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【学年別】夏休み前までにやっておきたいこと まとめ

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公開: 最終更新日:2023年06月09日

この動画では、学年別に6月〜夏休みの前までにやっておきたいことを考えています。

ぜひ参考にしていただければと思います。

6年生は夏までに知識の完成を

2月に新しい学年が始まってから、1回あたりの学習内容が非常に多く大変になっているとすでに感じているお子さんも多いのではないかと思います。

実際 4年、5年生の時には数週間にわたって学習してきた内容を、6年生では1回の授業でこなしていきます。

内容にあやふやな部分が多いお子さんは「この授業で身につけよう」と思って参加しても、どんどん知らないことが出てくるので授業のテンポについていけない、ということが起こります。

特に理解や社会の知識分野に関しては、夏期講習の授業では 1学期以上に「知識はあることが前提」として問題演習が進んでいきます。

夏休みまでの期間に一通り知識を完成しておくことで、 夏期講習の授業をしっかり身につけることができるでしょう。

動画では サピックスの「コアプラス」 四谷大塚の「4日のまとめ」 日能研の「メモリーチェック」を例に出していますが、 塾指定のものでなくてもいいので、ぜひ 夏期講習が始まるまでに知識を一巡、固めて覚えなおしておくことをおすすめします。

5年生の 最重要事項は 算数の「比」の感覚を身につけること

6年生 ほどではないですが、5年生の夏期講習は4年生に比べると、時間、日数とも大変になってきます。

その夏期講習の中でも最重要事項は算数、その中でも「比」の感覚を身につけることが最も大切になります。

5年生の前半、各塾で割合の基本について学習していますが、夏休みに比を習うことで、今後文章題や図形の問題に比の考え方を応用することを実践していきます。

(日能研では比の活用は9月以降になります)

動画でも解説していますが、比の間隔をうまく身につけないまま 9月を迎えると、それ以降 算数の成績がどんどん下がっていく可能性があります。

ぜひこの夏、比の感覚をしっかり身につけることを目標に夏期講習に臨みましょう。

そのためにも、夏までに割合の基礎を復習しておくことが大切になりますね。

4年生はゆったりした学習サイクルを取り戻すことを目標に

4年生の夏期講習は5年生と比べても日数、 時間的に余裕のあるものになっています。

例えば日能研では、4年生の夏期講習は夏休みの前半、 または 後半の1週間程度の日数のみになっています。

動画では「1学期『あたふた学習』に陥っていた自覚のあるご家庭は、この余裕のあるスケジュールを利用して、ぜひゆったりした学習サイクルを取り戻すことを目標にしていただきたい」とお伝えしています。

塾から帰ったら即 宿題、ではなく「 どんなことを習ってきたの?」 とお子さんに質問しながら、まずは親子でその日に学習したことを整理しましょう。

その上で、ゆったりと宿題に取り組んでみるのです。

もちろん4年生は夏期講習の日程に余裕がありますから、勉強以外のお出かけなどのイベントを積極的に予定していただくのもいいと思います。

学年とお子さんの状況に合わせ、 ぜひ夏休みの準備を上手に進め、充実した夏を迎えていただければと思います。

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