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中学受験!?その前に、小学生に塾は必要?

中学受験!?その前に、小学生に塾は必要?
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小学生になると、習字やそろばんをはじめ、習い事をするお子さんが増えます。
また学校に通い始め、様々な教科の勉強が進んでいくと、学校以外に塾に通わせるご家庭も増えます。

「塾に通わせるならいつからがいいか」とよく質問されるのですが、中学受験をするのであれば「小学4年生の2月からがいい」とお答えしています。
中学受験をしないお子さんの場合はどうなのか、また、「小学4年生の1月まではなぜ塾に行かなくてもいいの?」という事についてお話ししていきましょう。

低学年のうちに塾に行く事で、デメリットがあるお子さんがいることは事実としてあります。
どの様なことがデメリットになるのでしょうか。
低学年、そして中学受験をしないお子さんが塾に通うかどうかは、お子さんの性格や環境によって選択していくことが必要です。

低学年のうちに「塾に通わせる」のは、塾に何を求めているから?

お子さんが自主的に「塾に行きたい!」という場合は挑戦させてあげたらいいでしょう。
学校の勉強に不安を感じたり、物足りないと感じるという理由で通っているお子さんもいます。
習字やそろばん、ピアノなどと同じように好きなことだから習いたいというお子さんも。

お子さんの得意なことや、興味のあることを伸ばしてあげるのは、低学年の間は特に大切にしてあげたいこと。
低学年のうちから中学受験を意識しているご家庭も同じです。
しかし、低学年のうちから中学受験を意識しているご家庭によくある"早期英才教育"、実はデメリットになるケースもあります。

お子さんがすくすくと育ち、『知ることへの喜びを感じること』を体感していなければ、どんなに頑張って勉強させても、お子さんの負担感だけが大きくなり、勉強嫌いになることが多いからです。
これは幼いうちからいわゆる「早期英才教育」に力を入れ過ぎているご家庭に多く、小学校6年生になる前に勉強することに疲れてしまうケースが多いのです。

「塾に通わせる」のは、塾に何を求めているのでしょうか?
「成績を良くするため」でしょうか。
低学年で大切なことは、「勉強ができる子になる」「百点満点を取る」という事よりも大切なことがあります。
それはやはり、「楽しい」「なるほど」「うれしい」をたくさん感じることです。

習い事も同じです。
お子さんの心が動くことをたくさん体感してほしのです。
言葉の力や好奇心を育て、様々なことに挑戦し、成功する体験を持たせてあげること。
それが学ぶ力にもつながります。

低学年までは、学習の習慣、計算力もつけておきたいですね。

  • 本を読んだり、会話を通して漢字や言葉を知る
  • 買い物や数字に親しみ、数の感覚や計算力を付ける
  • 自然に触れ、好奇心を養うことい、先々の理科や社会の勉強の素地を育てる

中学受験をするにしても、しないにしても、低学年のうちにこのような「学びの素質」を育ててあげることが大切です。
「将来勉強できる子になってほしい」=「塾通に通わせるしかない」は間違いだということです。

低学年から塾通いさせたときのデメリットって、何?

教育に熱心な親御さんの場合、小学校1年生から英才教育をされているケースが多いです。
しかし、先ほどお伝えしたように、早くから塾に通い始めたお子さんが陥りやすいデメリットもあります。

特に低学年では、塾では楽しく授業が行われますが、テストが行われるのは「当たり前」で、得点が教室に張り出されたり、冊子に順位が掲載されたり。
「知ることの楽しさ」ではなく、「点数をとること」に親子で必死になってしまうということが起こります。

お子さんは「お母さんに褒めてもらうため」に頑張ります。
「期待に答えたい」「褒められたい」「喜んでほしい」と点数を取ることに必死になり、幼いうちに感じてほしい知ることへの喜びや楽しさを感じられなくなるのです。

低学年では、お子さんに合った学習環境を第一に考えることが大切です。
例えそれが塾でなくても、お子さんの興味のあることをどんどん伸ばしてあげればいいのです。

高学年での塾は必要?

中学受験をする場合は、進学塾に通うのがよいでしょう。
進学塾には難関中学への合格に向けたノウハウ・カリキュラムがあるからです。
同じ志を持った仲間と切磋琢磨できることも利点の1つです。

では、中学受験をしないお子さんの場合はどうでしょうか。

塾に行かせることは決してマイナスではありません。
しかし、低学年のお話しでも書いたように、お子さんが「知る楽しさ」を感じられない場合、また、嫌々塾に通っている場合は、勉強が身につかない場合もあるでしょう。
通うのであれば、小さくていいので目標を立てましょう。

中学受験をするお子さんにとって、今の中学入試に対応するためには塾は必須です。
学校の勉強だけで、現在の中学入試の問題に対応するのは困難だからです。

中学受験をしないお子さんに関しては、お子さんのやる気や学校での授業への不安などによって、塾に行くことを検討するのをもお勧めします。

「高学年になったから」
「周りが行ってるから」
という理由で塾に行くと、結局長続きしない場合もあります。

絶対行かなければならないというわけではありません。
学校の学習でもしっかり学べていればそれだけでも充分、足りないと感じれば家庭学習をプラスする。
家だと集中できない、もっと学びたいなら塾や家庭教師を考えてみてもいいかもしれませんね。

大切なのは塾に行くことではなく、お子さんが良い環境で学べるということが何より大切です。

この記事を書いた人
主任相談員 西村 則康主任相談員 西村 則康
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