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中学受験 ちょっとの工夫で成績が上がる勉強法を探る

中学受験 ちょっとの工夫で成績が上がる勉強法を探る
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ふだんお子さんは、何時に何の勉強をしているでしょうか?
闇雲に勉強をしていても、なかなか成績は伸びていきません。特に中学受験のような勉強できる時間がかなり限られている場合、効率を追求し質の高い勉強を進めることが大事です。
今回は「記憶」と「時間」に関するお話です。

記憶力が高まる意外な時間帯

土曜日や日曜日など時間を自由に使える日、自由だからこそできるだけ効率良く・少ない時間で勉強を終わらせたいですね。
例えば昼食後、ついつい眠くなってしまい昼寝......気づいたらもう夕方だった。というのはとてももったいないことです。
なぜなら食後というのは、漢字や理科・社会など、覚える要素の多い科目を勉強するチャンスだからです。

体のなかには、FGFという脳神経細胞を活性させ海馬に作用し、記憶力に影響を与える因子があります。
実はこのFGFは、食後にグングン増加し、2時間後にピークを迎えることが分かっています。つまり食後2時間後は、通常よりも多くのことを覚えられる時間ということです。

眠くなるのはしょうがないですし、食後すぐに勉強を開始するというのは大変でしょうから、例えば食後1時間ほどは休憩し、その1~2時間勉強するのが負担が少ないかもしれません。

記憶に定着しやすい復習のサイクル

記憶力が高い時間に勉強して、多くのことを覚えられても、人間というのは忘れてしまう生き物です。
エビングハウスの忘却曲線をご存知でしょうか?
ドイツの心理学者ヘルマン・エビングハウスは、人間は覚えた1時間後には約6割のことを忘れていて、24時間後には約7割、1ヶ月後には約8割のことを忘れてしまうということを発表しました(エビングハウスの忘却曲線は、意味のないアルファベットの配列などの記憶の場合ですから、因果関係があるものの記憶の場合とは違いますが、やはり時間がたつと忘れてしまうというのは同じです)。

人間は24時間経たないうちに多くのことを忘れてしまうが、それ以上経つと24時間後の記憶とほぼ変わらず1ヶ月後を迎えるということを示しています。
よって長期間記憶を保持するポイントは、覚えたことをその日のうちに軽くでも復習することです。

有名な話ですが、人間というのは寝ている間に情報を整理して記憶を定着させるため、寝る前に暗記ものの勉強をしたり、その日の勉強を思い出しておくと記憶に残りやすいと言われています。
復習の効果と睡眠の効果をダブルで生かし、寝る前10分程度で良いので、その日勉強した科目を復習すると、やがて実力テストの偏差値にも変化が表れてくるはずです。

やはり親の協力が不可欠

記憶力が最も上がる食後2時間後に、覚えるべきことを勉強し、その復習を最も記憶が定着しやすい睡眠前に行う。
ちょっと生活スタイルを変えるだけですが、かなり効率が上がるのではないでしょうか?

特に休日はご家庭で時間のコントロールができる幅が大きいので、積極的にチャレンジしてみることをお勧めします。

ただ、生活スタイルを変えるというのは、親の協力がないとなかなかできません。
お子さんの様子を見ながら、効率的に勉強を進められる環境を作っていきましょう。

この記事を書いた人
主任相談員 辻 義夫主任相談員 辻 義夫
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