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夏の終わりにやるべきこと

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更新: 2017年05月23日 公開:

理解の浅い単元を知り演習問題を中心に行う

夏休みも終盤に入ってくると、夏期講習、自由研究を視野に入れたイベントなど、親御さんの協力のもと、お子さんにとって有意義な時間が過ごせたかの確認が大切になります。
今回は、総仕上げとして夏の終わりの時期にやるべきことについてです。

4年生の場合

5年生6年生に比べると、夏期講習の日程がさほど厳しくなかったと思います。したがって講習が終わった夏の終わりの時間の使い方がポイントになります。時間を上手に使うことで9月の成績がぐんと伸びていきます。

夏期講習で理解の浅かった単元をピックアップしましょう。夏期講習のまとめテストなどがあった場合は、その結果を参考に。夏期講習のノートを参照してもいいでしょう。理解の浅かった単元を中心に塾のテキストや市販の問題集で演習をしていきます。

さらに演習問題を

  • A 簡単にできた
  • B  少し自信がない
  • C  難しくてわからなかった

と分類し、Bの「少し自信がない」問題を自分の力で解けるように練習をします。C「難しくてわからなかった」を放っておいてよいのかと思われるかも知れません。しかし、今これらの問題に多大な時間と労力を費やすのは得策ではありません。「やっぱりわからなかった」という結果になり、モチベーションが下がってしまう可能性があるからです。

塾での学習は、らせんを描くようにつながっています。したがって、また必ず同じ分野に出会うことになります。今すぐにではなく、次にその単元が出てくるまでに準備をしておくという考え方がよいでしょう。

夏の総仕上げを行い9月の成績アップを

5年生の場合

夏期講習の日程が大変なので、夏期講習を通してどれくらい苦手が克服できたかを把握しておきましょう。夏の終わりに苦手単元を克服することで、9月の成績がアップします。苦手だけど夏期講習で習わなかった単元、夏期講習で今ひとつ出来が良くなかった単元の復習です。

こちらも4年生同様、「少し難しくて自信がない」という印象の問題を中心に演習、理解を深めます。夏休みの残り1週間ほど、1日1~2問演習するだけでもずいぶん違います。このように、学習の巻き返しを図ることが大切なのです。

SAPIXの夏期講習は復習内容でないので、いちばん「巻き返し」が厳しくなりますが、意識的に「ちょっと苦手なタイプの問題」を1日数問演習しておくことで、9月のはじめの「志望校診断サピックスオープン」での結果に期待が持てます。

いずれも5年生は8月下旬に夏の総括をするという心構えで向かってください。

6年生の場合

夏期講習でほとんどの時間を取られるため、手一杯だったかもしれません。
「SAPIXオープン」「日能研合格判定テスト」など、8月末から9月に行われる重要なテストで結果を出すためには、夏期授業でかなりの演習をこなし、充分にインプットしたうえで、テストでアウトプットできる力をつけなければなりません。

夏の終わりに息切れしてしまうと、9月に入って、さらにパワーダウンする可能性もあるので、SAPIX生は、最難関レベル受験者以外は「夏季集中志望校錬成特訓」に参加しないということも視野に入れておきます。

ペースはそれぞれ... 夏の疲れを残さない

どの学年にもいえることですが夏の疲れを9月に残さないようにすることも大切です。
苦手単元の克服はもちろん、大事なことですが、弱点補強ではなく得意科目・単元で点数をプラスしていくという考え方をすることもできます。

重複しますが、夏期講習では学ぶ内容も、宿題の量も多くなります。すべてをまんべんなく復習していたのでは時間がいくらあっても足りません。親御さんがすでにできること・これからできるようになりたいことを細やかに把握するように心がけましょう。そして、「少し自信がない」問題を復習していきましょう。 

さらに、お子さんにより学習結果が出てくるタームは違います。おっとりマイペースの子もいれば、自身が納得できないと次に進めない子、どんどん新しいことを習得したい子もいます。

個人差があるので、夏期講習中や夏期講習最後のテスト結果だけで「結果がでない」「出来ていない」と焦らず、長い夏休みの講習を乗り越えつつある子さんを褒めてあげながら、冷静に「夏の終わりにすべきこと」を考えてみてください。やはりポイントは「少し自信がない」タイプの問題を乗り越えることです。

この記事を書いた人
主任相談員 小川 大介主任相談員 小川 大介
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