで子供の知識がどんどん広がることを実感できるかと思います。

「辞書」選びのポイントとは!?

【塾使編集部】:では「辞書」の選び方はどうすればいいのでしょうか?

【小川】
辞書は親が引くものと言いましたが子供は次第に親のマネをしたがります。
そこで、大人用の辞書と子供用の辞書を2冊用意しておくのが私のオススメです。
子供向け辞書は分かりやすい反面、必要最小限の語彙数であるため知りたい言葉が載っていない場合があります。
そんな時、収録語数が多い大人用の辞書が置いてあると、分からない言葉の意味を調べることができ、さらに大人用の辞書に慣れさせることもできるのです。

【塾使編集部】:ちなみに、先生オススメの辞書はありますか?

【小川】
幼児の場合、単語が身近な場面の絵で表されている『三省堂こどもことば絵じてん』などはオススメです。
小学校の定番『小学国語辞典』までの橋渡しとして豊富なイラストとオールカラーの『ドラえもんはじめての国語辞典』も子供にとって親しみやすい作りになっています。

子供が勝手に勉強し始める!「自動運転」を目指そう!

【塾使編集部】:さらに学習効果を高める方法はありますか?

【小川】
「図鑑」「地図」「辞書」の3つを組み合わせながら使うことで相乗効果が得られます。
例えば「佐渡でトキの繁殖に成功」というニュースを見かけた場合、トキについて図鑑で調べ、佐渡の場所を地図で調べ、繁殖の意味を辞書で知る。
それぞれが絡むことで知識がより強く定着します。
子供が自主的に調べる「自動運転」状態になれば勝手にしかも全教科に強くなってゆくはずです。

子供の成長を促す「親の声かけ」!

【塾使編集部】:最後に、親が気を付けるべきことはありますか?

【小川】
ある時期から子供が「これって何?」「なんで?」と繰り返し聞いてくるようになり、戸惑う方もいると思いますが親は答えを教える必要はありません。
そんな時は「面白いね!」「よく気が付いたね!」と返事して「家に帰ったら調べてみよう!」と言うだけでOK。あとは『三種の神器』に任せてしまえばいいのです。

【塾使編集部】:そう考えれば、子供が学ぶチャンスは無限に転がっていると言えますね!ありがとうございました!

まとめ

今回お話を伺って図鑑、地図、辞書の『三種の神器』の魅力は子供が自ら学ぶ習慣ができるだけでなく、親の専門知識が必要ないという点にも目からウロコでした!子供が勉強しない、子供に勉強させたい親御さんは、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか?

■『頭がいい子の家のリビングには必ず「辞書」「地図」「図鑑」がある』

頭がいい子の家のリビングには必ず「辞書」「地図」「図鑑」がある

著者:小川大介
中学受験個別指導教室SS-1代表。
1973年生まれ、京都大学法学部卒。
中学受験情報局「かしこい塾の使い方」主任相談員。
大手塾に通う子供の成績を劇的に向上させ、第1志望合格率8割以上の高い指導力に定評がある。『小川式「声かけ」メソッド』(宝島社)など著書多数。

この記事を書いた人
主任相談員 小川 大介主任相談員 小川 大介
メルマガ会員限定特典メルマガ会員限定特典
Copyright (c) 2008- 中学受験情報局『かしこい塾の使い方』 All rights reserved.