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夏の学習を定着させる方法

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更新: 2017年06月13日 公開:

消化不良にしない学習 学習バランスへの配慮

夏の学習は、学年が上がるにつれて量が多くなります。がんばらせたいところなのですが、夏休みにあまり詰め込み過ぎると、脳が消化不良を起こすことがあります。結果、9月で学習や生活のサイクルが夏休み前までと同じに戻った時に、一時、成績がダウンするかもしれません。

したがって夏休みの学習の定着には、塾での学習と宿題復習の分量バランスが必要になります。塾で習ったことが多すぎて、宿題や復習が追いつかないと学習が定着しないこともあるのです。特に通常の授業と夏期講習を平行して行っている塾の場合は、学習バランスを配慮してあげましょう。

必要のない学習をしない やるべきことをチョイス

では塾別でのバランスのよい定着方法を見てみましょう。

SAPIXタイプの塾の場合

夏期講習会も年間カリキュラムに組み込まれています。1回1回の、授業の復習をその日のうちにやることがベストです。かなりタイトなスケジュールになり反復学習が多くなります。消化不良にならないためには、難しすぎて先生の説明が分からない問題は削除して、「少しだけ努力すれば解ける問題」に集中していきましょう。

日能研タイプの塾の場合

夏期講習が総復習にあてられます。あらかじめ、お子さんの苦手な単元を把握しておきましょう。そのうえで、授業で演習した問題に、「できた」「少し不安」「難しくてできない」の3つに分類します。そして「少し不安」を中心に家庭で学習していきましょう。特に苦手単元を丁寧に行うのがポイントです。

夏の学習を定着させるポイント

夏期講習のカリキュラムを見て「欠席日」を設けるのも1つの手です。さらに出来ている問題に関してはスルーして、できてない問題(少しわかりにくいと感じている問題)を中心に宿題と復習をしていきます。塾のいう「やるべきこと」は、お子さんにとって必ずしも「やらなくてはいけないこと」ではないので、チョイスしてあげてください。

1日の終わりに小さな達成感を

学習の定着には、その日のうちに復習が基本と申し上げました。これは寝る前におさらいをすることが大切だからです。お子さんだけではありませんが、人間は睡眠中、脳内で「覚えておくべき重要な記憶」と「いらない記憶」を整理しています。さらに就寝後、新しい情報はインプットされないので、記憶が混乱することはありません。だから、その日のうちの学習は記憶の定着に有効なんですね。

また塾から帰ったら、学習した内容をお子さんに説明してもらうのもいいと思います。机に向かう勉強ではなく、楽しい会話で学習を定着させることができます。学習内容が定着するうえに、親御さんにもお子さんの理解度が分かるようになるのでオススメです。暗記は名前の由来や、そのものに関するストーリー(逸話)を関連づけて、会話をしていけば意味づけして覚えられるので印象に残り記憶が定着します。

「あれもこれも」と詰め込み過ぎないように気をつけて、優先的に取り組むべきかどうかを判断してくださいね。

そして、親御さんから「ここまでできたね」「今日、ここが理解できてよかったね」と、お子さんが小さな達成感を感じるように1日を締めくくりましょう。

この記事を書いた人
主任相談員 前田 昌宏主任相談員 前田 昌宏
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