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中学受験をするなら大手進学塾がいい?スケジュールなど確認すべきポイントは

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公開: 最終更新日:2021年07月21日

中学受験のための塾は、どのように選べばよいのでしょうか。塾選びが受験結果を左右するともいえます。
スタート段階でつまずかないためにも、今回は塾の選び方についてアドバイスさせていただきます。

小規模の個人塾と大手進学塾の違い

塾とひとくちにいってもさまざまな塾がありますが、中学受験を考えるなら大手進学塾をおすすめします。
もちろん、規模が小さくても質もレベルも高い個人塾はありますが「当たり外れ」が大きいともいえます。
個人塾はどうしても講師の力量と熱意だけが頼りになりがちです。
もし個人塾を検討しているなら、学習カリキュラムや、どんな中学校の受験を得意としているかなどをよく調べておくことが必要です。

個人塾の1クラスあたりの人数は3〜10人程度の場合が多く、子どもの習熟度に合わせたきめ細かい指導がしやすいことがメリットともいえます。
大手塾の場合は1クラス15〜30人。
クラス内での競争は厳しくなりますが、そのぶんライバルが多くて刺激になるともいえます。
講師の質に関しては、大手でも個人差はいくらかありますが、一定レベル以上と考えてもよいでしょう。

大手進学塾のメリットは「カリキュラム」

大手塾の最大のメリットは、受験までに必要なカリキュラムがしっかりとつくられていることです。
スケジュールはもちろんのこと、教材として使われるテキストや定期的に実施されるテストが、平日用、土日特訓用、夏休み特訓用、志望校別特訓用など各種揃えられています。

小規模な個人塾などでもこうしたカリキュラムを用意していることもありますが、最新の入試問題に対応しているかどうかは必ず確認しておいたほうがよいでしょう。
大手塾の場合、定期的にテキストの改訂を行い、最近の入試傾向を反映させていますが、個人塾の場合、熱意はあってもそこまで時間と力を割いてテキストを作る与力がないのがほとんどです。

以上の理由で、中学受験対策のための塾は、大手塾の中から検討することをおすすめします。
大手塾といってもそれぞれに特徴があります。
「SAPIX(サピックス)」「早稲田アカデミー」「日能研」「四谷大塚」の4つが最大手ですが、それぞれに特徴があるのでよく知っておくことが大切です。

時間割は6年生の分まで確認しておく

入塾するときに、もし現在の学年が4年生ならその時間割を確認し、さらに5年生、6年生の時間割も確認しておくとよいでしょう。
「最初は週1回からでもいいですよ」と塾で言われても、それが将来的にどうなるのかは把握しておくとよいと思います。
6年生になると、週の4〜7日は塾です。そのほかに土日や長期休みの講習もあります。

土日特訓や夏期講習などが始まった場合の拘束時間についても、入塾の際に聞いておきましょう。
子どもの体力や、親が子どもの勉強をフォローするために費やせる時間、気力なども考慮して検討しましょう。

親がスケジュールに対応できるか

「塾に任せっぱなし」では中学受験は成功しません。
塾のカリキュラムやスケジュールを事前にしっかり把握して、子どもだけではなく親もそれに対応できるかどうかを確認しておくことが大切です。

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