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4年生の「10月の壁」と、5年生以降に成績が伸び悩むことの関係。その原因と対処法とは

4年生の「10月の壁」と、5年生以降に成績が伸び悩むことの関係。その原因と対処法とは
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中学受験では、4年生の10月あたりに勉強の「壁」にぶつかり、その後5年生になってから成績が行き詰まるケースがあります。
その「壁」とはどんなものなのでしょうか。原因と対処法について考えてみました。

勘のいい子ほどぶつかる「10月の壁」

勢いや勘のいい子の多くが「4年生の10月の壁」にぶつかります。
直感で解ける問題が少なくなり、パターンが決まった問題や考える問題が増えるからです。

そういう子はだいたい「記憶力」「集中力」に欠けていることが多いので、まずはこれらを強化する必要があります。
その方法としては、課題の量を減らし、しっかりと集中して学習に取り組む習慣をつけることです。
そうすることで記憶力も鍛えられていくので、焦らずにじっくり対処していきましょう。
すぐに結果は出ないかもしれませんが、少し長い目で見るととても重要なことです。

また「5年生の10月の壁」もあります。
これにぶつかる子の多くは、記憶力と勘が優れていて、ここまではなんとかなってきた子です。
5年生の10月以降は、じっくり問題を読んでいなかったり、図をちゃんと書かなかったりするとミスがどんどん増え、自分の考えた道筋をたどれなくなってしまうようになります。

5年生の段階でこのことに気づいたら学習方法をじっくり精査することをおすすめします。

暗記も「単に覚えるだけ」では追いつかなくなる

塾別に言うと、日能研の進度は比較的ゆっくりですが、SAPIX、四谷大塚、早稲田アカデミーは5年生になるといきなりレベルが上がり、学習の質も量も高度になります。
それまでの学習を暗記に頼っていた場合、ほとんどの子が勉強についていけなくなります。

4年生の「10月の壁」で暗記力や集中力の欠如に気づいた時点で軌道修正しておけば、なんとかそれにも対応することができます。
たとえば、漢字学習なら漢字を暗記するだけでなく「漢字の意味」を捉えて単語を覚える、社会ならただ出来事や年号を覚えるだけでなく「事柄のつながり」「流れ」に即して理解して覚えるなどです。

理科も名前や現象を丸暗記するだけでなく「全体のつながり」を把握しながら覚えるようするなど、それぞれ学習方法を意識して変えていきましょう。
たとえば社会の「事柄のつながり」の基になるのは、実は4年生で学んだ「漠然としたストーリー」だったりもします。
そこに5年生から出てくる「知識」を乗せていくことになるので、4年生の学習もとても重要なのです。

「10月の壁」の乗り越え方で、その後の学習が変わる

お子さんが4年生のうちに「10月に壁」にぶつかったら、まずはその原因を確認し現状を把握して、軌道修正を行うことが大切です。
対処方法がわからなければ、早めに塾の先生や専門家に相談してみるのもいいかもしれません。
5年生以降の学習にも影響するので、しっかりと対処しておきましょう。

この記事を書いた人
主任相談員 西村 則康 主任相談員 西村 則康 西村先生に家庭教師に来てほしい方はこちら
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