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梅雨時の学習法

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更新: 2017年05月23日 公開:

部屋の環境作りで学習効率を高める

ジメジメした梅雨がやってきます。梅雨は日照時間が少ないため、脳内のセロトニン(心と体の安定に関わるホルモン)が不足して憂鬱になり気持ちのバランスが保てなくなるというデータもあり、さらには暑くなったり寒くなったりと気温の差も激しく、お子さまの体調管理も心配な季節です。

悩ましい季節だからこそ、体調を管理して、勉強がはかどる学習環境を整えたいもの。勉強する部屋だけではなく家全体の除湿を心がけることが大切です。
具体的には...

  1. 1.晴れの日は換気をする(換気は窓1カ所だけではなく2カ所開けて湿気を外に出す)
  2. 2.洗濯物の部屋干しはしない。バスルーム、キッチンの使用後、水滴を拭き取る
  3. 3.ダニやカビ菌の繁殖が進むので、湿度が50%を越えないように
  4. 4.室温が20℃前後ならば除湿器を使用。それ以上なら扇風機などで風通しをよくする。26℃を越えたらエアコンのドライを
  5. 5.勉強する部屋の湿気が気になるようなら、備長炭や炭、重曹を置くのも効果的。クローゼットには新聞紙を置いても◎

気持ちのいい環境作りは学習効率を高めることにもつながります。

学習サイクルを作ってモチベーションを保つ

6月は学校の行事も少なく祝日もないので、学習のリズム単調になりがちです。大人で言う「何となくやる気が出ない」5月病の季節は、お子さんにとっては6月に相当するかもしれません。

ゴールデンウィーク後であり刺激もなく、いってみれば集中が切れやすい時期。だからこそ過去に習った単元を思い出し、定着させるチャンスだと考えて、家庭内で計画的に復習を取り入れていきましょう。

学習サイクルを作ることも大切なポイントです。夏のスケジュールを把握して、逆算して復習する単元を決めてもいいでしょう。
夏までの計画なら2カ月弱なので短いスパン。短期間のスケジュール設定はお子さんにとって目標も見えやすくなり、勉強へのモチベーションもキープしやすくなります。

塾で解けなかった問題や、テストの結果などから、お子さんがつまずきやすい問題を見直していきましょう。その際には、

「速く走ると短い時間で着くっていうことを頭において考えてみようか」

「長い文章の読解は相手が伝えたいことを知ることだから、誰が何をどのようにしたかったかを考えながら読んでみようよ」

など、具体的に何が不足していたのかをアドバイスすると効果的です。

つまずきやすい原因は、苦手意識があるからです。

「勉強が分からないまま進む」
 ↓
「分からず答えが導き出せないから、つまらない」
 ↓
「興味をなくして、勉強が分からないまま進む」

そんな悪循環からのストレスが、苦手意識につながっている場合もあります。早い段階でストレスの原因を取り除いてあげることも大切です。

算数が苦手だったら算数の問題をひとつ解き、その後、得意科目に移行するなどし、ストレスを感じないように毎日、小さく積み重ねていく方法もいいでしょう。

波があって当たり前。常に挽回は可能!

結果が出たら、褒めるときも具体的に「どこをすごくがんばったか」を伝えてください。
思うような結果が出なかったとしても、伸びた部分を認めてあげること、今は解けなくても挽回できると伝えることも大事です。

受験は単に勝ち負けではありません。どんなに優れたアスリートでも成績に波はあるものです。結果が芳しくなければ、そこで欠点を知り克服して、次にステップアップしていきます。
お子さんも同じです。この時期に、どの単元が、なぜ苦手だったかを知り、「興味の持てる単元」にしていけば、グッと実力がついてきます。

特に6年生は、夏から受験勉強にはスパートがかかりますね。
睡眠や食事が十分でないと勉強の定着にも影響が出てきます。
時間を規則正しく、体調管理にも気配りをしていきましょう。
お子さんだけではなく、ママやパパがダウンしては元も子もないので、健康に心穏やかに受験に向けて参りましょう。

この記事を書いた人
主任相談員 辻 義夫主任相談員 辻 義夫
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