子どもを勉強嫌いにさせないために、親ができること

子どもを勉強嫌いにさせないために、親ができること
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できることなら、勉強好きな子どもになってほしいと願う親御さんはたくさんいると思います。
ここでは、本格的な受験勉強が始まる小学校高学年までに、子どもを勉強嫌いにさせない方法について考えてみたいと思います。

小さいころからの勉強は逆効果になることもある

これまで、教育現場でたくさんの子どもを見てきましたが、そのなかでも「勉強嫌い」の子どもは、その多くがかなり小さいときから勉強させられています。
幼児期から塾に通い、家庭では母親がつきっきりで勉強を教え、「勉強の役に立ちそうだから」という理由で本やおもちゃを与えられ、遊び方も指導される...。
親からすると、子どもの将来を真剣に思っているからこその行動なのですが、子どもがそれを強制されていると感じたら、どんなことであれ、あまり好きにはなれないものです。

大人しくて真面目な子は、勉強が嫌だと感じても、逆らわずになにも言わずこなしていくこともありますが、心の奥では楽しめていません。
そして、それが小学校2年生、3年生以降にはっきり表に出てきてしまいます。

幼児期から小学校低学年は「楽しい」に重点を置く

本心では「勉強ができるようになってくれたら」と思っていても、幼児期から小学校低学年の時期は、それを子どもに押し付けないようにしましょう。
「勉強の役に立つ」を基準にせず、子どもが楽しめるような日常的な体験をさせ、好奇心や探究心を満たし、心を育ててあげてほしいのです。

そのときに、できるだけ大人も一緒に楽しみましょう。
お母さんやお父さんが楽しんでいる表情を見ると、子どもはますます楽しくなるからです。
子どもと遊んだり本を読むとき、一緒に楽しむことを忘れないようにしましょう。

本来、子どもは勉強が好きなものです。
新しいことを知り、学ぶことが好きなはずなのですが、強制され「よい結果」を求められることで、嫌いになっていきます。
本格的な受験勉強が始まらないうちは、少しでも勉強が楽しい体験になるように、工夫してあげることが大切です。

高学年以降は「自分を客観視する力」が必要

小学校高学年になると、学習内容は急に高度になり、難しい問題も増えてきます。
この時期に必要なのは、機械的に処理するような勉強ではなく、試行錯誤する「思考力」です。
問題を解くためには「この解法でいいのかな」「なぜこの解法を選んだのだろう」「別の方法を考えたほうがいいかもしれない」など、自問自答しながら、自分を客観的に見る力が必須です。

この「自分を客観視する力」は、子どもの発達時期に応じた環境やコミュニケーションによって培われます。
幼児期はおもに親との人間関係、幼稚園や保育園で少し広がった友達の世界、そして小学校という社会、さらに親しい友達やグループ内でのつきあいなど、そこで得た知識や知恵があってこそ育つものなのです。

「どうしてそう思ったの?すごいね!」という声かけ

小学校低学年以降、ときどき、ご家庭などで子どもが自分自身の考えを見直すように促すような言葉をかけてあげるといいですね。
宿題などをしているときに、「どうしてそう思ったの?」「なぜその方法がいいと思ったの?」と声をかけてあげましょう。

特に小学校中学年になると、一時的に自己肯定感が下がる時期があるので、正解した問題に対して、「どうしてそう思ったの?すごいね!」「なぜこの解き方をしたの?思いついたなんてえらいね!」というように、ほめ言葉を添えると、自己肯定感を回復させることができます。
そうすることで「僕は考えることができる子だ」「私はがんばれる子だ」という自信が育まれ、難問への挑戦意欲にもつながります。

親子で一緒に楽しむ経験や、子どもへの励ましを毎日積み重ねていくことで、子どもは気持ちよく、前向きに勉強に向かえるようになります。
まずお母さん、お父さんが意識を変えることで、子どもは必ず変わるので、欠点も含めて、結果がでなくてもがんばりを認めて、たくさんほめてあげてくださいね。

この記事を書いた人
主任相談員 西村 則康 主任相談員 西村 則康 西村先生に家庭教師に来てほしい方はこちら
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