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成績の上がる学習サイクルを再構築するために親がすべき2つのこと

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更新: 2017年05月17日 公開:

塾に通わせてはいるけど、なかなか成績が上がらない、結果が出ないという場合、お子さんの勉強方法を今一度見なおしてみるのがよいかもしれません。
成績が上がらないお子さんの多くは「やりっ放し」に近い勉強をしていて、塾で教えてもらったことが効率よく身についていないのです。

ここでは、塾で頑張っているのに成績が上がらない、その理由と対処法にいついて考えてみたいと思います。

「今日の授業でいちばん大切なこと」がわかっているか

塾に真面目に通っているのに成績が上がらない、その理由の第1は、授業の受け方です。
今週の授業でいちばん身につけなければならないことは何か。最も大切なことは何か。それを理解して帰ってきているのか。
ただ漫然と先生の話を聞いているだけでは、なかなか授業の「最重要ポイント」を身につけることはできません。

1時間なり2時間なり、子どもを集中させることは大変なことです。
だから塾の先生は、途中に雑談をはさんだり、面白い話をしたりして、子どもたちが飽きることが無いよう「演出」をします。そしてもちろん、「今日いちばん覚えて帰ってもらいたいこと」をその中にちりばめるのです。

さて、問題は、その「今日いちばん覚えて帰ってもらいたいこと」をお子さんがちゃんと「これは今日いちばん大切なことだ」と認識するかどうかです。
お子さんに「今日、塾どうだった?」と聞くと、「楽しかった」という返答をするかもしれません。楽しくないより楽しいのがいいに決まってはいるのですが、楽しいだけではいけません。

授業に関して、親が関わる場面はここです。

「今日の授業でいちばん大切なことは何だって、先生は言ってた?」

こう質問してみましょう。

明確な答えが帰ってきたらOKですが、あやふやな答えだったら要注意です。

詰問にならないように注意したいのですが、塾での授業の様子を詳しく聞き、授業でのお子さんの様子を把握することから始めるのがいいでしょう。

「今日の授業で最も大切なことは何か」をお子さんが意識して授業に臨むようになると、授業の聞き方も変わってきます。「雑談」と「勉強」のメリハリをつけながら授業を聞くことができるようになるのです。

「宿題は作業ではない」とわかっているか

塾の授業をまじめに聞いているのに成績が上がらない第2の理由は、「宿題をやれば成績が上がる」と思っているということです。

授業で習ったことの理解を深め、自分でできるようになるための材料が宿題、のはずですが、宿題の中には「絶対にやらなければならない問題」もあれば「今はやらなくてもいい問題」もあります。
今週の授業でいちばん大切なことを身につける上で、絶対にマスターしておかなければならない問題はどれか。

宿題も「前から順番に全部やる」という発想ではなく、重要なものからやるという取り組みが必要です。
絶対にマスターしておかなければならない最重要問題はどれか、先生に確認する習慣をつけるとよいですね。

また、宿題が「やりっ放し」にならないよう注意も必要です。
お子さん任せだとどうしても「作業」に陥ってしまいがちで、「問題を解く⇒答え合わせをする⇒間違った問題は赤で正しい答えを書く」で終わってしまいがちなのです。
これだと「この問題ができなかった」ということの確認になるだけで、身にはつきません。

間違った問題に関して、どうして間違ったのか、解説を見て確認、理解するのももちろん重要ですが、それでもじゅうぶんではありません。
読んで理解し、改めて何も見ず、自力でもう一度解いてみる。その作業を丁寧にやることです。
意外にこの作業ができていないお子さんが多く、宿題をやっているのに成績が上がらない大きな原因なのです。
できればこの過程で親が関わり、わからなかった、出来なかった問題を1つでも多く習得させてあげることが重要です。

お子さん任せになっている授業の聞き方、宿題のしかたを今一度見直すことで、塾の授業を効率よく身につけて成績を上げるサイクルの再構築にチャレンジしてみましょう。

この記事を書いた人
主任相談員 小川 大介主任相談員 小川 大介
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