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中学受験 難問への取り組み方

中学受験 難問への取り組み方
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中学受験に合格するには、難問を解けなければならない、と多くの方は考えています。
学校によって出題傾向や内容は異なりますが、多くの学校では基本問題から難問まで、バランスよく出題されます。
今回は、「中学受験 難問への取り組み方」についてお話しします。

難問にはどんなものがある?

学校によっても様々ですが、たしかに中学受験では難問が出題されます。
難問にもいくつか種類があって、単独で1問だけの難問もあれば、たとえば算数なら「大問」と呼ばれる文章題や図形の問題で(1)から(3)くらいまである問題の(3)だけが難問、というような場合もあります。

入試問題で多いのは、後者です。

大問そのものに「テーマ」があって、そのテーマに沿って考えていくような問題構成です。
(1)、(2)は「手を動かせば正解にたどり着ける問題」で、その作業の中で規則性や法則めいたものに気づかせる、という問題構成が代表的なもの。

解いていくうちにだんだん「あ、じゃあ次はこれを大きな数の場合も当てはめて計算すれば・・・」のようなことに気づいて解決方法がわかってしまう、そんな問題です。

解いているお子さんも、実力がついてくれば「あ、ここでこう問いかけてきたってことは、次の問題はこう出てくるな。」と出題者と対話しながら解くことができるものです。
こうなると勉強も楽しいですね。

入試の目的は"合格"すること

「難問を解けるようにならなければ志望校に合格できない」と思っている方も多いですが、これは間違いです。

中学受験では、すべての難問を解けるようにならなくても合格できます。
100点満点を目指し、難問が解けないことに自信を無くしてしまうのは、ナンセンスです。

入試問題では、大問の(1)〜(3)のうち(3)が難問なのだとしたら、まずは(2)までを確実に解けるようにすることです。
入試問題を解く目的は「合格すること」です。
大問の(1)(2)を確実に正解し、得意な分野の問題は(3)も正解する。

現実的に「合格点を取る」ことを念頭に置けば、このような作戦が現実的です。

難問に挑む力

しかし、難問を避けてばかりというのもどうかと思います。
難問に取り組むことで、「今の自分はどれくらいのレベルの問題にチャレンジできるのか」という「取り組むべきかどうかを判断する基準」のようなものができてきます。

テストなどで「この問題には取り組むべきなのか、いわゆる『捨て問』とすべきなのか」を判断する力をやしなうこともできます。

そういった意味で、少なくともふだんの勉強の中では、難問に取り組む時間もある程度は取りたいですね。
難問をウンウンと考えるには、基礎的な学力が備わっていることが必須で、難問にトライできているということは、それだけ基礎がしっかり整っているということです。

様々な解き方を自分に提案し、解法を導き出す作業の練習をしたいですね。

中学受験において各学校から出題される難問は、学校からのメッセージとも言われています。
着実に合格を狙うための作戦として、難問にこだわりすぎないという作戦はアリなのですが、時間がしっかりあるときに挑戦して考えぬいてみることも、一方ではおすすめします。

中学入試の問題の中には、上質な難問がほんとうに豊富に存在します。
解き終わってからも溜息をついてしまうような、そんな難問たち。
こだわりすぎず避けすぎず、上手に付き合っていきたいですね。

この記事を書いた人
主任相談員 辻 義夫 主任相談員 辻 義夫
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