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【中学受験】6年生の1学期・2学期過ごし方とは 10月までに

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公開: 最終更新日:2022年08月17日

中学受験において6年生は大切な時期です。
塾も家庭学習も重要になってくるので、限られた時間を有効に使うことが求められます。

この時期をどのように過ごしたらいいのかをご説明します。

6年生の1学期の過ごし方

6年生になると、塾のある日は帰宅後に30分ほどの振り返り学習、塾がない日は3時間程度の家庭学習は必要です。
土日も5時間ほど塾の授業があり、帰宅後も平日と同じように振り返り学習をして、さらに平日に遅れがあればそれを取り戻すなど、やるべきことがたくさんあります。
自由時間は最長でも2時間くらいしかないと思っておいてください。

ほとんどの中学受験の塾では、5年生のうちに受験に必要な算数のカリキュラムを一通り終えるので、6年生から応用に入り、宿題がさらに増えます。
そのため、子どもの多くは「もう時間がない」「早くやらなければ」と焦りを感じ、「とりあえず解き方を暗記してしまおう」と機械的な学習をしてしまうこともあるので、注意しましょう。

もしお子さんがあたふたと勉強しているように見えたら、勉強の優先順位を一緒に考え、またスピーディにやる勉強と、じっくりやるべき勉強に分けてあげましょう。
スピーディにやる勉強とは、計算や漢字、一行問題の練習など。じっくりやるべき勉強とは、書いて、考えて、書いて、考えてを繰り返すような応用レベルで試行錯誤が必要なものです。

どのように優先順位をつければいいのかよくわからない場合は、塾の先生にお願いしてもいいかもしれませんね。

6年生の夏休みの過ごし方

6年生の夏以降は、それまでとは学習の意味合いがまったく変わります。
6年生の1学期までは、学力をつけるためのインプット学習、つまり、聞いて理解して覚えることが中心です。
6年生の夏休み以降は、得点力をつけるためのアウトプット学習をしていくことになります。

6年生の夏休みは、これまでとは違う気持ちで勉強に取り組むよう、親がじっくり話してあげるといいでしょう。
「授業の中で、一発正解を出して見せる」という意気込みで参加すると、その後の伸びを作ります。集中力が必要になってくるので、モチベーションの維持も大切です。

塾の授業も「演習→解説→演習→解説」の繰り返しになり、その場で正解を出す力を伸ばす方向にシフトします。
家庭学習では、理科や社会の暗記などを中心に、「忘れていた知識を思い出すこと」「記憶の定着」を重点的に取り組むといいでしょう。

オプション講習は参加したほうがいい?

どの塾でも、夏休みの夏期講習が終わった後やお盆の時期に、オプション講習を実施しています。
塾内テスト順位が上位30%以内など、基礎学力が身についていて、難関中を目指すなら参加してもいいでしょう。

そうでない場合は、レギュラー講習の復習に集中するほうが効果的です。
夏期講習の中で、具体的な自分の弱点、苦手な単元を知ることができたなら、それを家でじっくり復習するほうが確実に役立ちます。
苦手分野ほど、短期記憶から長期記憶に移行させ、着実に知識にしていくためにも、復習にはしっかり取り組むようにしましょう。

塾は「弱点補強講座」などと銘打ってオプション講習を勧めてくるかもしれませんが、カリキュラムの内容を事前に確認してください。
大まかな単元ごとの演習と解説だけの授業であったりすることもあります。
まだ記憶が定着できていない苦手分野の授業をさらに聞いても、なかなかプラスの効果は望めません。
それよりも自分の手を動かしながら、今までのテキストの中から問題をピックアップして復習をしたほうが効果的です。

6年生の2学期の過ごし方

この時期にいちばん重要なのは「過去問題をきっちり解くこと」です。
6年生の1学期までは「インプット期間」、夏休みは「アウトプット訓練期間」となり、2学期は本格的な「アウトプット期間」です。過去問題の演習を最優先にしてくり組みましょう。

この時期の勉強の目的は、成績を上げることではなく、志望校に合格することです。
大きくの受験生は5校ほど受験しますので、受験する学校の過去問題をそれぞれお5年分やろうとすると、5校×5年分×4教科=100回。
解くだけで1回1時間としても、100時間は必要だということになります。
さらに。間違えた問題を解き直したり振り返りをするためにも時間が必要です。
これだけの学習を残りの日数で割ると、毎日かなりの時間を費やさないと終わらないことがわかるでしょう。

2学期の塾の授業も、これまでの復習が中心になってきます。
テキストの問題のほとんどが一度はやったことがあるものになりますが、「この大切な問題を、ちゃんと正解することができますか?」というメッセージだと思うようにしてください。
「これは解き方を忘れていた」と気づいた問題は、帰宅後や翌日までに完全に復習を終えるようにし、ひとつひとつ着実にクリアしていくことを心がけましょう。

弱点対策は6年生の10月まで

苦手な分野の対策は、10月までに終わらせるようにしてください。
これは、入試が近づくこの時期に、苦手なことを克服できていないと自信を失わないようにするためです。
また、弱点対策に力を入れている時期は4教科の合計点数が下がってしまうこともよくあります。

10月いっぱいで弱点対策を終わらせて、11月からは4教科バランスよく点数をとれるようにしましょう。

いかに入試本番で合格点をとるかを考えていくことが大切です。

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