嫌でも子どものやる気が出る、親のコミュニケーションとは

嫌でも子どものやる気が出る、親のコミュニケーションとは
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子どもの塾に対するやる気や態度は、学習成果、つまり成績に直結します。
通い始めのときはみんなやる気もありますが、時間が経って塾に慣れてくると、どうしてもやる気が最初のときのようには続かないという子どもは多いものです。
ここでは、親のひと言で子どものやる気を高める方法について考えたいと思います。

具体的な声かけを

親が塾に行く前の子どもに声かけするとき、どんな言葉をかければよいでしょうか。
「先生の話をちゃんと聞くのよ」「きちんと勉強しなさいよ」などは親が使いそうな言葉ですね。
しかし、このような言葉では子どもは実際にどうすればよいのか、というのがいまいち伝わりません。そこで具体的な行動に結びつく言葉でアドバイスしてみましょう。

たとえば、
「先生がしゃべっているときは、きちんと顔をノートや教科書じゃなくて先生の方を向けて聞こうね」
これならば具体的な行動がアドバイスに入っているので、先生が話をしているとき、どのような姿勢で臨めばよいのかわかります。

子どもはすぐに忘れてしまいますので、塾に行くときに必ず同じ言葉で繰り返し声かけして送り出してください。最低でも10回は続けましょう。

話を聞き続けることが大切

塾に行く際に子どもに声かけしてほしい言葉の中のひとつに
「先生の話の途中でわからないことがあっても、とりあえずそのことは気にしないで、話をきちんと聞き続けてね」
というのがあります。

授業で先生の話を聞いているとき、わからないことがあればそこをまず解決した方がよいのではないか、と親は思うかもしれません。
しかし子どもはわからないことがひとつ出てくると、そのことで頭がいっぱいになり、ほかのことが耳に入ってこない場合が多いのです。
その一部のために話のほとんどを聞くことができないのでは非常にもったいないですね。
聞き逃している部分に大切な話が含まれているかもしれません。

そんな状況を避けるためにも、わからない部分はとりあえず頭の片隅において、先生が話をしていることを集中して聞き続けることが重要です。
話を聞き続けることによって最初はわからなかったことがわかるようになったり、話のつながりでよくわからなかった部分が理解できる場合は多くあります。
塾での授業はとても貴重で大切な時間です。その時間をムダにしないためにも話を聞き続けるようなアドバイスをしてください。

塾弁で子どもを応援する

中学校受験のための塾の授業はだいたいが前半と後半に分かれています。
前半を終えるとお弁当タイムになるわけですが、このお弁当の後に子どもは眠たくなりがちです。
そこで「さあ、後半戦もがんばろう!」と子ども自身が思えるかどうかによって勉強に対する姿勢も変わり、もちろん成績にも影響してきます。

そのお弁当、いわゆる「塾弁」だけでももちろん親の応援は伝わっているとは思いますが、そこにひと手間加えて子どもを更に応援しましょう。
やり方は簡単、ひと言メモを塾弁に添えておくだけです。
「勉強、お疲れさま」
「後半もがんばってね!」
「昨日は遅くまで頑張ったから大変だろうけど、がんばってね!」
などのひと言メッセージをお弁当に入れておくと、子どもは嬉しいですね。
毎日である必要はありませんが、ときどき入れておくと子どものやる気はグンと上がるでしょう。

親子のコミュニケーションとしてのメッセージ

塾弁に添えるメッセージは「お疲れさま」や「がんばって」などの言葉に限らなくてもかまいません。
子どもはがんばっているので、過剰な応援は子どもの負担になってしまう場合もあります。
もっと気軽なコミュニケーションのツールとしてこの塾弁のメッセージを使ってみてもいいでしょう。

たとえば、
「今日は〇〇の大好きなケーキを買っておくよ!帰ったらいっしょに食べようね!」
「明日はお父さんも休みだから、みんなで遊園地に行こう!」
という塾での勉強をやり遂げたあとに待っているごほうびや楽しみを書いてもいいかもしれません。

またユーモアを交えて
「居眠り禁止!」
「こら、寝るな!」
など書いてみるのも面白いですね。
シールやイラスト、スタンプなどを使って書いてみるのもいいでしょう。
子どもに親が見守っているというあたたかさが伝われば、それが励ましになります。

中学受験をする場合、小学4年生から塾に通うのが一般的です。
そこから受験本番までの丸々3年間、学校のあとに塾に通い続けることになるので、子どもにとっては体力的にも精神的にも負担になり、ストレスも増えてきます。
子どもの意識だけでやる気も一定に保つことは、なかなかむずかしいものです。

親が塾に送り出すときに具体的なアドバイスを交えた声かけを何回も繰り返して続けるようにし、塾での授業時間をムダにしないようにわからない部分があっても、先生の話をきちんと集中して聞き続けるように伝えましょう。
また、塾の後半でもやる気が落ちないように塾弁にあたたかい親からのメッセージを添えるなどで工夫して、子どもを励まして塾の勉強に集中できるようにしてみてはいかがでしょうか。

この記事を書いた人
主任相談員 西村 則康 主任相談員 西村 則康 西村先生に家庭教師に来てほしい方はこちら
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