ことば・伝え方
学生時代、私が高校生の家庭教師をしていたとき、生徒が教えてくれたこんな話があります。英語の先生で、関係代名詞の訳しかたがよくわからない先生がいる、というのです。関係代名詞に「所有格」というのがありますよね。
I have a friend whose father is a teacher.
(私にはお父さんが先生をしている友達がいる)
といった感じで訳すことが多いと思うのですが、その先生は
「私にはお父さんが先生であるところの友達がいる」
と訳されるのだそうです。
「であるところの」
確かに、高校生にはよくわからない表現かもしれません(笑)。
この話から学べることは2つあるように思います。
1つは、我々がお子さんに何かを伝えようとするときにも、できるだけお子さんにんわりやすい言葉を選ぶことで、理解を促すことができるのではないか、ということです。
使う言葉や抑揚、話す速さなどによっても、お子さんの理解に大きな違いが出ることは、我々もよく経験することです。中学受験の理科では、「酸化」という言葉は習うことが多いですが、「還元」は全く出てくることはありません。中学校・高等学校の化学では、セットのように習うので、ついつい口走ってしまう先生も多いようですが、お子さんの「わからない」気持ちを喚起させてしまいがちです。
もう1つ学べることは、逆にお子さんに少し語彙をつけておいてあげるだけで、先ほどのような「わからない」気持ちになることを抑えることができる可能性がある、ということです。
「塩酸を30g加えたときに、完全中和しているよね。」
「塩酸を30g加えたときに、完全中和していると考えられるよね。」
「塩酸を30g加えたときに、完全中和しているとしか考えられないよね。」
どれも同じようなことを言っていますが、3つとも違和感なく聞くことができて、理解出来るお子さんの方が、一番最初の言い回し以外に違和感を感じるお子さんより、チャンスは大きくなります。また細かなニュアンスの違いが理解できれば、より有利でしょう。
国語の長文などでもこのようなことがあるかと思いますが、少しだけ「大人の」表現を普段から使っていることで、授業を聞いたときの理解度が大きくなることがあります。
さて、皆さんのお子さんは、普段どのような言葉で話をしているでしょうか。
お子さんの話を、よく聞いてみましょう。
I have a friend whose father is a teacher.
(私にはお父さんが先生をしている友達がいる)
といった感じで訳すことが多いと思うのですが、その先生は
「私にはお父さんが先生であるところの友達がいる」
と訳されるのだそうです。
「であるところの」
確かに、高校生にはよくわからない表現かもしれません(笑)。
この話から学べることは2つあるように思います。
1つは、我々がお子さんに何かを伝えようとするときにも、できるだけお子さんにんわりやすい言葉を選ぶことで、理解を促すことができるのではないか、ということです。
使う言葉や抑揚、話す速さなどによっても、お子さんの理解に大きな違いが出ることは、我々もよく経験することです。中学受験の理科では、「酸化」という言葉は習うことが多いですが、「還元」は全く出てくることはありません。中学校・高等学校の化学では、セットのように習うので、ついつい口走ってしまう先生も多いようですが、お子さんの「わからない」気持ちを喚起させてしまいがちです。
もう1つ学べることは、逆にお子さんに少し語彙をつけておいてあげるだけで、先ほどのような「わからない」気持ちになることを抑えることができる可能性がある、ということです。
「塩酸を30g加えたときに、完全中和しているよね。」
「塩酸を30g加えたときに、完全中和していると考えられるよね。」
「塩酸を30g加えたときに、完全中和しているとしか考えられないよね。」
どれも同じようなことを言っていますが、3つとも違和感なく聞くことができて、理解出来るお子さんの方が、一番最初の言い回し以外に違和感を感じるお子さんより、チャンスは大きくなります。また細かなニュアンスの違いが理解できれば、より有利でしょう。
国語の長文などでもこのようなことがあるかと思いますが、少しだけ「大人の」表現を普段から使っていることで、授業を聞いたときの理解度が大きくなることがあります。
さて、皆さんのお子さんは、普段どのような言葉で話をしているでしょうか。
お子さんの話を、よく聞いてみましょう。

