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「間違った問題を何度も解き直すことが大切」という勘違い

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更新: 2017年05月09日 公開:

問題には、

  • A. 何度も繰り返し練習して「目を瞑っていても解ける」ことが必要な、「考える力の元」となる問題
  • B.「どこで間違えたかを発見するために時間を費やす」ことが必要な、「考え方の元」となる問題

とに大きく二分できます。

多くの塾テキストでは、基本問題、応用問題という分類の仕方がされていることが多いですが、上のA・Bのように分類はされていません。
おおまかに言えば、Aが基本問題、Bが応用問題となりますが、塾やテキストにより様々です。
よくないのは、時間をかけて考えるべきBの問題を、Aのように繰り返して、覚えてしまうまで解かせることです。
こうなると勉強の中に「考える」という要素がなくなり、「覚える」だけになってしまうので、勉強が面白くなくなってきます。
お子さんが覚えられる量にも限度がありますから、「せっかく覚えたのに、テストが終わったらすぐに忘れてしまう」という状態になりやすくなります。

回数をたくさんこなすことに時間をかける問題と、1回に時間をかける問題との区別をせずに、ひたすら「解けるようになるため」に何度も問題を解き直すことは、「あらゆる食事を箸のみで済ませる」に似て、限られた時間を有効に使うという点からも意味がありません。

ただ、いずれの問題も「どのように取り組めば正解していたのか」に注目して1度しっかりと腑に落ちるまで考える事は非常に大切です。

この記事を書いた人
主任相談員 西村 則康主任相談員 西村 則康
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