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「開成中や灘中の問題が出来ればどこの中学の問題でも解ける」という勘違い

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更新: 2017年05月09日 公開:

開成中をはじめとする御三家の学校や筑駒、灘中などの入試問題は、もちろん最高峰の難度ではありますが、各問題のレベルが他の全ての中学校の入試問題レベルより大幅に高いわけではありません。

最難関校といえば、出題される問題は超難問ばかりと皆さんは想像されるかもしれませんが、易しい問題から難しい問題まで、また市販のテキストや問題集に掲載されているような知識問題から、進学塾の特訓授業でしか習わないような思考・計算問題まで、バランスよく出題されるのです。
もちろん、問題の平均レベルは高く、高得点を取るには知識と、ときには高度な計算力、思考力も要求されます。

一方、偏差値が開成中や灘中より下の学校であっても、開成中や灘中より難度が高い入試問題が出題される場合ももちろん良くあることです。
もちろん難度の高い問題を出せば正答率は下がり、平均点は低くなりますが、あえてそういう問題を出題する学校もあるのです。

また、どの中学にも一定の出題傾向があり、開成中や灘中の入試問題が解けたからといって、他の全ての学校に対応できるわけではもちろんありません。
首都圏や関西圏の中学受験では、幾つかの学校を受験する場合が多いですが、出題傾向の似た志望校を選んで受検計画を立てるということも、受検戦略として必要になってくることがあるのです。

「○○中の難しい入試問題が解けた!」ということはモチベーションを高めることはあっても、成績アップや志望校合格とイコールというわけではありません。
大切なことは、同じ学校を受験するお子さんたちの多くが正解する問題を、同じように確実に正解するという力をつける、つまり正答率の高い問題で失点しない力をつけることです。

難問に偏った学習で時間を浪費してしまわないように、バランスのよい勉強を心掛けたいところですね。

【まとめ】

  • 灘中、開成中など最難関中だからといって、すべての問題が難問というわけではない
  • 偏差値レベルの低い学校でも、最難関中よりも難しい問題を出題するところもある。その場合、平均点が低くなる
  • 学校によって出題傾向が違うので、傾向の似た学校を受験するという戦略が必要になる場合がある
  • 難しい学校の問題が解けたことでモチベーションが高まることはあっても、それはイコール成績アップ、志望校合格ということではない
  • 志望校の問題のうち、正答率の高い問題で失点しないよう、難問ばかりに偏った勉強法は避けなければならない
この記事を書いた人
主任相談員 西村 則康主任相談員 西村 則康
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