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三日坊主の子どもを続く子にさせる、親の魔法の言葉とは

三日坊主の子どもを続く子にさせる、親の魔法の言葉とは
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お母さんは、子どものやろうとしていることに口を出しすぎたり、期待しすぎたり、イライラしてしまったりして、「子どもと常に穏やかな関係でいることはむずかしい」と感じてしまうことがあるかもしれません。
ここでは、そんなときに、少しでも穏やかな気持ちになれるような考え方と、言葉のかけ方を考えてみます。

子どもは誰もが三日坊主

子どもは気分も変わりやすく、一度やる気になってもすぐにやる気がなくなってしまったり、なにか気になることがあるとまったく集中できなくなったりしまうものです。
一方で親は、子どもが一度勉強を始めると「やっとやる気になったのね」と喜んだり、それがすぐ終わると「昨日はできたのに、なんで今日はできないの」と落胆したり、子どもの言動に一喜一憂してしまい、なかなか穏やかでいられないものです。

まずは、「子どもは誰もが三日坊主である」ということを前提に、子どもの様子を見守ってあげてみてはいかがでしょうか。
それどころか、三日坊主は喜ぶべきこととも言えます。
その「三日」がまた次もやってくるかもしれないと考えるのです。
それを繰り返すことで、三日が少しずつ長くなったり、断続的にでも続くようになっていくわけです。

ずっとスイッチが入りっぱなしの電灯ではなく、ろうそくのようなものだと考えていただけるといいと思います。
風が吹けばふっと消えてしまうこともあり、でもまた火をつければ明るく輝きます。

前向きな言葉で伝える

たとえば、子どもが「明日からは、宿題をちゃんとやってから遊びに行く」と宣言したとします。
それを最初の三日はがんばって実践しても、やっぱり四日目になると、先に遊びたい気持ちが出てきてしまい、そこにお友だちの誘いがあると「やっぱり遊びに行く」となってしまう。

親としては「また三日坊主になっている...」と落胆したり、腹が立ってしまうかもしれません。
でも、少し角度を変えて、「また三日坊主じゃないの!」と叱るのではなく、「三日間、よくがんばったね」と声をかけてあげるのです。
できなかったことではなく、できた現状を認めてあげることで、子どもは「お母さん、お父さんにほめられたから、またやってみようかな」という気持ちになります。

いきなり100%ではなく、少しずつ

親も、「穏やかな声かけをしよう」と心がけても、最初からは完璧にできないと思います。
これはある意味、子どもの三日坊主と同じなのかもしれません。
ある日突然100%の変身はできないので、焦らず少しずつ実行していきましょう。
まずはやってみることから始めるのは、子どもの勉強と同じです。大事なのは、「とにかくやってみること」。最初の一歩です。

最初の1、2回はうまくいくかもしれません。
でも3回、4回、と続けていくうちに、たまたまそのときが気持ちに余裕がないタイミングだったり、どうしても許せなかったりして、堪忍袋の緒が切れることがあるかもしれません。

そのときに「ああ、私は、やっぱり穏やかに伝えることはできない」と思うか、「これまでは1日中イライラしていたのに、今日は2回も穏やかな言い方をすることができた」と思うか、それは考え方次第です。
「また三日しかできてない」を「三日もがんばってえらい」と考える、子どもの三日坊主に対するのと同じ考え方です。

ほんの少しの変化が新しい関係性を築いていく

これは親子関係だけでなく、対人関係全般に言えることですが、人間関係はどちらかがほんの少し変化するだけで、新しい関係が生まれます。
それは考え方だったり、言い方だったり、小さなきっかけかもしれません。

これまで親子がギスギスした関係だったとしても、1日に数分でも穏やかな時間をいっしょにすごすことで、新しい関係を築くことができ始めます。
こうした「ちょっとしたこと」が手がかりとなり、少しずつお互いの状態が変化して、穏やかな気持ちですごせる時間が増えるでしょう。

そうすれば、親もガミガミ言うことが少なくなり、子どもも親の言うことに耳を傾けてみようという気持ちが生まれてきます。
これは毎日穏やかな時間を親子で共有する積み重ねによって生まれるものなのです。

この記事を書いた人
主任相談員 小川 大介 主任相談員 小川 大介
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