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「試すと成績が上がる 最強の国語勉強法」講座レポート

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2017年5月27日(土)、「中学受験情報局」の主任相談員 小川大介先生による「最強の国語勉強法」講座が行われました。 中学受験を目指す小学4年生の親子を対象に、国語の成績を高めるためにすぐに実践できる、さまざまな方法についてお伝えしました。

 「国語は成績を上げるのが難しい科目」「うちの子は本を読むのが好きじゃないから...」など、国語の成績アップや勉強法に関して、どこかすっきりした印象を持てずにお悩みの親御さんも多いのではないでしょうか。

 今回の講座では「国語を勉強すると、どういうことができるようになるのか」ということから具体的な勉強法まで、小川先生がわかりやすく明確に伝えました。国語に関する悩みを解決し、成績を上げるという最終目標への近道がわかるような授業となりました。

日時 5月27日(土)10:30-12:00
場所 AP東京八重洲通り
主催 中学受験情報局かしこい塾の使い方

「伝える」とはどういうことか

 「まずはウォーミングアップとして、自己紹介をします。先生の話をよく聞いてくださいね、終わったら質問しますから」と小川先生。 さっそく自己紹介を始めたのですが、難しい言葉を使って途切れることなく話したので、教室内の親子は「?」でした。

 実はこれは、他人に「伝えやすく伝えるポイント」を説明するためのウォーミングアップだったのです。 小川先生は「これは下手な自己紹介です」とし、どこがいけなかったのかを説明していきます。

  • 最後まで句点がなかった(ひとつの文章が長すぎる)
  • 途中でいろんな人や物事がでてくる(ひとつの文章に内容を盛り込みすぎ)
  • 「曖昧模糊」「ディスカッション」など難しい言葉を多用している

など、改善点を説明してから、今度はわかりやすく自己紹介をしました。

 

「小川です。国語を教え始めたきっかけは...(中略)。国語が嫌いな子が多いことを知って...(中略)。国語が苦手な生徒の立場になると、国語を学ぶことによってなにができるようになるかわからない授業だった。だから今日は国語の勉強法をみんなとやっていきたい」というようなことをとてもわかりやすい言葉で伝えたので、思わず納得してうなずく参加者たちでした。

国語を勉強する意味とは

言葉や言い方を少し変えるだけで「人に伝わりやすくなる」という実例を小川先生が示したことで、改めて、「国語を学ぶと伝える力がつく」ことが参加者たちに明確に伝わりました。さらに伝えやすくするポイントとして

  • ひとつの文にはひとつの内容
  • 主語をはっきりと意識する

などを挙げ、お子さんも「言葉の力」が実感できたようです。 これは、親御さんたちにとってもはっとさせられるポイントではないでしょうか。 ふだん、「伝わりやすい」言葉の使い方を意識したことがあるでしょうか。 この授業はもちろんお子さん向けではありますが、それだけではない印象を受けました。

国語の「曖昧さ」を拭う

国語の「曖昧さ」を拭う

 さて、授業はいよいよ本題に。まずは1週間でどれくらい国語の勉強をしているかを親子で話し合う、という課題が出されました。
漢字練習や言葉の勉強など、国語に関する勉強時間を一体どれくらい取れているかの確認です。
この作業によって、「日頃使っている日本語の延長線上としての国語」が「勉強科目のひとつとしての国語」と明確化されたようでした。

 さらに小川先生は、「こざとへん」や「のぎへん」など、部首についての勉強の仕方を説明します。
「部首には必ず、意味があります。名前を覚えるだけじゃなくて意味を知ることが大切です。部首の意味を知っていたら、漢字の意味がなんとなくわかるようになってきます」
というように、国語を勉強したらどんなことがわかるようになるのかを、どんどん言葉で説明していく小川先生の話に、手応えを感じたお子さんも少なくないようでした。

子どもの目の動きに注目すること

 さらに、具体的な試験対策として、長い文章の読み方の説明がありました。
論説文などで何の話かわからない場合にどのように読み進めたらいいのか、親御さんむけに「子どもの目の動かし方に注目して、お子さんを助けてあげてほしい」と小川先生はいいます。

 

となりに座っていると目の動きが見えないので、お子さんの斜め45-90度前に親御さんが座るとよいことを先生が説明し、実際にそのようにして問題を解く練習を行いました。
親御さんたちは、子どもの国語の勉強の具体的なフォロー方法を身につけることができたようです。

子どもの目の動きに注目すること

お子さんの勉強を手伝う時の注意点

国語の「曖昧さ」を拭う

 最後に小川先生から「解答例に近づこうとするのはやめよう」というお話がありました。
模範解答例を真似することによって時間だけがかかり、国語が嫌いになってしまうかもしれないということ、4年生のうちにできることは、「設問研究」と「解答研究」に至るための基礎トレーニング(読む、書く)とのことでした。

 

国語がわかる、ということがどういうことなのかをはっきり言葉にすることで、「国語を勉強する本当の意味」を理解できたような有意義な授業でした。

この記事を書いた人
主任相談員 西村 則康主任相談員 西村 則康
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