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「ミスさえなければ」とお別れする実践的対策その②

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更新: 2017年05月12日 公開:

「ケアレスミスさえなければテストの点数がもっと伸びるのですが・・・」といったお悩みをお持ちのお母さん、お父さんのための記事、今回は第2弾です。
⇒前回の記事:『「ミスさえなければ」とお別れする実践的対策その①』を見る

さて、「字が汚くて・・・」とお悩みの方も多いと思うのですが、こちらも要注意です。

字が乱雑だと、自分の書いた字を読み間違うのか

字を乱雑に書いていると、自分の書いた字を見間違い、それで計算ミスをするのでは、と考える方もいます。
確かに、テスト直しをさせていると、お子さんが自分の書いた字を見ながら首を傾げている場合があり、そんな姿を見たお母さんは「この子ったら、字が乱雑だからテストのときも見間違っているんじゃないかしら?」と思ってしまうわけです。

確かに、自分の書いた字を見間違う事によって起こる計算間違いもありますが、そんなには多くありません。
テスト直しのときに読めなくなるのは、時間がたってしまって、その数字を書いた時の記憶が薄れてしまっているからです。
テストでその問題を解いている最中には、そんなに見間違いが多発するわけではありません。

実は、算数が出来る子の各数字が美しく整っているかといえば、必ずしもそうとは限りません。
かなり乱雑な字を書くのに、算数がよくできるお子さんもいるのです。
彼らは自分の書いた数字を読み間違わないのかというと、実はよくできるお子さんでも「あれ、この数字は0だっけ?6だっけ?」となることはあるのです。

算数がよくできる子がミスしないわけ

では、なぜ算数がよくできるお子さんはそこで間違わないのかというと、不安に思ったときにササッとその部分だけ計算しなおしたり、検算するからです。
そうして「ああ、やっぱり間違っていなかった」と確認し、自信を持って先へ進んでいくのです。
それに対してミスが多いお子さんは、不安に思ったときに「多分こうだろう」と考えてしまいがちなのです。

テストのときは時間の制限などがありますから、焦りの気持ちが出てくるのは仕方がありません。
そのため、ある程度は書く字も乱雑になりがちです。
でも、計算を細かく修正する習慣のあるなしで、正確性はド~ンと違ってきます。

字を修正するのには時間がかかりますが、「?」と思ったときに少しだけ検算に時間を費やす、という習慣をつけるのは、字の矯正ほどの時間がかかることではありません。
習慣づいていないお子さんも多いですから、ぜひアドバイスをしてあげてください。

「うろ覚え」がミスを誘発する

計算ミスと並んで、「うろ覚え」によるミスも多く見られるケースです。たとえば理科のテストの知識問題。
その答えの選択肢の中に「あやしいもの」が入っているケース等です。

「次の植物の中で、ナズナと同じ仲間のものはどれですか」という設問で、
選択肢は

  • ア.ナス
  • イ.ホウレンソウ
  • ウ.ダイコン
  • エ.ヘチマ

といった問題。

まず、ナズナはアブラナ科だということを覚えているかどうかです。
植物が得意なお子さんは「ナズナ=アブラナ科」ということだけでなく、「アブラナ科は野菜が多い」「食べると辛いものが多い」といった知識も一緒に頭に入れています。
この2つのキーワードからカラシナ・カブ・ダイコン・キャベツ・ハクサイなども覚えるのです。

もちろん答えはウのダイコンなのですが、この知識があやふやだと、「アとウとエはよく出てくるけど、ホウレンソウって何の仲間だっけ・・・?」と「特にうろ覚えのもの」が気になってくるのです。
なんとなく答えはウのダイコンかなって思っているのに、なぜかホウレンソウを選んでしまうお子さんも多くいます。

知識が確実なら迷うこともないはずですが、ちょっとでも不確かだと、迷いが急に頭をもたげてきて、結局おぼろげに正解だと思っている答えと違うものを選んでしまう。
そんなミスを見て「なんでこれを選んだの?」と聞くと「だってこれだけ聞いたことなかったから、もしかしたらそうかと思って・・・」という答えが返ってきます。

このように、一口にミスと言っても、その種類、原因は様々です。
何が原因となってそのミスがおこってしまったのかを正確につきとめ、原因に合わせた対処をすることが大切です。

2回にわたって、お子さんのミスによる失点について考えてきました。参考になりましたでしょうか。
「こんなミスで悩んでいる」「こんなときどうすればいい?」といったお悩みがあれば、記事などでご相談内容の解決法についてとりあげさせていただきますので、お寄せくださいね!

この記事を書いた人
主任相談員 小川 大介主任相談員 小川 大介
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